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触感系ボードゲーム「パティーランゲージ」とは?

そもそもの始まりは姉のスイス土産だった。「あんたは変なものが好きだから」と言って手渡されたのはスライムらしきもの。ところが容器から出してみると、かなり硬い。指で形を整えるとしばらくはその形を維持するが、時間がたつと液体のように流れてしまう。スライムと粘土の中間に位置するような新しい感覚だった。ストレス解消のためのオフィストイとして販売されているものらしい。

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このパティをコネコネしながらSuper Sensitive氏と話していたとき、折りたたみ型のスマホについて説明しようとして、言葉では上手く説明できなかったので思わずパティでその形を作って見せたところ、ありゃこれちょっと面白いねということになった。ピクショナリーのような表現を当てる系のゲームになりそうに思えた。

ピクショナリーは素晴らしいゲームなので、ひとりでも多くのひとに遊んでほしいと思っている。なのにどうゆうわけか日本では再販されず、手に入りにくい状態が続いている。ピクショナリーをパクろうということではなく、その潮流を絶やさないために、派生作品を作って販売しよう!と決意するまで、さほど時間はかからなかった。

そうしてゲームマーケットに応募し、「パティーランゲージ」の開発を始めたのだけれど、せっかくなのでピクショナリー最大の欠点をついでに解決することにした。つまり、2人でも遊べるようにしたのだ。2人で遊ぶ場合、片方が「表現する人」でもう片方が「当てる人」なわけで、正解したときに両者にとって「成功」とするならば、ゲームとして成立しないのが普通だ。

そこで、「お題カードをひっくり返して初めて勝敗が決する」というパティーランゲージ独自のルールが生まれた。これは実際に体験してみないと、なかなか理解できないだろう。ぜひゲームマーケット2020春でパティーランゲージを購入して、体験してみてほしい。僕は絵が描けないのだが、Super Sensitive氏のおかげで、とてもキレイなカードが仕上がったことも付け加えておく。

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