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2年の日

今日はドロが透明になって2年の日

いつもより多めに
ずっとドロのことを考えている日

実は先日から右肩に鉄の棒が突き刺さったみたいに痛くて(動かすとそのあとしばらく)
午前は病院へ
2、3時間待ちますと言われて、
「いいもんねぇ、ドロちゃんの写真とか動画とかみながらのんびり待つもんね」
と思っていたらなんでか知らないけどあっという間に呼ばれて、思ったよりあんまりみれずに診察へ

肩は、姿勢の悪さと仕事の時の体の使い方のせい
とのこと
バレエのお稽古以外ではわたしは常に猫背で肩が内側に入っていて、肩甲骨を開いていないそうです
よくない
すべてによくない

そしてバレエのことを話すと、先生は
「その時間増やしてください」と静かにおっしゃいました

動かす時間が足りないことは実感しているので、
固い意志を持って姿勢を保つことや筋力をつけることや上体を動かすことを心がけなければいけません


とりあえず、わたしが感じている痛みの割には思ったよりは大ごとではなさそうでひと安心


ドロのことを考えながら午後はお花屋さんへ


入ってすぐに見つけたピンクの千日紅

野花のような白い花と、よい香りのユーカリを選んで飾りました


よく一緒に散歩した近くの公園
高台にあって
海が見えて
ほんとうはこの公園の山側にある広場で
走り回ってたくさん遊んだので
そっちに行きたかったのに
雪が深くて入って行けませんでした

夢に出てきたドロは
当たり前みたいにわたしの顔をみていて
あれからまたいろいろと考えていました

幸せな入れ物でいられるように
わたしが健やかで、心地よく
機嫌良くいたいこと

ドロはいつもいつも、いつまでも大切な存在で
また会えると信じていること

透明になったドロはきっとほんとうに
そばにいること
(じゃないと困る。どこかで「おかあさん、おかあさん」ってひとりでいたら困る。)

そして、もしかしたらドロも
わたしがいつまでも
「ドロがいないよ」って思っていたら困っているかもということ

大切な人が心細そうにしていたら困る

雪の公園にも
車の助手席にも
作業中の膝の上にも


お布団の中にも


いつもドロはきっといるんだ


あらためてそんなことを思いながら
いちにちを過ごしています


最後の日々を思い出すと辛すぎて
あんまりみないようにしてる写真だけど
力尽きる時まで
一生懸命だったドロ
外に出たがって、ほんの少し歩けた喜び
苦しいのにそばに来ようとしてくれたこと
まだまだ、昨日のことのようです


きみを愛おしいと思える人生でよかった

きみのいないこの世界は
わたしにはなんだか大切なかけらがひとつ足りないみたいに感じるけれど
きみが安心してわたしの中にいられるように
背筋を伸ばして
痛いところを治して
笑って過ごしているからね

そばでみていてね、ドロ
感謝をこめて

2024.2.5

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