繍〜ぬいとり

細い糸で綴る刺繍の日々

繍〜ぬいとり

細い糸で綴る刺繍の日々

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プリスティンさんの展示前に刺繍して 会期中に種類を増やして [skip]と名づけたモチーフ 花たちは並んだり散らばったり 緑の中や道の端っこや 元はグラウンドだったのかなぁというざらざらの砂地みたいなところにも そして積み上げた石の壁の隙間にも それぞれの場所で咲いています 風に揺れる そこはみんなちいさなお花畑 お花があればみんなお花畑です お花畑といえばskipでしょう ということで、モチーフの名前は[skip]にしたのでした これは1番大きな今回の新作でした

    • ガーラントと名づけたモチーフ ずっとイメージの中にあったもの  まだまだこれから 始まったばかり 刺繍したいものが次々にあって どれをどの生地に、そしてどんな鞄に刺すのがよいのか 頭の中で正解のないパズルのよう

      • ちいさな願いごと

        ばったりと、懐かしい友人に会った ちょっとの時間差で絶対にそこですれ違わないような場所で 下りのエスカレーター わたしが降りる階のひとつ下に更に降りていく横顔に、思わず声をかけて肩に触れた 振り向いて驚く彼女を追ってとりあえずわたしもひとつ下の階に降りた しばらく近況を伝え合い 変わらない優しい笑顔にほっとした わたしがバレエをはじめたのは 地域の体育館の小さなお教室に彼女と一緒に通ったことがきっかけだった 幼い頃習っていたという彼女と毎週そこで共に汗を流しささやかに

        • おもいでさんぽ〜ワークショップatビブレサビ

          2つの展示が終わり 在庫がほとんどなくなってしまったことで早くも次の制作をしつつ、noteに書いておきたいなぁというできごとを写真を眺めながら振り返っています 今日はそのひとつ 5月に行われた小樽のビブレさんでのワークショップのようすと、みなさんの作品をご紹介 古い建物の、土間の奥にこんなふうにセッティング 灯りが足りないのでわたしが普段使っているライトを持ち込んでみなさんのお手元を照らしました 刺繍はとにかく見えていないとできないので、よく見えるメガネと灯りが必須

        • ガーラントと名づけたモチーフ ずっとイメージの中にあったもの  まだまだこれから 始まったばかり 刺繍したいものが次々にあって どれをどの生地に、そしてどんな鞄に刺すのがよいのか 頭の中で正解のないパズルのよう

        • ちいさな願いごと

        • おもいでさんぽ〜ワークショップatビブレサビ

          頭の中ではもう針と糸を持っているのだけど今日のわたしはひとまずバレエへ 身体のことをちゃんとやらないとたちまちバランスが崩れるのでまずはこっち 長く、気持ちよく手を動かすための遠回り にしても亜麻はかわいい 「ときめく」とはこのことか、という気持ちにさせてくれる

          頭の中ではもう針と糸を持っているのだけど今日のわたしはひとまずバレエへ 身体のことをちゃんとやらないとたちまちバランスが崩れるのでまずはこっち 長く、気持ちよく手を動かすための遠回り にしても亜麻はかわいい 「ときめく」とはこのことか、という気持ちにさせてくれる

          摘んできたお花がかわいくて 刺繍したいのと やらなければいけないことの狭間 毎日お花がかわいくて忙しい

          摘んできたお花がかわいくて 刺繍したいのと やらなければいけないことの狭間 毎日お花がかわいくて忙しい

          はなうた 終了しました

          まだ雪深いころに 毎年プリスティンさんの展示の日程が決まります 今年は少しだけ話が二転三転して わたしのスケジュールの組み立ても大きく変わって、この初夏の心地よい季節に23日間という長い会期をご用意くださいました 間にワークショップ2日間を挟み、ロングランの会期中、わたしはしっかりと制作の時間もいただき、追加の作品も少しお持ちすることができてなんだかとても充実していました 写真は途中で追加したサコッシュ ピンクッションは 札幌では初めてのお披露目のうえに、わたしもイン

          はなうた 終了しました

          休日

          わたしの毎日は散歩とバレエとお買い物以外はあまり外出せず 自分から誰かに連絡をとってランチに行ったり 積極的に何かをしに行ったりすることもなく 少しでも時間があれば全て制作に使うような日々 針をまったく持たない日はほとんどなくて きちんとした休みも取らず、悪く言えばだらだらとメリハリもなく手の中で時間が過ぎていく 展示のための準備や制作で緊張が続いた心身を休めに、いちにち日帰りで少し遠くへ出かけました 帯広にある2つの場所が目的地 ひとつ目は野草園 手入れされた森で

          はなうた 5日目

          昨日から予定を変更して 制作のために時間をいただいています 毎日たくさんの方にお選びいただいて ありがたいことに一部予想よりも早く完売してしまった作品があったりして 少しでも追加でお持ちしようと 制作に励んでいます 会場でお会いできなかった方がいらっしゃいましたらごめんなさい 会場で刺繍していた露草を おさんぽかばんに仕立てました 小さなサイズの方なので手提げ鞄のタイプです 貴重品とペットボトルが入るくらい 日常にちょうどいい、おさんぽでもお買い物でもお使いいただける

          はなうた 5日目

          はなうた 3日目です

          本日3日目の展示に向かっています 昨日はどうにか何も起こさず たくさんのお客様にお会いして 作品たちもそれぞれにお選びいただき サコッシュは10個くらいあったのだけど ありがたいことに完売となりました 朝いらした方が、このnoteをとても丁寧にご覧にくださっているとおっしゃっていて 他にも懐かしい方々も読んでくださっていることを知って相変わらず少し恥ずかしいような、とてもありがたいような不思議な気持ちになっています 作品だけでなく、わたしの日々も少しだけご一緒に楽しんでく

          はなうた 3日目です

          はなうた 2日目です

          朝の電車で記事を書いています 小樽の駅 古いホームはかわいいランプがついています 昨日は朝から作品たちがそれぞれに気に入ってくださった方々の手に抱えられ、懐かしい方も初めましての方も、そしていつもいつもの方々にもたくさんお会いできて嬉しいいちにちでした なかなかお会いできない人が展示の時は顔を見にきてくれたり、新たに作品を迎え入れたりしてくれる そして、刺繍や仕立ての少しずつの成長や変化にちゃんと気づいてくれて売り場で勿体無いほど褒めてくれる 懐かしい方は、かつての作

          はなうた 2日目です

          はなうた

          なかなかnoteが書けないまま搬入の日を迎えてしまいました いつものことながら制作と準備のバランスが取れず、しかも直前になってからやってみたいことがあってずいぶんと時間もエネルギーも注いで、 なんならこの状況で落ち着いてこれに取り組めるわたし、ある意味成長なのでは?と思うくらいでした (本当はバランスよく準備と制作をする方向に成長したい) 今夜搬入、明日からの展示は 一年ぶりの札幌です プリスティン札幌店さんにて今年もたくさんの作品をご覧いただくことになりました まだ雪の

          植物と 仲間と

          小樽 vitre sa vie mi-yyu さんでの企画展 『植物と』 3日間の展示は和やかで気ままでみんなが嬉しい毎日でした まずは開催してくれたビブレのおふたり 一緒に過ごしてくれたみなさん そして訪れてくださったみなさんに深くお礼を ありがとうございました 友達 と簡単にいうことに少し違和感があって こうして同じ場所に集って みんなが無理したり我慢したりせず 気ままで楽しい空間にできていること みんながちゃんとそれぞれの「好き」を大切に仕事ができていること それが

          植物と 仲間と

          搬入前に

          どんな人たちが見に来てくれるかな どんな人の暮らしの中に使っていただけるかなと あれこれ想像しながらお持ちする作品を選んで 搬入準備をしました 眼鏡ケースはすっかり定番になって 生地の色と刺繍モチーフ、糸の色を組み合わせて その展示ごとに一点ものもあったりしてずいぶんと種類が増えました 今回は植物以外にも 楽しくお選びいただけるようにと 新しいものをご用意 前から時々刺繍していた羽を 眼鏡ケースにも 偶然にも、車を降りた足元に落ちていた羽が このモチーフにそっくり き

          『植物と』

          わたしの暮らす小樽の街には昔の古い建物がたくさん残っていて、観光として眺めるだけではなく お友達のお勤めの会社のビルがとてもかっこいい古いビルだったり、飲食店や雑貨屋さんがその建物を生かしてすてきに使われていることもとても多いです 中でもわたしがすきな雑貨屋さんがあって 同年代の女性2人で、もうずっと長くお店をされている vivre sa vie+mi-yuu (ビブレサビミユ) https://www.instagram.com/vivmiyu_miyu?igsh=aj

          つくる気持ち

          noteを書かずにずいぶんと時間が過ぎてしまいました 雪は溶けて川の水が色濃くなって 花たちは一気に開いています 5月後半のグループ展と 6月1日からのプリスティンさんの展示に向けて 猛烈につくる日々 散歩や公園歩きで季節を楽しみつつ 作業机の上では散歩道の刺繍をしています 先日のこと そんな制作の手を少しとめて 個人的なお祝いの贈り物を作りました 実の姉のように、これまでどんな時もわたしを見守り続けてきてくれた人に この冬、初めてのお孫さんが誕生  「あお」くんとい

          つくる気持ち