繍〜ぬいとり

細い糸で綴る刺繍の日々

繍〜ぬいとり

細い糸で綴る刺繍の日々

最近の記事

植物と 仲間と

小樽 vitre sa vie mi-yyu さんでの企画展 『植物と』 3日間の展示は和やかで気ままでみんなが嬉しい毎日でした まずは開催してくれたビブレのおふたり 一緒に過ごしてくれたみなさん そして訪れてくださったみなさんに深くお礼を ありがとうございました 友達 と簡単にいうことに少し違和感があって こうして同じ場所に集って みんなが無理したり我慢したりせず 気ままで楽しい空間にできていること みんながちゃんとそれぞれの「好き」を大切に仕事ができていること それが

    • 搬入前に

      どんな人たちが見に来てくれるかな どんな人の暮らしの中に使っていただけるかなと あれこれ想像しながらお持ちする作品を選んで 搬入準備をしました 眼鏡ケースはすっかり定番になって 生地の色と刺繍モチーフ、糸の色を組み合わせて その展示ごとに一点ものもあったりしてずいぶんと種類が増えました 今回は植物以外にも 楽しくお選びいただけるようにと 新しいものをご用意 前から時々刺繍していた羽を 眼鏡ケースにも 偶然にも、車を降りた足元に落ちていた羽が このモチーフにそっくり き

      • 『植物と』

        わたしの暮らす小樽の街には昔の古い建物がたくさん残っていて、観光として眺めるだけではなく お友達のお勤めの会社のビルがとてもかっこいい古いビルだったり、飲食店や雑貨屋さんがその建物を生かしてすてきに使われていることもとても多いです 中でもわたしがすきな雑貨屋さんがあって 同年代の女性2人で、もうずっと長くお店をされている vivre sa vie+mi-yuu (ビブレサビミユ) https://www.instagram.com/vivmiyu_miyu?igsh=aj

        • つくる気持ち

          noteを書かずにずいぶんと時間が過ぎてしまいました 雪は溶けて川の水が色濃くなって 花たちは一気に開いています 5月後半のグループ展と 6月1日からのプリスティンさんの展示に向けて 猛烈につくる日々 散歩や公園歩きで季節を楽しみつつ 作業机の上では散歩道の刺繍をしています 先日のこと そんな制作の手を少しとめて 個人的なお祝いの贈り物を作りました 実の姉のように、これまでどんな時もわたしを見守り続けてきてくれた人に この冬、初めてのお孫さんが誕生  「あお」くんとい

          図案を書こうとスケッチブックを開いたのに、気づいたら柳ばかり描いている 好きだなと思う 春の柳は美しいから

          図案を書こうとスケッチブックを開いたのに、気づいたら柳ばかり描いている 好きだなと思う 春の柳は美しいから

          PERFECT DAYS

          気になっていた映画を観てきました 立て続けにいろいろな人たちがお勧めしていて そのタイミングでアカデミー賞の受賞をみて 調べてみるとまだ劇場でやっているとこのと ドイツ人の監督が撮った 東京に暮らすひとりの男性の日常 「PERFECT DAYS」 ネタバレになってしまうかも まだ観ていない方は ご覧になってから読んでいただいた方がいいかな なんだか、この映画を観た人と話したい でもうまく言葉にできる自信がないから 話さなくてもいい気もする だから備忘録のようにここに

          誰かが作ったものをみて その人が 作る時 楽しくて やってみたくて わくわくして作ったんだなぁと感じる時、すごくうれしくなる ノートに描いたものが こうしてかたちになるときの この嬉しさがわかるから この人もこんな気持ちになったんだなぁと思うからか この気持ちに名前はないけど

          誰かが作ったものをみて その人が 作る時 楽しくて やってみたくて わくわくして作ったんだなぁと感じる時、すごくうれしくなる ノートに描いたものが こうしてかたちになるときの この嬉しさがわかるから この人もこんな気持ちになったんだなぁと思うからか この気持ちに名前はないけど

          冬の色

          一度暖かい日が続いて 2月の景色とは思えない、雪のない道路と 温かな陽射しは なんなら少し怖かった そんなわけはない 2月は一番寒くて雪も多くて あと少しで春が来るからとみんなどうにか気をつけながら乗り越える季節 それなのに14℃ そんなわけがない それでも、もう雪を捨てる場所がなくなったり 寒くて、刺繍の手が冷たくてなんだか調子が良くなかったりしたので これはこれで有り難くもあって にわか春めいたことに、恐る恐る喜んだりもした けれどやっぱり冬は冬 ですよね、って頷

          なんとなく もやもやと嫌な気持ちの中 ふと覗いてみたら芽が出ていた コットンの種 愛でることで気持ちの切り替えになる こんな小さな種に救われるちいさなわたし

          なんとなく もやもやと嫌な気持ちの中 ふと覗いてみたら芽が出ていた コットンの種 愛でることで気持ちの切り替えになる こんな小さな種に救われるちいさなわたし

          百草の庭

          昨年の春先 ぬいとりの作品を丁寧にご覧くださっていることがとても伝わる、お取り扱いのご希望と 作り手の都合や気持ちを慮る言葉がたくさんの1通のメールをいただきました かつての店舗を閉められて、オンラインと出張販売が主となる現在のかたちの中で ご自身の歩みを確かめながらゆっくりと進んでいらっしゃる気がして 作品たちがささやかにでもその道すがら共に歩いていたらいいなと思いながら メールのやりとりを重ね作品をお渡ししてきました リクエストいただいたものたちは 店主の下田さんがわ

          2年の日

          今日はドロが透明になって2年の日 いつもより多めに ずっとドロのことを考えている日 実は先日から右肩に鉄の棒が突き刺さったみたいに痛くて(動かすとそのあとしばらく) 午前は病院へ 2、3時間待ちますと言われて、 「いいもんねぇ、ドロちゃんの写真とか動画とかみながらのんびり待つもんね」 と思っていたらなんでか知らないけどあっという間に呼ばれて、思ったよりあんまりみれずに診察へ 肩は、姿勢の悪さと仕事の時の体の使い方のせい とのこと バレエのお稽古以外ではわたしは常に猫背で

          夢で逢えたら

          会いたくて会いたくて どうしたらドロにもう一度会えるだろうと真剣に考えている自分に気づいて はっとしてから、すこし笑ってしまった 完全な依存だってことはわかっている 人よりだいぶ多めな母性の使い道がなくて 野鳥や動物園の動物に思いを寄せては やり過ごす毎日 普通の毎日は普通に過ぎるし 今でも毎日泣いているわけじゃない でも 会いたくて会いたくてたまらない いないと寂しいとかそんなこととも違う あるはずのものがない、その方が近いかもしれない このお布団で一緒に寝ていた 背

          夢で逢えたら

          めずらしく、ルーティーン

          毎日の習慣 決まったこと 起きたらすることや 寝る前にすること 食べるものやストレッチ 意識してしていると言うよりも いつのまにか決まったことばかり このごろ、ゆびさきのケアに お布団に入る前の新しいルーティーンが加わりました 何かやろうとしてもなかなか続かないわたしの めずらしく、新しい習慣です 友人がくれたクリームキット 蜜蝋がはいっている瓶を 湯煎して一度溶かしてから冷やして固めると やんわりクリームになるのだそう 中には蜂の巣? 蝋のかたまりのようなものがあ

          めずらしく、ルーティーン

          おひとついかいが

          今日は少し暖かいと思うと0度くらい 午前中にあれこれ済ませて部屋に入って ストーブをつける前の窓には薄く氷が膜のように張り付いています もう座ったままでは海も見えなくて 立ち上がるとようやく雪の山のむこうに 海、そして山 この山は大きな湾になった小樽の海の向こう側 増毛や留萌のほう お天気によってとても近く大きく見える日があります 年末にgentle treeさんで参加した お正月飾りのワークショップ ちいさな姫りんごや、赤い南天の実をたくさんつけて思い思いに作りま

          おひとついかいが

          新しい年に

          今日は1月6日 新しい年のはじまりに大きなニュースが流れて まだたった6日しか経っていないのに なんだかとても重く長い時間に感じます とはいえ、テレビをほとんど見ないわたしが知るのはほんの少しの情報で リアルに感じたのはSNSで見聞きする微かなこと 夜には飛行機の事故のニュースに その日の夜東京に帰る姪っ子が千歳に向かっていた最中だったこともあり さらにその事故が起こってしまった経緯を知るとどうにも言葉が見つからないのでした こんな時、みんなが思い思いに発信することは

          2023年の終わりに

          今日は少しだけ気温があがって 外は朝から湿った雪が降っています 午前のうちに市場にお買い物にいって 楽しくなってしまってちょっとあれこれお買い物をして、くじ引きでもらった500円のお買い物券でお肉屋さんの牛すじを買ってきました 年明けにカレーを作ろうと思います あんまり雪がきれいなので近くの高台にある公園に寄り道 銀色の世界に誰かの足あとが 白樺はわたしの大好きな樹木のひとつ 木立に雪がびっしりとついて 肉眼ではもっと透きとおるような景色でした 雪を撮影するのは難しく

          2023年の終わりに