見出し画像

めっきらもっきらどおんどん

降谷なな という絵本作家さんの原画展に行ってきました

わたしが短大を卒業して20歳
ひとりで31人の4歳児との日々を過ごした頃
子どもも大人も大好きな絵本の一冊
「めっきらもっきらどおんどん」
それが、降谷さんのデビュー作でした

夏休み、誰も遊ぶ人がいなくて
神社の大きな木の下で主人公のかんたが
めちゃくちゃな歌を歌うことで
不思議な世界に行ってしまうお話


絵本の表紙となった原画

何度も何度も読んで
その後わたしは子育ての間もほんとうにこの本をよく読みました

息子も娘も大好きで
今回は26になった娘と、双子の姉と姉の20歳の娘との4人でゆっくりと楽しんできました

おちる おちる おちる。。。

読みながらいつも、一緒にその世界に落ちていくような感覚

そしてそこで出会うすてきなひとたち



モモンガのように風呂敷で空を飛ばせてくれる
しっかかもっかか

ビールの王冠や綺麗な海の底が見えるガラスの玉をもつ、おたからまんちん



そして長い長い縄で月をひっかけて縄跳びする
もんもんびゃっこ

お話はかんたがお母さんを呼ぶことで
元の世界に戻るのだけれど
不思議な夏の思い出のような
余韻のある物語です


わたしの知らない絵本もあって

「きょだいなきょだいな」


これはなんと切り絵を貼っていてその表現が秀逸

絵本の内容もとても斬新で面白くて
今度本屋さんで見つけたらやっぱりこれは欲しいな




「ともだちや」
というキツネとオオカミのシリーズも大好き

娘とは特にこれをずいぶん読んで
2人で懐かしく眺めました

キツネは友達が欲しくて
「ともだちや」というのを始めます

1時間100円、2時間200円〜

そう言って歩くとオオカミが言いました
「おいキツネ」

キツネはオオカミといろんなことをして遊びます
帰り際、お金をもらおうとするとオオカミが怒り出します

「ともだちから金をとるのか!それはほんとうのともだちか!」

キツネはハッとして
「じゃあ、明日もきていいの?」と尋ねます

オオカミは
「明後日もな」と答えます

それからキツネとオオカミはほんとうの友達になるのです

そこからもまたいろんな気持ちになっていろんなことが起きる「ともだち」シリーズ
これもまた、わたしの大好きな絵本たち

他にもわたしは持っていない絵本の原画がいろいろとあって、降谷さんの世界観をたっぷりと楽しんできました


お好きな方がいらしたらぜひに
会場にはそれぞれの絵本が置いてあって、
一冊一冊ゆっくりと読んで原画を眺めることができます
クーラーがたっぷりときいていて、羽織ものがあるといいかもです

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?