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新しい年に

今日は1月6日
新しい年のはじまりに大きなニュースが流れて
まだたった6日しか経っていないのに
なんだかとても重く長い時間に感じます

とはいえ、テレビをほとんど見ないわたしが知るのはほんの少しの情報で
リアルに感じたのはSNSで見聞きする微かなこと

夜には飛行機の事故のニュースに
その日の夜東京に帰る姪っ子が千歳に向かっていた最中だったこともあり
さらにその事故が起こってしまった経緯を知るとどうにも言葉が見つからないのでした

こんな時、みんなが思い思いに発信することは
もしかしたらとても軽いものに感じるのかもしれないけれど、それでも背中を押してもらえたり
やっぱり動いてみようと思えたり、同じ思いでいることを知るだけでも心強いのかなと思います

まずは自分たちにできることを
そして心も体も健やかでいるように


大晦日の真夜中
いつもの散歩道を眺めながら
除夜の鐘を聴きました
2024年のはじまり

年末に
gentle treeさんで作った
お正月飾り
眺めるたびに嬉しい
作ってよかった!



大晦日の夜
かつての刺繍教室の頃の生徒さんからメッセージが届きました
いつも凛として 女性としても憧れの方

ご家族のことでいろいろと大変な一年をお過ごしの中、いつもいつもこのブログを読んでくださっていたこと
あの頃と変わらず、刺繍を眺めてはとても楽しんでくださっていたこと
そして、わたしの一年振り返りの駆け足のような記事を読んで「人生はいいものだな」と思ってくださったと

なかなかお会いすることはないけれど
折に触れて、わたしが辛い時には深い思いで寄り添ってきてくださいました
こんな温かい気持ちでわたしの日々を見守ってくれている人がいるのだと思うと 
なんだか人は強くなれるものですね


初詣の神社にて
おみくじは末吉
心引き締めて過ごします

年明けには古い友人と久しぶりの長電話
なんと4時間弱!
千葉に住む彼女は、かつてわたしが工房からの風に出展した時、貴重なお休みに二日間わたしのテントで共に立ってくれたひとでした
明るくて元気でまっすぐで
どんなにかこれまでに助けてもらい支えてもらってきたことか

ひとりで聞くにはもったいないほどの彼女のおもしろい話と、時にはお互いに真剣に内面の話をすることもあって
彼女は自分の経験から得た大きな答えをわたしに伝えてくれました

「失敗してもいいのだと言ってもらえること。
それこそが人がほんとうに輝くこと。」

そして、心躍ることを大切にしてねと
作るわたしへのエールをくれました


わたしはこんなふうに
だれかをあたたかく見守ったり
思いを寄せて伝えたりしているだろうか

改めて、近くの人も遠くの人も
思いはちゃんと伝えていたいなぁと思う新年なのでした
そして、こうして伝え合える人たちに出会ったこの人生はほんとうに豊かでありがたく
しあわせなものだなぁと感じています

元旦にはバレエの初稽古
ちいさな女の子から、たったひとりの男の子や、コンクールに出るような生徒さんや、かつて通っていた遠くから帰省中の方々まで
長く通われているこのお教室の空気は
先生のバレエへの情熱と
淡々と続けてこられた証
わたしはその輪に入れていただいて2回目の初稽古でした

今年はお仕事がたくさんで、昨年のようにはいかないけれどまだ少しでも上手になりたい
新しいポワントを、今年は買おうと思っています



春からのたくさんの展示のための制作をしています

3月に地元小樽でのちいさな企画展
初夏には東京でいくつか作品たちをご覧いただくことになっています

作っても作っても間に合わない気がしますが
そんな中でも惜しみなく
真ん中を
変わらず今の精一杯を込めて作りたいと思っています

刺繍がわたしを今のこのしあわせな日々に連れてきてくれました

この人のようでありたいと思える人に
出会わせてくれて
その人がわたしの日々を見ていて
年の瀬のお忙しい中、メッセージをくれました

どんなに急ぎ足の日も
針を動かす時、こうして出会ったことを忘れずにいたいと思います

作品たちとともに、またたくさんの方にお会いできますように
本年も、繍ぬいとりをどうぞよろしくお願いいたします

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