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クリスマスに工藝を灯して

今年もヒナタノオトさんの企画展
「クリスマスに工藝を灯して」にお声がけいただいて秋から作品たちを用意してきました

北海道からはお天気も心配なのでいつも早めに作品たちを発送するのですが
今日はまだ制作途中の作品を横目に
ひたすら撮影と、梱包
つい先ほど無事に宅配の方に作品たちを託しました

みんなみんな、寒い空を飛んで
暖かい店内に並べてもらってね

こちらは先週末からすっかりと雪景色

お布団も、いちばん分厚い毛布をだして
電気毛布もつけちゃったりして
背中にはカイロも貼っています

関東はまだクリスマスムードにはなっていないのかもしれませんが、こちらはもうすっかり冬

あかりのついたヒナタノオトさんの店内に
全国から寄せられた作品たちが
灯るように並べられるようすを思い浮かべながら
このnoteを書いています



会期は3つに分かれていて
ぬいとりはvol.1からなので今週末からのスタートです


いつもクリスマスらしいモチーフや
贈り物に良さそうな作品を
と夏の終わりくらいから考えているのですが
今年は刺繍の好きな方へ、手芸が好きな方への贈り物にと
ちいさな針山を作ってみました




キャンドルや久しぶりに刺した羽の刺繍
冬の夜やちいさな花も
このちいさな山の斜面に載せるとちょっとしたお道具っぽくてかわいいです

中にはいろんなものを詰めてみて試作しましたが
最終的にふっくらとしてかたちがきれいに出たので羊毛を詰めて完成

重しのために底部分には小豆が入っていて
小さかった頃静内の田舎でおばあちゃんとやったお手玉を思い出しながら机の上でぱらぱらと落ちる小豆を拾い集めました

お手玉って、縫い目から時々小豆がおちるんです
ほどけてきて
子どもの時より、なんだか小豆が小さく感じたのはわたしがもう小さくないからですね
小豆がたくさん入ったのと、ちょっと少ないのでは使い心地が違って、好きな手触りのお手玉やうまくできる使いやすいものがあったなぁ


はっ
いつのまにか思い出散歩に出掛けていました
ごめんなさい

話を戻して
この針山、ふわっとしてるのでちいさな缶やお道具箱に入れて持ち歩くにもきっと便利です
刺繍は出かけた先でもできるし
家族が帰ってきてお道具をささっとしまう時にもよいかもしれない

たくさん作れたらいつかワークショップの時に並べられたらいいかもなぁなんて思っています

この山の刺繍はもっぱらわたしのお気に入り
マニアックだし、ぬいとりらしいかといえば全然そんなことはないので、どなたかにお選びいただけるかはわかりませんが思いのままに作るわたしのひとかけら
どこかで気に入ってくださるかたに出会えたら嬉しいです


今回は新たにちいさなショルダー
サコッシュを制作
冬らしいあたたかみのある生地を使って
少ししっかり目の芯を貼り、もこもこと着込んだ季節のお出かけに身軽にお使いいただけるかなと思っています

サコッシュ作りが楽しすぎて
まだ制作予定だったものが未完成。。。
追加で会期中にお届けする予定ですので
完成したらまたお知らせいたします

書きたいことも考えていることも
いろんな日々の思いもいろいろとあるのに
なかなか落ち着いてここに来ることができず
日々制作の毎日です

この手からうまれたひとつひとつが
みなさんの笑顔と嬉しいの瞬間を感じているのだと思いつつ、また手を動かそうと思います
(目の前には昨日の続きの刺繍)

追加でお届け予定の
散歩道の鞄


作品たちのことはまた改めて記事にしたいと思います
お楽しみに


おまけ

夜な夜な作業をしていると
部屋のあちこちに飾っている枯れた植物たちの影がとてもきれい

このままを刺繍できたらとぼんやり眺めました

頭の中には刺繍したいものや作りたいものがたくさん
眠くならない体と
痛くならない肘と肩がほしいなぁ
なんて思います

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