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「旅する百草」

「百草園」
東京には、まだまだ聞いたこともない知らない街があって、たまに電車に乗ってぼんやりと路線図を眺めては駅の名前に惹かれて行ってみたくなります。
(以前、目にしてとても印象深いのは「鶯谷」(うぐいすだに).お話に出てきそうな名前です)

この度新たなご縁をいただいたのは「百草の庭」さんといって、現在はオンラインや出張販売、企画展などで全国の作家さんの作品をお取り扱いされているギャラリーショップ。
かつては東京の百草園という駅の近くにお店があったとのことで「百草の庭」さんというようです。

百の草です。
妄想がとまりません。

初めて聞いたけれどかなりすてきな名前。
どんな景色があってその名前になったのでしょう。
わたしがまだみたことのない草がたくさん風に揺られていたのかなぁ。
昔の人にとって、よほど他の場所と違う
特別に草がいっぱいだったのかなぁ。


これはこの季節満開のマイヅルソウ
群生しているとそこだけ別世界のよう


この度、百草さんが作品をご紹介くださるのは
「旅する百草」というお出かけの展示会です。
川崎市にある、こちらもなにやらとてもすてきなお店で作品たちを直接ご覧いただくことになるそうです。
(展示が終わり次第オンラインにてご案内してくださいます)

百草の庭さんのInstagramはこちらです


「旅する百草」

日程/ 6月9日(金)〜6月11日(日)
時間/ 11:00〜17:00
場所/ roo space 1階
川崎市麻生区上麻生3-21-11

Instagramではこれまでも繋がっていて
わたしはいつもオーナーの方が作品をご紹介される言葉がとても好きでした。

作り手にも作品にも、大切にしたいという思いが
どこからか伝わってくる
そんな気がしていました。

ホームページを覗いてみると
「自然が作り出したもの、人の手が作り出したもの  どちらも美しく、わたし達を励ましてくれる」とありました。

あぁ、だからか
その思いがあって、作品をご紹介くださる言葉達になっているのだなぁと、するすると見えない糸が繋がっていくようでした。

そしてこの春、わたしのページを丁寧にご覧になって、ご希望のモチーフやデザインなど細やかに、それでいて作るわたしのこともとてもお気遣いくださってメッセージをくれました。

ご自身でもヒナタノオトさんで眼鏡ケースをお選びになって愛用してくださっていることもあって
いろいろなやり取りから今回の「旅する百草」には眼鏡ケースをメインに鞄やポーチなど、25点ほどお作りしました。



眼鏡ケース、ポーチ、ワンショルダーの鞄
ちいさなトート鞄、久しぶりに作ったブランコショルダーなど

それぞれに、プリスティンの展示が終わってこの1ヶ月
遠い空に思いを馳せながら手を動かしたもの達です。

またこのお出かけの展示のあとはオンラインでご紹介くださるので、追加で巾着ショルダーやボストン、おとも鞄などお作りしてお渡しすることになっています。

海を隔ててこちらにいると、
向こうのできごとがいつも羨ましくて
ほんの少し寂しくもなる時もあるのだけど
この手から生まれた作品達がみんなどこかで誰かの日々に喜んでお使いいただけていたら
それはそれで十分に幸せなことだなぁと思っています。

作品達についての写真や作っていた日々のことなど、また明日から少しずつ載せていこうと思います。

なかなか気温が上がらず、それはそれで過ごしやすい毎日。
雨の予報が多くなる季節です。
みなさまどうぞ、健やかに穏やかに。

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