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なぜ「ほどほどミニマリスト」?

ミニマリスト。この言葉は今となってはネット上であふれています。
一人暮らしの人だけでなく、家族と同居している人も、ミニマリストになって人生が変わったという発信がSNSでたくさん見かける昨今。

「ゆるミニマリスト」「シンプリスト」・・・
ミニマリストだけでなく、それから派生した言葉たち。
その中で、あえて私はあまり普及してない(?)「ほどほどミニマリスト」を提唱します。

1.完璧主義をやめる

究極系ミニマリストを目指さないワケ

ミニマリストになる前の私は精神を病み、もともと終活(身辺整理)をしていました。人一倍、自分を追い込む習慣がありました。一度引き受けたことは絶対にやり遂げないと許せない。仕事の質にもこだわりが強く、精神を病んだ時に会社の人事担当者から言われたセリフは「○○さん、何をどこまで目指してるの?」でした。幼少期から100点を取らないと自分を認められない人間でした。

ストイックにならなくていいんじゃない?

究極なミニマリストで有名なインフルエンサーの方々、みなさん潔くて素晴らしいと思います。あれだけきっぱり貫けたなら、確かに人生が180°近く変わるかもしれません。私も完璧主義を適応してミニマリストとして生活していくのなら、ああいった生活を目指すでしょう。だってなんだかカッコいいし。
自分の必要最低限をどんどん削って削って、私のイメージする完璧なミニマリスト像を追いかけるでしょう。でも、それって今までの完璧主義で自分を苦しめてきた私と精神状態は変わらないんじゃない?と考えました。
(※ミニマリズムを極めている方を批判するわけではありません。ただ完璧主義者だった私には合わないだろうと判断しています。)

2.意識高い系でもなければキラキラもしてない

朝活に憧れつつも挫折

朝活。これはミニマリストだけがしているわけではないですし、世間的に広まっているものですが、私が意識し出したのはミニマリスト寄りになった頃でした。朝から勉強したり発信活動の投稿などに時間を有効活用したり、自分もそういう暮らしに憧れました。約3ヶ月、午前5時半に起きる生活を頑張りました。ただ途中から本業に支障をきたすようになり、帰宅途中(夜遅くのバスの車内)で倒れ中断しました。もともと、虚弱体質で体力のない私には苦しいものでした。それでも憧れや尊敬の気持ちが抜けないので、また挑戦してみたいです。でも無理はしないつもりです。

キラキラした発信者を夢みつつも・・・

SNSのミニマリスト(ゆるミニマリスト・シンプリスト含む)の発信って何と言うか、すごくキラキラしてるんですよね。こりゃファッション的に目指す人も出てくるよね、と思うほど。私はそういった素敵な方々に尊敬の気持ちを持ちつつも、自分の性に合わないだろうなとどこか気づいていたりします。これは私自身が「終活してたらミニマリスト になった人」というちょっと異例なタイプだからというのもあります。投稿した時も、片付けメソッドや持ち物紹介よりメンタル改善の発信が圧倒的に見られます。

3.ほどほどミニマリストって?

勝手に定義してみた(他のミニマリストと違うこと)

  • 穏やかに過ごすことが第一目的(精神的な安定)

  • 効率化より快適さを優先する

  • 所持品の定数にこだわらない

  • 「私服の制服化」など世間のミニマリストがよくやってることは自分流に取り入れる程度 ※この辺りがほどほど

  • 「捨てるのを悩む時点で不要、即捨て」など極端な考えはしない

  • 好きなものには妥協せずこだわる(趣味や好きなもの)

  • ミニマリストに正解はなく千差万別と認識する

  • 完璧主義や白黒思考はやめて「グレー」も持っておく


さて、どうでしょう?
これは私が他でも提案しているものなのですが、どちらかと言うとメンタル面に切り込んでいると思いませんか?
私はこれらを意識するようになって他のミニマリストの方に影響を受けすぎたりせず、自分らしい「ちょうどいい」ミニマリストに近づいているように感じます。
実際、身近な人から「なんか昔と変わったよね」と言われることが増えました。

終わりに

「ほどほどミニマリスト」は精神的な安定をもっとも目的としているミニマリズムであると位置づけています。「ミニマリスト」と一言で言っても、色々なタイプがいるよね、というミニマリストの多様性について執筆した記事も以下で紹介しています。


「ミニマリストの片付け」様のサイトに記事を掲載していただきました!
https://minimalist.press/6-types-of-minimalists-ii3/

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