IPOを目指すときの証券会社選び

IPOを目指す際に重要なことがいくつかありますが、そのひとつが主幹事証券の能力を理解することです。東証上場を目指す場合、国内証券会社を主幹事証券として選択してコンサルを受けなければなりませんが、これが問題です。証券会社の担当者の能力が低すぎることがあまりに多いためです。おそらく、忙しくて把握できないと言い訳をするのでしょうが、そういう問題ではなく、ほとんどの証券マンはレベルが低いのが現状です。しかし、証券取引所に上場するには会員である証券会社の推薦が必要なため、既得権益としてあぐらをかき、低レベルのコンサルを続けているのが現状です。これもやむを得ず、既得権益の証券会社から推薦書をとるしかないのが現状です。

それゆえに、レベルの低い証券マンに文句を言わずに従うことが上場の近道です。むしろ、証券会社はレベルが低いのでコンサル契約を締結しても有益な情報提供を行われることが期待できず、低レベルな質問が延々と続きます。それに対して反発すると、上場ができなくなるという理不尽な世界が日本のIPO準備です。現状ではそれも受け入れざるをえないと言えます。