EVと駅のシナジーありそう?

こんにちは、ウミガメです。
今回は何の根拠もなく、私が思考したことを垂れ流していきます。

1.EVトレンド

まず、EV(Electric Vehicle:電気自動車)は、既存のガソリン車による化石燃料の枯渇、地球温暖化効果や排ガス・騒音公害などの問題から、EVシフトが欧米や中国などで始まっています。日本でも2021年に当時の菅総理が2035年までにガソリン車の新車販売禁止を目指すと宣言したためEVシフトが始まっています。2023年6月時点に販売された乗用車の3.9%ほどを占めているそうです。

筆者としては、現状日本が世界最強のガソリン車製造国であるゆえの産業構造の崩壊や、単にハイブリッド車の方がエコそうだなーとか、雪国では低温環境による始動不良を考えるとガソリン車の方が良さそうだなーとか、様々な思いがありますが、世界のトレンドと言われたらそれまでなのかもしれません。

2.EVの特徴

EVの特徴はなんといっても電気でモーターを回して走ることにあります。これにより、複雑なガソリンエンジンを不要とするため、数多くの新規参入が見込まれ、今後ますます低価格の自動車が手に入りやすくなると言われています。

どういうことかというと、ガソリン車にはエンジンが不可欠で、ガソリン車の製造には高度な技術と大量の部品による高度なサプライチェーン(供給網。たくさんの下請けや資源元とつながる取引関係のひろがり)が必要となるため、新規参入がしづらい業態でした。さらに近年のモータリゼーションにより自動車は市民生活に欠かせない必需品であるために、長らく巨大な既得権益と化していました。

しかし、EVはガソリン車に比べると比較的部品がシンプルで調達しやすく、また電気制御で済むためにIT企業がスマートデバイス(要するにスマホなどのIT便利機械)と関連づけて開発することが容易になるため、EVの会社として有名なテスラのようにIT関連企業や関係者の参入が可能となったのです。また自動運転との相性がよく、今後のテクノロジーの発展に伴い移動は車に任せて自分たちは車内で自由に仕事や趣味を楽しめるという素敵な未来が来るかもしれません。

3.バッテリー・充電問題

EVは車載バッテリーに充電して走ります。しかし充電時間が非常に長く、ガソリン車のように気軽にスタンドによって補給するといったことができません。そのためゆとりを持って行動せねばならず、しかも現在ではまだ航続距離が短いため長距離移動に向きません。(とはいえ200km、400〜500kmのものがトレンドで、国内で走る分には充分使えるようにはなっている)

そして最大の問題が充電スタンドです。現在、乗用車に占めるEVの割合が低く、充電スタンドも一定間隔に広まってきたため、概ね充電には困らない状況になっているかと思います。しかし、2035年に国内全車EV化すると充電時間が長い上に数が少なく「充電渋滞」が予想されます。さらに昼間のEV運転需要が高まると昼間の充電需要が高まると予想され、夏の昼間など電気供給が逼迫することが容易に想像がつきます。すると車を使いたい昼間は電気代が高騰したり、スタンドに立ち寄れないといった問題が発生します。

単純にスタンドを増やせば済みそうな話ですが、「充電に時間がかかることと安すぎること」がネックとなります。営業回転率が悪く、たくさんの車を捌けない割に、電気も安価で求められやすく高く売れないことが予想されます。つまり「早い安い、らーめん」にもなれず「高いうまい、寿司」にもなれない。その割に広い駐車スペースが要求されるため不動産投資が必要で、価格の高い専用の高圧電気を仕入れなければならず、充電スタンド設置するデメリットは大きいものとなります。


そこで、中国ではバッテリー交換をしてしまうカートリッジ方式を採用しているところがあります。プリンターのインクカートリッジを交換するように、EVバッテリーを丸ごと交換してしまうやり方です。

4.充電スタンドを持てそうな業態

現在、コンビニやスーパー、レストランという意見がありますが、滞在時間が短すぎると充電渋滞による本業への悪影響が考えられます。

逆に滞在時間が長いショッピングモールやアウトレットの商業施設、遊園地や水族館など遊興施設にある広大な駐車場を持つ施設であれば比較的良いかもしれません。またホテルなど夜間に駐車する業態では夜間電気代は比較的安いため、かなり良いです。

また駅やバス、飛行機の需要が高まるのではないかと思います。職場でも必須になってきますが、企業への負担が大きく控除として差し引かれる可能性もあります。同様に社用車も企業への負担となるため、ある一定の公共交通機関への移行が予想されます。そうなると駅に充電スタンドがあれば、自家用車も社用車も駅に止めて、目的地でレンタカーをするか公共交通機関に乗り換えるのが一般的になりそうですね。

5.税金と電気代

しかしこうなると私は邪推してしまいます。そう、税金です。日本では人口が減少しており、自家用車や社用車の需要が下がり販売台数が現在よりも減ります。さらに道路の改修のためにガソリン税などを回収していましたが、EVシフトのために航続距離に応じてとることになりました。そのためますます乗用車需要の低下が見込まれます。

しかし税金は取らなくてはなりません。それが財務省です。上述したように大型施設で充電スタンドを利用するのが一般的になると予想していますから、不動産に対する固定資産税を増税、または新たに充電スタンド税を課税する動きになると思います。固定資産税の増税は大企業や富裕層の流出などデメリットが大きく、消極的ではないか?と思いますので、充電スタンド一機ごとに何%と言った新税の方が可能性は高いと思います。低%でも必需品ですので確実な増収が見込めます。そしてなにより昼間の電気が逼迫するのも目に見えていますので電気代にかかる税金の上乗せも大いにありえます。

そのため、今後電気を多く消費する製造業などでは衰退が見られるのではないかと予想します。逆に電気代が高すぎると産業も衰退して税収が減って困りますので、水力発電や原発といった大型発電設備の公共事業が活発化することも予想されます。さらに企業や家庭でも「送電から創電へ」みたいなキャッチコピーが生まれて太陽光パネルや風力発電と言った発電ブームが2030年あたりに起こるかもしれませんね。ある意味逆に景気が良くなる時期が来るかもしれません。

またガスや灯油がよく売れるようになると思います。電気代が高騰するという前提に立てば、オール電化にすると生活できない状況となり、冬場のストーブにガスストーブや灯油ストーブが人気になりそうです。またガスのお風呂やガスレンジの方が経済的と言われることになるでしょう。

6.まとめ

いかがでしたか?完全に妄想連想ゲームで記述してきたので、あまり当てにされないでください。さらに、ここまで電気代が高騰する前提で進めましたが、逆に時の内閣の方針次第で電気代抑制などとなれば結果はまるで異なります。今後の政局次第ですね。それではまた!

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