トナーリがサンシーロ帰還に想い馳せる「90%くらい感情的になるだろう」
イタリア代表MFサンドロ・トナーリが、古巣ミランとの直接対決を前に記者会見に出席した。地元紙「Chronicle」など複数メディアが内容を伝えている。
ニューカッスルは21年ぶりとなるUEFAチャンピオンズリーグの復帰初戦を、ミランの本拠地サンシーロで迎える。
「抽選会を見ていたけど、なるべくしてなったという感じだね。運命だよ! 良い試合になることを願っている」
「明日は90%くらい感情的になるだろうね」
「今日はまだ10%くらいだよ。すでにミランで仲良くしていた人や、連絡をとっていた人達にも会う事ができた」
トナーリは過去3シーズンに渡ってミランでプレーしており、ジェンナーロ・ガットゥーゾの背番号8を背負うなどバンディエラ候補として注目を集めていた。この夏にプレミアリーグへの挑戦を決意することになったが、幼少期から応援してきたロッソネロへの想いが消えることはない。
「フットボール界でこんな感情にさせられることは滅多にない。彼らは僕にとって特別な存在だし忘れることは一生ないだろう。成功のチャンスを僕に与えてくれたチームを今も応援しているよ」
「状況は大きく変わって、僕は対戦相手としてここにいる。こういった感情に惑わされないようにしなければいけない。まあ、問題はないよ」
「この夏は僕にとって苦難の連続だった。難しいスタートだったけど、初戦を戦ったあたりから気持ちがラクになって、ハッピーになったんだ。プライベートでも、ニューカッスルの選手やスタッフが支えてくれているんだ」
「最初は言葉の面で本当に、本当に苦労した。皆と会話するのがとにかく大変だったけど、それが簡単になるにつれてハッピーになっていた。どんどん良くなっている」
「フットボールを愛し、僕を支援してくれる人達に出会えて幸運だ。素晴らしいクラブ、そしてスタッフと出会う事ができた。ニューカッスルに来てから2ヶ月だけど、彼らは四六時中仕事しているんじゃないかってくらいフットボールを愛している。僕自身も、いつまでもプロフェッショナルでありたいと思わせられた」
サンドロをミラニスタに育て上げたのは、同じく熱狂的ミラニスタであり
、彼を少年時代にサンシーロで連れて行った父親である。
「彼がどちらを応援するのかはわからないよ(笑)」
「僕のことばかり考えて欲しいとは思ってないけど、気にかけてはくれるだろう。もちろん応援してもらいたいけど、ファンにとっての推しクラブを変えることはできないんだ」
「多分、ミランを応援しつつ僕のことも応援してくれるはずさ。引き分けを望んでいるかもね?」
トナーリ凱旋でも注目を集める一戦は19日、日本時間の25時45分にキックオフを迎える。
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