【光る君へ】ドラマレビュー第19回公開されました
クロワッサンオンライン 連載中、大河ドラマ「光る君へ」ドラマレビュー第19回更新されています!こちらからお読みいただけます↓
劇伴と称されるくらい、お芝居・映像作品において音楽って大切ですよね。登場人物の喜怒哀楽、物語の盛り上がりを表現するのに欠かせないものです。
ただ、個人的には「はい、ここ泣くところです!」「感動するところです!」など音楽が大仰にすぎると、鼻白むことも少なくありません。あるいは、この場面にこの音楽、合ってるのか……?演者は悲しい場面として演じているように見えるが、音楽ではコメディ仕立て?など、引っかかって集中できなかったり。このあたりの塩梅が、演出や編集、音楽監督の腕の見せどころなのかもしれません。
『光る君へ』の音楽の使い方は独特だと思い観ています。冬野ユミ氏作曲の音楽が個性的であるのは勿論、使いどころが絶妙。
まひろと道長が相手を想うときにギャリーン!!とエレキギターを効かせた曲が流れたり、ききょうが己の志を語る際に、オスマントルコ軍楽隊のようなBGMだったり。そこでその曲!?となるものの、ストレスに感じないのが面白い。もちろん、情感豊かに味わいたい場面に流れる音楽も素晴らしい。
これからも音楽とともに『光る君へ』を楽しみます。
(つづく)
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