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虎に翼 第21話

穂高先生(小林薫)が、直言(岡部たかし)の弁護についてくださるという。しかもそれは、花岡(岩田剛典)の提案だと。
はるさん(石田ゆり子)寅子(伊藤沙莉)、優三(仲野太賀)と共に頭を下げたい気分である。

優三「僕はただの書生です」
寅子「ただの、じゃないです。優三さんは家族ですよ」
その言葉に心から嬉しそうな優三の顔と、複雑そうな花岡の表情。
花岡くん。君はもしやほんのちょっとだけ、めんどくさい男子だね……?

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久しぶりに出席した大学で、よね(土居志央梨)から手渡されたノート。寅子のために皆が代わりに綴っておいてくれたもの。
何も言わなくとも伝わるってのが、いい。

そしていつも、口さがない小橋(名村辰)と稲垣(松川尚瑠輝)が寅子を笑顔で迎えてくれた理由……
轟「これ以上(暴言を)続けるならっ、殴る!!」
小橋「もう殴ってるっ」
完全に無意識に手が先に出ていたらしい轟(戸塚純貴)に笑ってしまうが、暴力は駄目だっつーに。君たちは法を学んでいるんだから、それを活かしてくれ。小橋たちも自分達が発する言葉の暴力にそろそろ気づけ、同じく法を学んでいるのなら。
とは思うが、それでも轟の赤くなったオデコを見て笑ってしまう私を許して。

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直言が巻き込まれた?それとも関わった?あるいは、負わされた?共亞事件は、どうやら政局の臭いがする。
4か月間も拘留され予審で厳しい取り調べを受け、自供してようやく釈放……

憔悴し泣き崩れる直言の姿を見て、これは、もしや穂高先生が付き添ってくださらなかったら、彼は自宅に帰ってくることができなかったのでは……一人で帰路に着いていたらもしやと、最悪のことまで考える。

自室で寝かせておくのも心配になる、それほどのことが彼の身に降りかかっているのだ。ここから先、どうなってゆくのだろう。

(つづく)

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