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虎に翼 第16話


トラコ(伊藤沙莉)明律大学法科女子部卒業おめでとう!
伊藤沙莉の呑み演技が上手なので、ビール飲みたくなった。
我が子を抱いて「お父さんが好きか~?」赤ん坊「ぎゃぁあああん」「わかるよ~」と、相変わらずの直道(上川周作)と花江ちゃん(森田望智)夫婦が別居してすぐに子を授かったの、なんというか……わかりやすくて……

そして、優三さん(仲野太賀)は今年も司法試験に受からなかった。彼が司法試験に受かったら、私はお赤飯炊いてしまうかもしれん。

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本科に移ったら爽やかに微笑む好青年・花岡悟(岩田剛典)が予想外の歓迎の言葉で迎えてくれるなんて思ってもみなくて、トラコたちが呆けている表情……特にトラコの鼻の下が伸びていることに笑う。

先週の予告を見ていなければ、彼女たちと共に呆けてしまい、この感想文でも絶賛したかもしれない、私も。
いや待て。花岡、先週金曜日ラストで本科廊下にいる女性たちの背中を見て、鼻で笑って「来た来た」と言ってたぞ。今日のような爽やかな表情ではなかった。彼奴の腹にはなにかある。

そして逆に、腹に何もなさそうで、考えてることが全て脳から口に直行で飛び出してしまうタイプらしき轟(戸塚純貴)。……あの前髪クルンで、よね(土居志央梨)に股間を蹴られた男・小橋(名村辰)は、轟の配下なのかね。本科では彼女たちを魔女だと囃し立てない。同じようなレベルの仲間と群れていないと茶化すこともできないのか、よねの蹴りがよほど効いたのか。侮辱されないのはよかったし謝罪もなされた。しかも小橋、図書室での調べものや議論にちゃんと加わっている。よい変化である。

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トラコの父・直言(岡部たかし)の最近の夜遅い帰宅、深酒の様子がちょっと心配だ。父さんのことはいいんだよ、と娘に心配かけないようにするんだね。酔っていても。

今週のサブタイトルは「屈み女に反り男?」ことわざの意味は、女性はちょっと下を向いて控えめな姿勢がよく、逆に男性は胸を張り堂々とした姿がよいという、男女それぞれの様になる、理想の態度をいう。女性にしろ男性にしろ、本当に理想とおりにあるべきなのか?という話になるのだろうか。

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民事訴訟についての特別講師が、弁護士・大庭徹男(飯田基祐)……梅子さんのご夫君。
ちょっと待って。挨拶が「家内がいつもご迷惑をかけているようで」なの?
「お世話になっております」ではなく?この言葉が型にハマった謙遜ではなく、彼が本気で「妻は迷惑かけてる」と思っているのだというのは、スンッとした梅子さんの表情でわかる。

はて?だけでなく、スンッ…の劇伴もあるんだね。明日はどうなる。どうであろうと、私は梅子さんの味方だぞ!

(つづく)

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