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ぬえ
2024年4月30日 23:15
寅子(伊藤沙莉)が穂高先生(小林薫)から託された、膨大な数に上る共亞事件の調書資料の筆写。法科の皆が手伝ってくれる……穂高先生は、この仕事には信頼の置ける者にと言った。自然、寅子が仲間を信頼していることが伝わるし、寅子を見つめる花岡(岩田剛典)に、涼子さま(桜井ユキ)の「『何か手伝えることはないか?』そうお声をかけたらよろしいんじゃなくて?」という台詞で、花岡のちょっとめんどくさい性格および、
2024年4月29日 20:19
穂高先生(小林薫)が、直言(岡部たかし)の弁護についてくださるという。しかもそれは、花岡(岩田剛典)の提案だと。はるさん(石田ゆり子)寅子(伊藤沙莉)、優三(仲野太賀)と共に頭を下げたい気分である。優三「僕はただの書生です」寅子「ただの、じゃないです。優三さんは家族ですよ」その言葉に心から嬉しそうな優三の顔と、複雑そうな花岡の表情。花岡くん。君はもしやほんのちょっとだけ、めんどくさい男
2024年4月26日 23:58
直言(岡部たかし)は贈賄容疑で拘留、家宅捜索に来たという検察官・日和田(堀部圭亮)ら。直言の妻である、はる(石田ゆり子)娘の寅子(伊藤沙莉)に対して怒鳴りつける。おお、戦前の官吏……というか、戦後でも昭和の役人は高圧的だった覚えがあります、かなり。優三(仲野太賀)が帰宅してくれて助かった。法に則った捜査である以上は拒めないが、土足はやめてくれと落ち着いて話せる。これは大きいなあと思った。家宅捜
2024年4月26日 00:54
花岡(岩田剛典)のケガが命に関わるものでなくてよかった。トラコ(伊藤沙莉)が心から反省していて、謝ろうとしていてよかった。トラコと女子部の皆への憎まれ口を叩く花岡に「愚か者ぉっ!!」とビンタする轟の「思ってもないことをのたまうな」「ここには俺しかいない。虚勢を張ってどうする」友人としての言葉。轟は美徳を追求する男で、その美徳が男だけのものでないことに気づき認められる人間であるこ
2024年4月25日 00:32
男子&女子学生のハイキング。感心したのが、轟(戸塚純貴)だ。梅子さん(平岩紙)の三男・光三郎くん(石塚陸翔)と玉ちゃん(羽瀬川なぎ)の荷物を真っ先に持った。「男の役目を果たすまで!」自分が属する性の役割に固執しすぎだとは思うが、己の使命を全うすることをまず第一とする快男児であろう。そして、彼は玉ちゃんを女中として低く見ていない。他の人よりも多く荷物を持つ女性だから手助けしたのだ。***
2024年4月24日 00:44
梅子さん(平岩紙)の夫、大庭氏(飯田基祐)。すごい。すごすぎる。よくもこんなに、上手に女性を怒らせることができるなあと感心して観ていた。妻の容姿をジョークのネタにする、容姿は未婚の女性にとって何よりも大切、はて?と異を唱えれば「そうだね、勿論違う。君たちとは」「君たちのように容姿端麗で優秀な女性たちとは」いやいやいやいや……そこじゃない。という以上に、他の女性を見下して踏みつける仲間に
2024年4月22日 21:33
トラコ(伊藤沙莉)明律大学法科女子部卒業おめでとう!伊藤沙莉の呑み演技が上手なので、ビール飲みたくなった。我が子を抱いて「お父さんが好きか~?」赤ん坊「ぎゃぁあああん」「わかるよ~」と、相変わらずの直道(上川周作)と花江ちゃん(森田望智)夫婦が別居してすぐに子を授かったの、なんというか……わかりやすくて……そして、優三さん(仲野太賀)は今年も司法試験に受からなかった。彼が司法試験に受かった
2024年4月19日 22:37
私には傘や荷物を持たせるお付はいない、おにぎりを施す余裕はない、留学させてくれる家族もいない、休み時間に水泳したり歌歌ったりなんてできない……と法科女子部の仲間たちに言っていた、よね(土居志央梨)は実は、皆の苦しみをわかり、認めていた。「この人は家事や育児をしながら学んでいる、この人は国を離れて言葉の壁もある、この人は常に周囲に行動を見張られて自由もなく、いろんなものに縛られて生きてる。そいつ
2024年4月18日 23:14
よね(土居志央梨)に、なんと声をかけたらいいのか……と、トラコ(伊藤沙莉)が頭の中でシミュレーションする。想定問答を繰り返すたびに、よねとトラコの顔が少しずつ接近しているのに笑う。昨日のなんとも言葉にし難いラストからのこれ……軽くしてもらうつもりはなかったが、フフッと笑って気持ちが軽くなった。*************一日も大学も仕事も休まず、というよねの言葉に、「お月のものがきた時は
2024年4月17日 21:29
度重なる侮辱、よね(土居志央梨)に対する暴力についに激昂したトラコ(伊藤沙莉)の前に立ちはだかり、その爪を顔面に受ける優三(仲野太賀)。不良男子学生を守ったのではない、トラコを守ったのだ。衆目のなかで暴力を振るったら取り返しがつかない、それならばいっそと…!!ゆ、優三さーん!その捨て身も、よねが不良男子学生の金的を蹴り上げたので無駄になってしまったが。暴力のリスクを彼女は十分知っている。第10
2024年4月16日 23:41
ナレーション担当・尾野真千子が『カーネーション』の小原糸子として画面内にいてほしい。そんな回であった。新聞記者を舌打ちしながら睨みつける糸子、よね(土居志央梨)に暴力を振るった男子学生に「ゴラァ!!」とトラコ(伊藤沙莉)と共に怒声を上げる糸子。東京お茶の水に、岸和田の女傑が殴り込みだ。……と想像してしまうほどに、腹立たしい。いやしかし、他にも言及したい場面は多いのだ、ちょっと落ち着け自分。*
2024年4月15日 19:18
退学者続出、新入生激減の法科女子部。一期生で3年生に進級したのは、久保田先輩(小林涼子)と中山先輩(安藤輪子)だけだった。凛々しい久保田に対して、講義中であろうが「うぇえええええ」と泣き出してしまう中山だが、彼女はまだ踏ん張って大学に残っているのだ。涙を流すからといって弱いとは限らない。いや、大学から去ってしまった女子学生も、弱いわけではないだろう。女は嫁に行くのが幸せなのだ、学をつけたら、
2024年4月13日 00:27
「主文。被告は原告に対し別紙目録の物品を引き渡すべし」裁判官(栗原英雄)の読み上げた判決に、原告弁護人(シソンヌじろう)、法科女子部の皆と共に「あああ!」と安堵の声を上げた。そして、栗原秀雄の良い声で解説される判決の主旨に泣く……妻を苦しめる目的の、夫の権利の濫用。よくぞ言ってくださった。笹山(田中要次)の、トラコ(伊藤沙莉)と女子部の皆への「ありがとね。皆も、ありがとうね」。これは傍聴
2024年4月11日 23:17
DV夫に対する、妻の物品返還請求裁判について。甘味処『竹もと』に集って、法科女子部の「扱いづらいグループ」みんなで考える。なんだかんだでペースに乗せられている、よね(土居志央梨)が微笑ましい。令嬢・涼子(桜井ユキ)のお付女中、玉(羽瀬川なぎ)も一緒に甘味を味わう。彼女が入学式で椅子に座らず跪いていた姿、今回も令嬢のパラソルを持ち控えていた姿は、恐らく制作側は意識的に差し入れているのだろう。