「清潔感がある人」の「清潔感」って要するにさ

鵺野はイケメンではない。

いやまぁおにゃのこと会う時とかちょっとしたパーティーに行くときとかはそれなりの見た目だとは思うが、寝起きとかは普通に人様に見せられない感じの仕上がりだ。言ってしまえば一番コメントしづらい顔面偏差値だ。友達に「これ私の彼氏！」って見せたら「あー…優しそうだね笑」って言われるくらいの見た目だ。普通にブサイクじゃねーか。あとすまん。ちょっとしたパーティーなんか行ったことなかったわ。

ところで、世の中には「どうせ俺ブサイクだし………」と自分がモテない理由を己の顔面のせいにして諦めている人が結構いる。逆にいえばそれはつまり顔面さえ良ければ俺もモテるのにって意味だろう。オメデたい頭でなによりだ。

顔面を変えられないなら変えられる部分を全力で磨けばいいじゃないですか。話術、ファッション、性格、髪型、経済力、学歴、仕草………そこを努力しないヤツに「モテねぇ～～～」とか嘆く資格は無い。というかそもそも男性の方が女性に比べて美意識がそこまで高くないから多少気を遣うだけでかなり変わるし、もっといえば女性に比べて男性の方が「見た目」をそこまで重視されない。と俺は信じている。信じる者は救われる。アーメン。ザーメン。メリーチェイン。

よく「結局女は金かよ」と、金持ちと結婚したがる女性を蔑視する男がいるが、イケメンとは程遠い鵺野からすれば経済力を身につければ自分でも素敵な女性と出会える可能性があるというのはめちゃくちゃ救いだ。まあそもそも世の中に素敵じゃない女性なんかいないけどな。（超絶イケメン重低音耳孕ませボイス）

話を戻すと、鵺野は残念な顔面を嘆く暇があったらそれ以外のことを頑張って自分の魅力を上げたいと思う派なわけです。だから「あとどういうとこを努力した方がいいかな」ってGoogle先生に教えを乞うたりするんですね。そうするとたいがいモテる男性の特徴として「清潔感がある」って出てくる。でもここで疑問。

「清潔感」ってなんだ。

「清潔」じゃなくて「清潔”感”」。なんかふわっとしている。やり口が「ミラノ風ドリア」と同じだ。ちなみにドリアは日本発祥だ。ミラノ関係ねーじゃねぇか。

それと一緒で「清潔感」は「清潔」とは多分関係が無い。「毎日風呂に入っているキモメン」と「たまにしか風呂に入らないイケメン」だと恐らく後者に軍配が上がる。なぜなら前者の方が「清潔」だけど後者の方が「清潔感」があるから。くっだらねぇ何だよそれ！バカバカしい！

だから鵺野は結局「清潔感」って爽やかなルックスのことでしょ？って決めつけてたんです。でも最近になってそれも諦めになっちゃうのかな～って思いまして。まあその結論もある意味間違いじゃないんだろうけど、じゃあその爽やかなルックスってつまりなんなのよって話だし、イケメンだけど清潔感の無い人とかブサイクだけど清潔感はある人っていうのも存在はする。

じゃあ結局「清潔感」って何なのか？自分なりに導き出した結論がこれだ。

「清潔感」とは、「清潔さに直結はしないけど清潔さと関係がありそうな要素」だ。

たとえば男性の場合髪の毛をセットするのにワックスを使うじゃないですか。あれなんて当然だけど使わない方が髪は綺麗なわけでしょ。でもワックスでセットしてある方が「清潔感」はあるじゃない。あれはつまり「あの人はワックスで髪をセットして見た目に気を遣ってる！ということは美意識が高いから衛生観念も高い気がする！」っていうことじゃないか。

折り目のついたＹシャツとか綺麗な肌とかもそう。直接的に「清潔さ」と繋がらなくてもなんとなく「こういうのに当てはまる人は綺麗好きそう」とかそういうのが「清潔感」だと思う。極端な話、「連絡がマメ」とか「待ち合わせに遅刻しない」とかも清潔感に含まれると思う。端的に言えば「清潔さ」を拡大解釈したものが「清潔感」だ。

………とまぁ無理やり言語化してみたが正直、上手くまとめられている気がしない。なんかなー、書いてるうちにはっきりとした答えが見つかるかなーって見切り発車で書き始めたら大失敗しました。「清潔感」恐るべし。

とりあえず俺の場合この後セ〇クスするって時が一番清潔だと思うので清潔さMAXの鵺野を見たかったらセ〇クスしましょうね。

（爆発オチなんてサイテー！）