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[翻訳記事]TFTの応用的なテクニック(Patch 10.4)

こちらの記事は、Team Fight Tactics Patch 10.4において、NA鯖1位を獲得したMs MatchedSocks氏の記事の翻訳です。
https://lolchess.gg/profile/na/msmatchedsocks
元記事は以下よりご覧ください。
https://www.reddit.com/r/CompetitiveTFT/comments/f2kbo9/guide_advanced_tft_tips_and_tricks_mismatchedsocks/

以下翻訳記事----------------------------------------------------
この記事で紹介するテクニックは、どんなときにも使える汎用的なものというよりは、有用な場面でのみ使える技術となる。とはいえ、そのような場面に遭遇することは頻繁にあるので、決して無駄なものにはならないだろう。

1、序盤のナサス・レネクトン・オーン・ボリベア対策

仮にマオカイとアイヴァーンを所持しているなら、AOEダメージを受けないよう位置に操作しましょう
https://www.proguides.com/teamfight-tactics/team-builder?map=eJxjZGJgYmSOZmBgYGRNA5GMzBEMIAAAD1kBLg%3D%3D
ナサスにはマオカイを対面させ、アイヴァーンは2マス開けて配置します。どちらもタンクできますが、ナサスのultによるAOEダメージはマオカイにのみ当たります。
https://www.proguides.com/teamfight-tactics/team-builder?map=eJxjZGJgYmROY2BgYGSNBpGMzBEMIAAAD5sBLg%3D%3D
逆の位置取りはいけません。マオカイは近接チャンプのため、ナサスのAOEが届く位置にとことこと近づいてしまいます。
ほとんどのゲームで、ナサス、レネクトン、オーン、ボリベアは選出されます。必ず敵盤面を見て、位置を調整しましょう。
なお、このテクニックは遠距離攻撃型の前線(アイヴァーンやブラッドミア)であれば適用可能です。

2、1体のみでミニオンラウンド (1-2,1-3) をまわり、ゴールドを得る。

1-2で、最初のドラフトで得た2コストユニットを売りましょう。そして1コストユニット1体のみでラウンドを回りましょう。こうすることで、早くから10ゴールドをため、利子稼ぎを早めることができるでしょう。
ソロでミニオンラウンドを回れるのは、ナサス、レネクトン、ダイアナ(必ず端に配置し、レンジドミニオンから処理させるようにしてください)です。ブラッドミアはまれに回れないことがありますが、オーシャンヘクスに配置できれば問題ないでしょう。ワーウィックはプロトベルトを持たせるか、インフェルノヘクスに立たせれば可能です。アイヴァーンは知りません。
あまり知られていないことですが、最初のラウンドで多くの場合3~5ゴールドを手に入れられます。利子獲得を早めることは、終盤の強さに直結します。

3、2ミスティックから4ミスティックにするのは全然いい選択

マジックレジストの効果を考えてみましょう。HP 1000 でマジックレジスト40(2ミスティック)がついたら、それは、魔法ダメージに対してHP 400 を追加で獲得したのと同じになります。
マジックレジスト120(4ミスティック)なら、HP 1200を獲得するということです。

4ミスティックが弱く見られているのは、割合に着目する人が多いためです。
HP 1000でプロトベルトを装備した場合、 HP 1200 となり、20%HP増となります。ここにプロトベルトを追加する場合(ワーモグアーマーにならないと仮定して)HP 1400 となり、16.7%HP増となります。最初と後では増加割合が変わってしまうのです。

4、ゼファー持ちはベンチに置いておく

ゼファー持ちユニットを持っているときは、ラウンド開始数秒前までベンチに置いておきましょう。ベンチにいるユニットのアイテムは見えないため、心理戦を仕掛けることができます。7人の対戦相手全員がこれをすると、ゼファー対策は難しいものとなります。

5、並んだ後衛にはキアナをあてる

敵が後衛を一列に固めているなら、キアナのultが有効です。https://www.proguides.com/teamfight-tactics/team-builder?map=eJxjZGJgZmG1Y2D0Z2Bhi2FgYGBhdweSjMyM%2BYxAmgEAHekByw%3D%3D
キアナはヴァルスのもとへ飛び、ヴァルスかマルザハールを狙います。うまくいくかは、ヘクスかソラリによります。

6、シンジドの操作

シンジドは今メタで強力なユニットであり、育ったシンジドに対して有効な対策はあまりありません。重要な点は、シンジドは常に自身から最も遠い敵ユニットに走っていくこと、走り終えたらそれを繰り返すことです。

シンジドによるシンジド対策: https://www.proguides.com/teamfight-tactics/team-builder?map=eJxjZGJgYmYLYGBgYGH0AJKMzEwgDgMDAA02AQI%3D
自分のシンジドが相手のシンジドに向けて走り出したら、相手のシンジドも自分のシンジドに向けて走り出します。この時、トゥイッチは完全に安全です。相手のシンジドの方が育っているときはこの戦術が有効です。

アサシンによるシンジド対策 https://www.proguides.com/teamfight-tactics/team-builder?map=eJxjZGJgZmHMYWBgYGGzB5HsuUCSiYk5AMRh9GAAAQAkzgHd
シンジドはアニーに対して走り、ゼドはトゥイッチに対して走ります。シンジドが一度アニーのところまで付いたら、次はゼドに向かって走ります。アジールは完全に安全です。

シンジドによるアサシン対策:https://www.proguides.com/teamfight-tactics/team-builder?map=eJxjZGJgYmINYGBgYGH3AJKMLIz2DCAAAAz8APU%3D
アサシンが標的にジャンプしたとき、シンジドのultによって毒状態になります。これによりゼドのult回数を下げることができます。

7、マスターイー・キンドレッドによる後衛崩し

マスターイーとキンドレッドの位置が正しければ、前線のタンクを避け敵後衛を崩すことができます。
https://www.proguides.com/teamfight-tactics/team-builder?map=eJxjZGJgZmTyZ2BgYGRzAJHsUUCSFVmIhTkJRLLagUh2dwYQAABJEgKi
この場合、マスターイーはヨリックを倒した後、ヴァルス(もしくはサイオン)→ザイラ→キンドレッドの順に狙います。
ゼファーがあれば勝利は簡単です。シャドウシナジーはゼファーをどれだけ作れたかに依存するといっていいほどです。https://www.proguides.com/teamfight-tactics/team-builder?map=eJxjZGJgZmTyZ2BMYmBkc2BgYGBkjwKSrCAxBqgQC3MSiGS1A5Hs7gwgAABbmQMF
この場合、マスターイーはヨリックを無視してヴァルス、ザイラ、キンドレッドを倒します。個人的には、4ミスティックを狙えることからも、マスターイーは優れたユニットです。

8、ゼファーの使い方

前に記載したように、ゼファー持ちはベンチに置いておき、ラウンド開始数秒前に出すようにしましょう。
個人的には、よいゼファーの位置決めのやりかたは、そのゲームで最も強いプレイヤーと戦うことを想定して位置を決めることだと考えています。
また、ゼファーは(シャドウのような)攻撃型のシナジーであれば、前線のユニットに持たせたいアイテムです。

TFTは少しの実力差があれば、多くのゲームで勝利し、LPを稼げると考えています。アイテム、チーム構成などについては個人的に考察していることがたくさんありますが、長い目で見てそれはほかのTFTプレイヤーのためにならないと考えて、発信していません。質問には答えますのでご興味があればコメントください。

私は自身のTFTでの目標を達成したので、その戦略を世間に公表する気はないのです。

--------2020/2/12



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