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日常に潜む”狂気”

"狂気とは即ち、同じことを繰り返し行い、違う結果を期待すること"
The definition of insanity is doing the same thing over and over and expecting different results
[アルバート・アインシュタイン]の言葉として流通しているが、実際は違う模様。

↑ネットから引用。
結構これに似た”狂気”に、仕事で遭遇する。

例えば。美容健康商材のOEMの仕事に関する見積もり依頼メールで、今日遭遇したこと。

『リピート商品をリニューアルしたい。
今までと同じ条件、同じ素材、同じ形で
数を今までの1/4〜1/3にしたいんだけど、
低価格商品にしたいので、
見積価格今までより下げてください』
…みたいなメールが来まして。

ちょwww
コストダウンできる箇所がメール内に見つからないんですけどwwww
これを"狂気"と呼ばずして何をw

みたいなのね、よくあるんです。
まあ、アインシュタインのいう「同じ繰り返しで違う結果」とは違うけど、「買う量が減ったのに、前と同じものを安く買いたい」はやっぱり正反対のことを成立させようとしているので、同等の”狂気”ですよね。

ぶっちゃけこういうのは動いても全く徒労に終わることが多いため、
『できません。終わり』にしたいところだけど、間に挟まれて困り果てている担当者の顔も立てなくちゃなんない。
なので、できるだけ穏やかに、にこやかに、前向きな声で

「目指さなきゃならない”低価格”のコストを具体的に教えてください。
それと現行商品のどこが気に入ってて(評価が良くて)譲りたくないのかも。
それをまるっと聞いた上で、どういう形ならば希望に近いコストで商品が作れるか、考えてみますので」
と伝えた。

困っていた担当者は少しホッとした声で、
「週明けまた打ち合わせしてみます!」って言ってくれたので、あとは頑張ってもらうしか。

いやあ、本当にね。『無理難題』をいう人は世の中に結構いるんですよ。
(私も自分のいない業界にとってはそういう人かもしれないけど)

でも、こういう『無理難題』の中に、新しいチャンスのヒントもあったりするわけで。だから、私は出来るだけ、門前払いとかはしたくないのです。

長らく同じ業界で仕事をしていると『業界病』みたいなのを発病する人、多いんですよ。
「この業界では、普通はこうです」
ってことを、知らない人に向かって嘲笑しながら言い捨てたりする。

でも、その”普通”に凝り固まった頭では、新しい発想は出ないんです。
だから、私は出来るだけ『なぜやれないと思うのか』『出来る方法は本当にないのか』を考えるようにしなくちゃって思うわけです。

今日もそんな風に”狂気”にさらされながらも、どうにかこうにか仕事をしております。


あ、そうそう
私はボディメイクを行きつけのサロンに管理してもらっているのですが
(おかげで8年前よりも今の方が全てのサイズにおいてダウンしております)
私が常日頃サロンで放つ”狂気”は
「カレーは食べ続けます。でも痩せたいです」

こんなものすごい典型的な狂気を、現実にしているサロンはすごい。
Kチーフ、いつもありがとうございます。w

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