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beatmania IIDX ☆12全白への道

こんばんは。NUBEと申します。
この度、beatmania IIDX 30 RESIDENT でついにSP全白を達成することができました。
ちょうどよい機会かと思い、どうやって難敵に立ち向かっていったかを書いていきたいと思います。

練習方法とか、やってよかった事とか、やらなければよかった事とかですね。

では目次です。


プレースタイル

・プレーサイド、運指

プレーサイドは1P、運指は1048式と呼ばれるものを使用しています。

通常時

基本的に完全に固定して取ります。スクラッチは左小指です。
皿側に鍵盤が寄ったりするときは右手人差し指が2番、右手親指が3番まで出しゃばってきます。

左手がかわいそうなとき

・スコア力

低難易度だと☆9 Sleepless days(A)でMAX-10 くらい出る程度
中難易度だと☆11 ANTHEM LANDING(A)でMAX-表記が出るか出ないか程度
高難易度だと☆12 Verflucht(L)でAAA-表記が出る程度です。

BPI上位10譜面(全白達成当時)

・クリア力

鍵盤譜面は☆12ハード地力S+の下位あたりにEXHがちらほら点灯する程度
皿譜面は灼熱Pt2、RAGEにEXHが点灯する程度
ソフランとチャージ系譜面はそこまで強くないです。

基本的にスコアを狙ってプレーはしていませんでした。
ひたすら難しい曲のランプ更新を狙うクリアラーです。

CPI 上位10譜面(全白達成当時)

全白までに苦戦する曲

・卑弥呼

【どんな曲?】
☆12ハード地力S+の登竜門的な存在です。
鍵盤地力、縦連、高速力、低速力すべてが求められます。
この曲をハード出来れば☆12のほぼすべての曲はハード挑戦レベルに達していると思います。

【苦戦ポイント】
低速です。前半の低速さえ見切れなかったため、苦労しました。

【攻略】
まず低速力を鍛えました。
低速練習に使った主な譜面とクリア目標は下記です。
ここでの目的は道中の低速で減らない、微回復できること。
当たればギアチェンなしハードも狙えるかもレベルを目指そうとしてました。

プレー時はもちろん緑数字は最高速に合わせ、低速は遅いまま見切ります。

☆9 era(nostalmix) (A) ハード安定
☆11 PARANOiA ~HADES~ (H) ハード安定 
☆12 PARANOiA ~HADES~ (A) ハード
☆12 EMERALDAS (A) ハード
☆12 Sinus Iridum (A) ←むずかしい アシストイージー
☆12 卑弥呼(A) ←むずかしい アシストイージー


ただ、これだとギアチェンなしハードは少し難しかったです。

次に鍵盤地力をアホみたいに上げます。
練習に使った譜面は多すぎるので詳しくは割愛しますが、
主にハード地力S~S+のBPM180を超えている譜面をひたすら周回します。
この時、必ずアシストイージー~ノマゲで選曲し、通しでやります。
ハード/エクハではなるべく選ばないようにします。
(これが中々難しい)
結局ノーギアチェンハードは難しく、皿チョンクリアしました。
最後の低速はハードゲージ60%もあれば皿チョンOK。

皿チョンごり押しクリア力指標としてはVerflucht(L)ハード勝率30%、Confiserie(A)EXH点灯くらいで十分だと思います。

・冥

【どんな曲?】
☆12ハード地力S+の常務取締役です。
圧倒的な縦連力、低速力、ブリュブリュが求められます。
この曲ハードはThe皆伝気分な素敵ランプです

【苦戦ポイント】
結構呪われポイントあります。

呪われポイント①
道中譜面に癖がつくことがたまにあります。
そのため、道中譜面で80%を下回っているようでは次期尚早と言えると思います。(低速がアホ得意なら話は違いますが…)

呪われポイント②
加速抜けブインブインまでに緊張しすぎて力み癖が付きます。
最悪です。即効療法は地力上げ。

呪われポイント③
ハードで粘着しすぎることです。
一番難しいところが練習できないし、この曲疲れるのでやめた方がいいです。

実際にもれなく呪われました。オォン

【攻略】
低速力は卑弥呼の低速練習をそのまま応用可能です。
Youtubeなどにハンクラがあったので、打鍵速度の参考になりました。
ひたすら高速譜面で地力上げ、速度は200以上の16分主体譜面がいいです。

最低速が見切れない場合は☆10の5.1.1(A)を緑数字2倍で一生やるといい感じになります。
☆10 Dynamite (H)とかも緑数字2倍で気分転換にどうぞ。
結構むずかしいです。
低速は皿が降ってくると一気に認識がおかしくなるので必ず皿が降ってくる譜面で練習した方がいいです。

・Mare Nectaris

【どんな曲?】
株式会社ジャリジャリ代表取締役です。
このゲームの純粋鍵盤地力譜面の頂点です。
未難1に残る人も少なからずいるようです。

【苦戦ポイント】
言わずもがなラストです。あたまおかしい

【攻略】
この曲を練習するための譜面が圧倒的に少ないです。
下記の曲をランダムつけてアシストイージーでひたすらミスカン減らしをするのが良いです。

Illegal Function Call(L)
Thor's Hammer(A)
駅猫のワルツ(A)
Mare Nectaris(A)

マレの練習はマレが一番いいです。極限まで脱力して、見えないところをなんとなく残せるような感覚がわかるようになれば勝利は目前と言えます。

この曲のいいところは、割とハード粘着してもいい点です。
ラストのラストまで50%維持できるならまぐれ抜けが全然あり得るのでどんどんハードチャレンジしてしまっていいと思いました。
自分も初ハードは最難所に入るまで30%しかありませんでしたが、上手くBADハマりしないで抜けてくれました。まぐれです。

この譜面は練習しないと本当にできるようになりませんでした。
放置効果ないです。
1回ゲーセンに行ったら必ず1回は選曲をおすすめします。

・SAMURAI-Scramble(L)

【どんな曲?】
皿譜面の頂点です。
鍵盤は黒イカ、皿はサムダリと言えるくらい未難ラス1の2大巨頭の一角です。

【苦戦ポイント】
皿は得意なので特に苦戦はしませんでした。
鍵盤が圧倒的に少なく、皿をしっかり回さないとすぐにゲージが溶けるのがしんどい。

【攻略】
とにかく覚えること、皿を序盤・中盤・終盤に分けてひたすらにインプットします。
片手はやらなくていいと思います。
24分が多すぎて16分の部分で回しすぎてしまうのが痛いため、回しすぎないポイントを覚えるのも有効です。
譜面(ハンクラ動画)とひたすらにらめっこ。


全白最大の敵、ICARUS(L)


本記事のメインテーマです。
☆12の中で最も難しい譜面です。断言して良いと思います。
減速〜加速、超高速縦連軸が特徴の譜面です。
本当にわけのわからないもの。

・苦戦ポイント1:低速

この譜面の難しいところのほぼすべてがここに詰まってます。
冥より断然難しく感じます。本当に。
たぶん冥エクハとこの曲ハードが同じくらい。

何故こんなに難しいのか考えてみました。
まず、低速になってから速くなるまでがやたら長い。
冥は減速したなと思ったらまあまあすぐに加速し始めます。

しかしこの曲はやたら長時間低速のままです。
「低速の時間が長ければ途中まで普段の速度に合わせておいて、早くなったらハイスピを下げればいいのでは?」
と、思いきや加速するにつれて譜面の密度が上がる仕様になっているため加速中にギアチェンしようものなら3連打がゲージをブラジルまで持っていきます。
そのため、減速したら最初から最後まで一つ落とした状態で戦うことを余儀なくされるわけですね。
これが難しいんじゃ!!!!!!!!!!!!!

というわけで加速云々もありますが、純粋に低速ができないとまずお話になりませんでした。

終わりの始まり(多分ここが一番難しいです)


・苦戦ポイント2:癖

この曲はさらに質が悪いことにものすごーーーーーーーーく癖が付きます。
なんなら、ランダムにさえ癖が付きます。
自分がどうやってこの曲に癖がついたかを今から紹介します。

ある日、ランダムでミスカン減らしをしている最中、ミスカウント48という中々いい数字が出たことに喜びました。
(これがすべての始まりでした。)
調子に乗った自分は正規でやってみたところ、なんと最後の最後、トリルの抜け際で落ちたのです。
「これはいけるのでは!?」と思い、何回か正規でやったら爆速で正規の低速に癖が付き、そもそもハズレ譜面でも到達できるところにすら到達できなくなりました。
それ以降、正規と似たような配置が来るたびに必ずBADハマりを起こしてしまう病にかかります。ちなみに何故かR乱にも癖が付きました。(意味が分からない)

おそらくですが、この曲の癖の付きやすさの要因に次のようなものが挙げられると思います。

・未難1のプレッシャー、緊張

・低速譜面はどうしても横認識がしづらく、押し方を考えながら叩いてしまう

・3連打が続きすぎて、「あれ?縦連ってどうやって押すんだっけ?」状態に陥る

これが呪いです。

・苦戦ポイント3:メンタル

この曲を未難1に残すと悪いことがもう一つあります。
それは、最後の1つが中々埋まらないストレスです。
スコア狙うにしても、エクハ埋めするにしても、必ず心のどこかにこいつがいます。

自分は末期だったため、お風呂入ってる時も黒イカを歌ってました。

「ぴぽぱっぱっぱー… ドッドッドッドッドドドッド…♪」

それを聞いた近所の人はもれなく原因不明の腱鞘炎になる呪いがかけられていたことでしょう。

それでストレスの原因を排除しようとしてハード粘着を続けると更に癖が悪化、上手くいったときにめちゃくちゃ緊張するようになります。
このゲームにおける緊張は最もコンディションを下げる要素です。

睡眠不足、腕の疲れ、緊張は3大ビートマニア下手になる要因だと思ってます。

睡眠不足で、腕が疲れているときに緊張しながら黒イカをやるとビートマニアが下手になりすぎて気が狂います。
その辺の公園に生えている雑草を指さしながら
「エッヘヘヘ!!!!、キャベツ!!!!!」
とか言い始めます。

本当に呪いです。


・攻略1:低速

はい。反撃開始です。
まず低速の攻略ですが、攻略も何もありません。
低速が見えるようになる。
これしかないです。

役に立ったかはわかりませんが、自分が低速練習に使っていた譜面とクリアランプの目安を紹介します。
注:全てノーギアチェンでやった時の基準です。つまり低速地帯は遅いまま、緑数字最高速合わせ)
☆10 罪過の聖堂(A) FC可能レベル
☆11 PARANOiA ~HADES~ (H) FC可能レベル
☆12 PARANOiA ~HADES~ (A) エクハ可能レベル
☆12 ピアノ独奏無言歌 "灰燼"(A) エクハ可能レベル
☆12 ICARUS (A) FC可能レベル
☆12 3!dolon forc3(A)  ハード勝率100%レベル
☆12 EMERALDAS (A) ハード勝率100%レベル
☆12 Sinus Iridum (A) ハード可能レベル
☆12 卑弥呼(A) ハード勝率70%レベル
☆12 冥(A)  縦連が割れたときハード勝率80%レベル

ここまで来れば黒イカの低速はかろうじて見えるようになりました。
ちなみに黒イカの練習になる譜面は黒イカ以外存在しませんでした。
冥(A)が気分転換になるかな…?程度です。

・攻略2:縦連

この曲は縦連によるBADハマりを誘発させ、精神を闇へと引きずり込みます。
BADハマりによってビートマニアを引退させられると一生どうぶつの森しかできない体になるとおばあちゃんの親友から聞いたことがあります。

ということでBADハマり縦連の対策です。
私は黒イカや冥のような縦連の事をBADハマり縦連と呼んでいます。
IMPLANTATION、桜、eRAseRmOToRpHAntOMなどに含まれる、
一生同じレーンに降ってくる
ドッドッドッドドドドッドッドッドッドドド 
みたいなやつのことです。

S乱をかけた譜面であったり、大犬、FAXX、スクリプなどの縦連とは毛色が結構違います。

後者の縦連は純粋な縦連を押し切る力が必要ですが、BADハマり縦連においてはどちらかというとm1dy Deluxe(A)の軸地帯のような譜面を正確に押す感覚が必要な気がしました。

この力を養う練習に使った曲がこちらです。

☆11 Do it! Do it!
☆12 IMPLANTATION
☆12 桜 (緑数字500固定)
☆12 Illegal Function Call(L)
☆12 冥(A)
☆12 卑弥呼(A)
☆12 Beyond Evolution(A)
☆12 ICARUS (L) 乱のみ推奨

正直これは役に立ったのかわかりません。
ただ、他の練習と継続して行ったら黒イカのミスカウントが減ったのは事実です。

・攻略3:曲の研究

ビートマニアというゲームに出会って初めて真面目に曲を研究した気がします。

この曲においてのコツのようなものを習得できた気がするのでそれを紹介します。

①低速序盤はガチ押し、低速中盤からは何となく押しに切り替える

黒イカの3連打はBPM131から始まります。
ここの最低速地帯の縦連は本当に思ったより大分遅いです。
そのため焦るとFASTを量産し、一瞬でBADハマり監獄に閉じ込められます。
ここはリズム押し、ガチ押しが効果的でした。
イメージは255(A)のS乱、thunder HOUSE NATION Remix(L) S乱を光らせるようにガチ押ししているときの感覚を想像します。
ハンクラ動画があるのでそれも聞きこみましょう。

BPMが170くらいに差し掛かってくるとガチ押しが不可能になってきます。ここでずっとガチ押しを続けていると今度はSLOWを量産し、これまたBADハマり地下労働施設に閉じ込められ、一生サイコロを茶碗の中で転がす生活を過ごす羽目になります。
速くなってきたら何となく押しに切り替えます。
つまりBADハマりを起こさないように縦連を餡蜜気味に押すということです。
ド ッ ド ッ ド ッ ド ッ ドドド ッ ド を
ドッドッドッドッ ド  ド  ド   ド みたいに押します。
8分はちょっと早めに詰め、3連打は3連打後の1ノーツと合わせて、4回の12分気味に押します。
こんな感覚でやるとゲージが残りやすかったです。
変な癖がつく人もいるかもしれないので一概におすすめはできませんが…

ガチ押しと何となく押しの切り替え


②緑数字は最高速に合わせない

これは何が言いたいかというと、最高速地点で適性の緑数字になるような設定にしない。ということです。
これかなり大事でした。

自分の適性緑数字は270、判定は-0.90です。
低速に入る際、FHSのまま白鍵盤を1つだけ押しています。
下の画像を見てわかるように、最高速地点では緑数字235で押すことになります。(めっちゃ速いです)
3連打が最も激しい地点で適性の緑数字になるようなイメージですね。
そのあとの最後のトリルでは完全にリズム餡蜜します。
完全リズム押しでほとんど譜面を見切ろうとしないため、緑数字は速くても大丈夫と踏んだわけです。

人によってはFHSを解除し、サドプラつけ外しする人もいたりと個性があります。
これは個人の好みなのでいろいろと試して一番しっくり来たやつでやるしかないですね。


ギアチェン前
HSを一つ下げた後


③目線

よく大事といわれるやつですね。
曲が加速していくにつれ目線を上げていくやつです。
でもこれ、やってみたんですが自分は全く感覚がつかめませんでした。
段々目線を上げていくとそのまま真上を見てしまい、始めようか、天体観測。になってしまったためです。

そのため、段々目線を上げるのではなく、一定のポイントを通過したら目線をいつもの位置に戻す。
というようにしました。

これは縦連ガチ押しから何となく押しに切り替わるところで変えました。

低速に入ったら目線をガン下げする。
多少加速していっても目線はそのまま。縦連ガチ押し。
そしてBPM170くらいになった時点で視点を元に戻し、縦連を何となく押しに切り替える。
こんな感じでやっていました。

あと、レーンをガン上げするといいです。
ガン上げした時のノーツスピードに慣れるため、普段から段々と白数字を削っていきました。
低速は譜面が潰れているほど見づらいですからね。

そうそう、加速抜け際にハイスピードを戻すのを忘れないでくださいね。
戻すのを失敗すると、ショックで立ち直れなくなって四足歩行でゲーセンを退店することになります。

最後に

最後に個人的に大事だと思ったポイントをまとめます。

・自分に合ったギアチェン、ハイスピを見つける。
・縦連をガチ押しする、誤魔化すを切り替える。ハンクラ。
・ハード粘着しない。アシストイージーかつ乱で完走する練習。
・ハード許容ミスカウントは30~20
・乱で完走時ミスカウント40~30程度になってからハードチャレンジしてみる。
・ビートマニア以外の趣味に没頭する時間を作る(メンタルリフレッシュ)


正直なところ黒イカとサムスクダリアさえ突破できればあとはひたすら地力上げるだけで全部クリアできます。。。

ここまで長々とお読みいただきありがとうございました。
全白になるとビートマニアの事を考える日常から解放され、心が穏やかになります。
少しでもこの記事が全白を目指している方々のお力になればと思います。
最後に奇跡の瞬間を見てやってくださるとうれしいです。

それでは全EXHの時にまたお会いしましょう。さようなら。

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