見出し画像

自主大会出場レジバレットの備忘録

 4月9日(日)に開催されたミニばすらお杯(9人)に参加させていただき、連勝して3戦目に臨んだのですが惜敗、隣の卓で階段が崩れたためオポネント差で3位という結果になりました。最終戦で優勝者に敗れ、2位の方にも初戦の直接対決では勝っているもののオポネント差で3位になってしまう現象は、たしかこれで2度目。竜星の嵐新宿店のジムバトルでも同じことがありました。まぁルールなので致し方ないですね。決勝は勝たなきゃダメだってことです。
 使用したのは、非ルールのレジバレット。「スノーハザード」「クレイバースト」発売直後に書いても仕方ないかもしれませんが、新カード・すごいつりざおなどで強化される可能性のあるデッキですし、今回もあくまで自分のための覚え書きとして、構築の経緯と採用理由を記録しておきます。

ミニばすらお杯(9人)戦績

使用:レジ"ドラゴ"バレット

1.アルセウスジュラルドン 後6-5勝ち
2.ロストバレット 先6-4勝ち
3.アルセウスルガルガンそらピカ 後3-6負け

3位🥉

デッキ選択の経緯

「Tier1からは逃げずに研究するけど、その代わり、どこかしらの大会で優勝したら次のジムバトルでは環境外のデッキを使って全敗してくる」
 それがエンジョイ勢としての自分に課したルールというか、ある種のご褒美でした。勝利への欲は当然ありますが、根っからの競技勢ではないので、自分が楽しめるのがいちばん。ポケカは本来、自由であるべきだと思います。

 ということで、前回のミニばすらお杯で優勝した自分へのご褒美として、全敗覚悟の環境外デッキを考える時間を与えたわけですが、残念ながら忙しくて、しばらくジムバトルに出られる機会がなく。あっという間に3週間が経ってしまい、今回、同名の大会の場を借りて、挑戦させていただくことになりました。

 出発点は「環境外にあること」ですが、レジバレットについては「過去にCLで優勝したことがあるほどの高いポテンシャル」「ボウルタウンとルミナスエネルギーで大幅に強化を受けていること」「次の環境で『すごいつりざお』を取り込んで、いよいよ本格化しつつあること」も選択する理由になりました。
 じつは最初は、ドダイトスも候補にありました。チェリムで加速してビーダルで回す型です。しかし、初動の遅さから断念。そこから派生して、じゃあチェリムで加速して強そうなポケモンがほかにいないかと探していたところへ、イトウシンタロウさんのYouTubeで面白そうなデッキを発見。

 この動画でみやもーてんちょーが使っていたレジドラゴデッキがとても面白そうだと思い、実際に自分で構築を想像しながら組んで試してみました。ところが、当然のことながらロストマインでチェリムが狙われる運命にあるため早々に断念。レジドラゴの利点は、たねポケモンでありながらHP130でロストマインを耐える・160という高打点を出せるところにありますが、1進化のチェリムをエンジンにするということは早くとも2手目からの起動となり、たねアタッカーであることの強みがひとつ消えてしまうんですよね。
 ということで、レジドラゴのエネ加速手段はやはりレジギガスの特性「こだいのえいち」にすべきだと考え至りました。それゆえ、このデッキは巷間いわゆる「レジギガスバレット」ではありません。誰がなんと言おうと、自分のなかでは「レジドラゴバレット」と位置づけています。

デッキリスト

我が愛する60枚

 大会で使用したリストがこちらです。
 特徴は「レジドラゴの4枚目」と「ボウルタウンの4枚採用」かと思います。

採用理由

レジドラゴ(りゅうのひほう) 3枚

 このデッキには、後述するドラゴンエナジーのレジドラゴを含め、レジドラゴが合計4枚入っています。レジギガスバレットではなく、レジドラゴバレットと自称するゆえんです。
 一般的なレジバレットに入るレジドラゴは2〜3枚といったところではないかと思われます。ポケモン現物が手札に詰まってしまうと博士の研究で捨てづらくなるので、アタッカーは少ければ少ないほどいいという思想にも、たしかに頷けます。アタッカーを適宜切り替えて戦えるのが本来のバレットデッキの強みのひとつであるから、各ポケモンに強いて傾斜をつけずにおくのも理に適ったことです。
 しかし、オーロラエネルギーを失った現環境において、各ポケモンの配分に傾斜をつけないことは果たして正しいのだろうか? という疑問がありました。ルミナスエネルギーが出たことでようやくエネルギーの色の縛りが1枠だけ緩和されましたが、それにしたってデッキに搭載できる基本エネルギーの数や種類は限られる。よく使うエネルギーを多めに積み、あまり使う機会のないエネルギーは減らすか除くかして傾斜をつけたほうが、デッキの再現性は高まります。それに伴ってアタッカーの数にも傾斜をつけて然るべきなのでは、と考えました。ただでさえHP150〜120の非ルールポケモンだけで戦うデッキなので、バトル場に出てワザを使ったアタッカーは基本、倒されてトラッシュに行ってしまいます。そして「こだいのえいち」の性質上、倒されたのと同種類のレジを次の番に不死鳥のごとく場に甦らせなければ、継続して攻撃することもままなりません。倒されやすいポケモンほど多く山に搭載しておく、というのは理に適っているように思われます。
 ふつうのつりざおがレギュレーション落ちしてしまったことも、ポケモンを多く積んでおく理由のひとつです。現状では、トラッシュにあるポケモンを山札か手札に戻すトレーナーズはサポートしかありません。貴重なサポート権を1回消費することになります。このデッキではミモザがその役割を担っていて、個人的な評価は後述しますが、そうやすやすと毎ターン連打できる性質のものではありません。であれば、倒されてトラッシュにいったカードそのものではなく、山札か手札にあるポケモン現物を場に供給し続けられたほうが、ミモザ以外のサポートのバリューを多く活かせて手も広がります。
 このデッキに入っている6種8個体のレジのうち、最もスタートしたいのが特性「りゅうのひほう」を持ったレジドラゴです。序盤のドローが命となるデッキなので、りゅうのひほうで手札を補充できると、より序盤の盤面づくりが安定します。
 また、ワザ「きょだいなキバ」も優秀です。このデッキのメインウェポンといって差し支えありません。エネルギー要求が草炎無と、「ドラゴンエナジー」より色の縛りがひとつ軽く、かつ160ダメージで反動やデメリット効果もない。じつは大会当日、フリー対戦を含めて7戦このデッキを使って、後1きょだいなキバを宣言できた試合が3戦ありました。これはさすがに上振れすぎでしたが、非ルールが後1で160ダメージを出す可能性があるというのは、なかなかにバグった数字ではないかと思います。とーしんロストのベルトおとぼけスピット超えです。強い。
 きょだいなキバ160+テラスパーク120=280がVSTARを落としきれる綺麗なラインで、きょだいなキバ連打320(必要に応じてベルトで+30)は大抵のex、VMAXを落とせます。

レジドラゴ(ドラゴンエナジー) 1枚

 このデッキのフィニッシャーです。メインアタッカーである「りゅうのひほう」レジドラゴを倒される機会が多いので、補充要員として場に出し、いれかえカートから突然の240ダメージを飛ばしにいきます。ベルト込み270ダメージなのが歯痒いところですが、テラスパークのベンチ狙撃40+240=280になるのは嬉しいところ。
 あまりスタートしたくないポケモンですが、上振れると後1から240ダメージをぶっ放せるロマン要員でもあります。仮に初手で壁となって倒されても、終盤までにミモザで山に戻せれば役割は果たせるので問題ありません。

レジギガス(こだいのえいち) 3枚

 このデッキの根幹をなすエネ加速装置にして、サブアタッカーその1。対VMAX用最終決戦兵器です。
 このポケモンがいないことには攻撃ができないので、サイド落ちも考慮して厚く3枚積んでいます。
 ワザ「ギガントブレイク」は5エネ要求と重く、ダブルターボを使うとしても手貼りが1回は必要になるため、ベンチにエネを手貼りした状態で控える場面が多いポケモンです。それゆえVMAX入りのデッキからはボスの指令で呼ばれて倒されやすい。盤面復帰をしやすくするための3枚採用であり、これがなかなか快適でした。

レジエレキ(テラスパーク) 2枚

 このデッキのサブアタッカーその2。
 バトル場120、ベンチ狙撃40・40の合計180バラマキは非常に有用で、他のレジのワザと組み合わせて大型のポケモンを倒しにいったり、撃ち漏らしたポケモンにトドメを刺したりといった使いかたができます。当然、相手もマナフィを用意してくるのでそうなると価値は下がりますが、それだけ相手に無駄な行程を強いているということなので、悪くはありません。
 もしロスト対面で相手ベンチにマナフィが出てこず、サイド落ちしていそうなときには、テラスパーク連打でキュワワー2枚取りも視野に入ります。
 ベルト込み150ダメージ×弱点2倍=300ダメージで、環境に多いルギアVSTARを一発で落とせるのも魅力的なところ。オリジンパルキアVSTARも同様です。ベルトがつかずに撃ち漏らしたら、テラスパークでベンチに二の矢を放つプランも取れます。
 注意すべきはHP120であるところ。ロスト対面ではヤミラミに一発で持っていかれるので、サイドが進む前提で動く必要があります。その代わり逃げエネが2と軽いので、ダブルターボエネルギー手貼り1枚で逃げることが可能。苦しい場面であなぬけのヒモを打たれたら、その点を考慮に入れて前に出すことを検討したいポケモンです。

レジエレキ(ターゲットボルト) 1枚

 ロスト対面、相手のロストが10枚になるタイミングで場に出しておきたいエレキ。HP130なので、相手への要求を少し(しかし、バカにできないほどの差を)上げることができます。倒されやすい「テラスパーク」レジエレキの補充要員として重宝します。
 ワザはいぶし銀で、自分なんかはまだまだですが、強い人はでんじソナーを上手く使うんだろうなぁと想像します。たとえば崩れたスタジアムに対する解答が手札にないとき、手貼り1枚からボウルタウンを手札に回収できると、次の番に動きやすそう。ミモザが手札になく、トラッシュにレジが落ちてしまっていて攻撃できないときに、ミモザを回収する場面があるかもしれません。
 前レギュのレジギガスデッキの動きを援用するなら、今後パオジアンexの登場で増えるであろうコオリッポに対する解答になるかもしれません。でんじソナーであなぬけのヒモやセレナを回収することで、次の番の攻撃を企図したり。あるいはボタンを無限回収しながら、

・1エネ手貼り→でんじソナー
・トラッシュからボタン回収
・相手の番、レジエレキにブロックフェイス70
・次の番、ボタンでレジエレキとエネ1枚回収
・適当な逃げ3レジをバトル場へ
・レジエレキをベンチ
・こだいのえいちで前に3エネ加速
・バトル場逃げてレジエレキ前
・1エネ手貼り→でんじソナー
(以下同様)

 みたいな感じで耐久しつつ、あなぬけのヒモやセレナを引けるまで待ったり、LO勝ちを狙ったり。
 ターゲットボルトも地味に優秀です。対象がベンチ指定なのでマナフィを出されたら使えませんが、たとえばマナフィ採用をサボっているビーダル型アルセウス系統のデッキなどに対し、ビーダルを倒すことで相手の足止めを企図したり、VMAXを絡めて2-3-1と取るプランを目指したりと、さまざまな用途が考えられます。テラスパークの40と合わせると160で、次の環境で増えると思われるイキリンコexやセグレイブを倒せるラインに達するのも覚えておきたいところ。

レジロック 2枚

 闘弱点のアルセウスVSTARやヒスイゾロアークVSTARを一撃で倒すための、このデッキのサブアタッカーその3(ところで非ルールのヒスイゾロアークは悪弱点・闘抵抗持ちなのに、VSTARだと真逆になってしまうの、なぜ?)。
 レジエレキ(テラスパーク)でルギアやパルキアを一発で持っていくにはこだわりベルトが必要ですが、レジロック(ギガインパクト)は素点が140あるので、弱点を突ければベルトなしで280に届くのも優秀なポイントです。
 なお、次の番にワザが使えないという制約があるため、レジロックが攻撃した返しにベンチ狙撃を受けることがあるかもしれません。そこで1ターン棒立ちにならず、エネを切って逃げて後続の攻撃につなげられるようなエネルギー管理が必要になってきます。ルミナスエネルギーの2枚目3枚目は、こういうときにも役に立ちます。
 スタートしてそこそこ嬉しいポケモンです。とくに後攻であれば、レジゲートを使って盤面を整え、2手目からの攻撃開始をかなり安定させることができます。運がよければ後1から相手のアルセウスVを倒すことすら可能で、そうなればかなり有利な試合運びができそうです。

レジアイス 2枚

 レジアイスとレジスチルに関しては、対応するエネルギーを採用していないため、ただベンチを埋めるだけの賑やかし要員となります。とはいえレジゲートを使えるので盤面形成には寄与してくれますし、HP130というだけでも偉いです。
 今後ますますex環境になっていくなかで、ブリザードバインドの価値が下がると感じて水エネルギーは採用しませんでしたが、もちろん決まれば強いワザです。環境によっては、水エネルギーも十分に採用を検討する余地があると思われます。

レジスチル 2枚

 レジアイスと同様、鋼エネルギーを採用していないのでワザを撃つことができません。が、次の環境では鋼弱点のパオジアンexやセグレイブが増えると見込まれるので、闘エネルギーの1枚かダブルターボエネルギーを鋼エネルギーに替えて、ワザを撃てるようにするつもりです。キュレムVMAXだけは逃げるエネルギーが3なので倒すことができずレジギガス頼みとなりますが、逆にミュウVを倒すことができることは、覚えておいて損はなさそうです。

ボール系

 ボウルタウンの恩恵により手札に詰まる局面さえありますが、初動が大事なので枚数を甘えるわけにもいきません。とにかくエネルギーをトラッシュに捨てておくことが大事なので、ハイパーボールは文句なしの4枚。ヘビーボールは2枚欲しいくらいですが、現物を厚くしている手前、泣く泣く1枚に留めました。
 ボウルタウンのおかげで余ったボールはなるべく無駄撃ちせず手札に抱えたままにし、相手のジャッジマンやツツジで山に戻します。こうすることで、手札干渉対策を兼ねることにもなります。

いれかえ系

 本当は4枚あったほうが安定すると思います。枠の都合で妥協して3枚。いちおうボタンが4枚目を兼ねています。ロストを重く見ていれかえカートを厚めにしましたが、天敵そらをとぶピカチュウVMAXが今後増えてくることを考えると、あなぬけのヒモの2枚目は必須レベルになりそうです。

エネルギー転送 3枚

 このデッキにおけるぶっ壊れトレーナーズその1。このカード、最強です。
 前のレギュレーションのレジバレットは特殊エネルギーが主体で、これをサーチするには、不確定要素の大きいエネくじを入れざるをえませんでした。何度「オーロラエネルギー引けねぇ、落とせねぇ」と嘆いたことか。
 その点エネルギー転送は確定サーチです。その場面に応じた色のエネルギーを持ってくることができる。自分と相手の盤面をよく見て、盤面と対話しながら適切な色のエネルギーを選んでいるとき、あぁ、ポケモンカードやっているなぁと実感します。楽しい瞬間です。

こだわりベルト 2枚

 おもにレジエレキのテラスパークと、レジギガスのギガントブレイク用に貼るカード。本当は3枚目を入れたかったのですが泣く泣く2枚に。今後ex環境が加速すると、この枠は要検討になりそうです。

ポケギア3.0  2枚

 エネルギーを落としておきたい都合上トレッキングシューズとの択になりそうですが、個人的にはポケギアのほうを高く評価しています。枠さえあるなら4枚入れたいくらい。初動でサポートがないときに博士の研究を引き当てられると世界が変わります。手札に必要なレジを抱えたまま進みたい局面がけっこうあるので、手札に博士の研究しかないときに、ポケギアでセレナかミモザを持ってきて、そちらを先に使うということもあります。もちろん無駄撃ちせず、手札干渉対策として持っておくこともあります。

ともだちてちょう 1枚

 博士の研究で走る都合上、サポートをてちょうで山に戻し、ミモザでポケモンを山に戻すことになります。初動の博士の研究で巻き込まざるをえない試合は割り切りですが、外せない1枚です。

博士の研究 4枚

 エネルギーを落として進むために問答無用で4枚。ただ、新環境ではこの枠の1枚くらいはナンジャモに替えてもいいのではないかと思います。手札干渉しづらいのが現状の課題なので、ナンジャモの登場は大きいです。

ミモザ 3枚

 このデッキにおけるぶっ壊れトレーナーズその2。本当は博士で複数枚巻き込んでしまうリスクを考慮して4枚入れたいところでしたが、てちょう込みで3枚。
 前レギュレーションのふつうのつりざおと明確に違うのは、試合中に実際に使うのは1〜2枚で済むところです。ポケモン現物を厚めに積んでいる関係もありますが、ポケモンを5枚まで戻せるという効果が本当に狂っています(褒め言葉)。ボウルタウンとの相性がかなりいいし、おまけに3ドローまでできる。実際に使うとわかる、地味にパワーの高いカードです。

ボタン 1枚

 いれかえ札の4枚目兼やまびこホーン対策兼ロストのダメカンばらまき対策。
 種類の異なるレジを6体並べなければならないという制約上、すでに場に出ているレジと同種のレジをトラッシュからベンチに強制送還させられるやまびこホーンが非常に厄介です。たとえばロストデッキのヤミラミがレジロックに120のせたうえで次の番ルチャブルの特性フライングエントリーでトドメを刺し、空いたベンチにトラッシュからレジロック以外の異物をやまびこホーンで復活させたり。あるいは、崩れたスタジアムを張ってレジをトラッシュさせ、直後にロストスイーパーでスタジアムをロストに送り、やまびこホーンで異物を呼び出したり。こういう盤面から復帰するために、ボタンは外せませんでした。単純にすべてのレジがウッウのおとぼけスピットを耐えるので、ロスト対面では相手のダメージプランを崩すために有用です。レジギガスを回収することができれば、同じ番にこだいのえいちを2回使用できる可能性もあり、手札干渉対策をしつつ盤面を整えることができます。
 似たような役割のカードとしてはネジキとの択になるかと思いますが、ネジキだと入れ替えた元のレジをトラッシュに送らなければならないうえにダメカンは引き継ぐことになるので、ボタンのほうを高く評価しました。バトル場に草草炎と加速して、ネジキで突然レジドラゴ(ドラゴンエナジー)に変化して試合を決める、みたいな動きは強いし、ロマンがあるんですけどね。一時期、ネジキとかがやくリザードンでフィニッシュを狙う構築を試していたものの、再現性の観点から断念しました。

セレナ 3枚

 エネルギーを捨てつつドローでき、相手ベンチのポケモンVを呼ぶこともできるマルチなカード。今回は初動の安定に振るためにボスの指令不採用と甘えましたが、exが増えてくる次の環境からはボスの指令を1枚でも加えるべきだと思います。

ボウルタウン 4枚

 このデッキにおけるぶっ壊れトレーナーズその3。相手に割られなければ次の番のレジ供給が1体ぶん確定するという、相手視点かなりウザいであろうカードです。雪道で妨害するのもいいのですが、ウザさでいえばボウルタウンも十分ウザいと思われますし、たとえ相手を利するリスクがあろうとリターンのほうが遥かに大きいと踏み、今回は安定に振って4枚フル投入してみました。
 天敵であるロストシティやシンオウ神殿を割るためにも必要なカードです。

エネルギー配分

 もともと草2炎2で回していたのですが、直前で炎の1枚をダブルターボに回しました。ただ、ダブルターボは正直微妙だと感じているので、新環境では炎エネか鋼エネに替えることになると思われます。
 ギフトエネルギーも入れたいところですが、ルミナスエネルギーとの噛み合わせが悪いこともあり、枠の都合で断念。ギフトエネつきで殴れるのであれば、当然そうしたほうが強いと思います。

おわりに

 今後ディンルーexやそらをとぶピカチュウ、コオリッポ、エンペルトVといった天敵カードがどこまで増えるかにもよりますが、レジバレットは使っていて本当に楽しいデッキです。ピーキーなデザイナーズコンボと侮るなかれ。ポケモンを並べて揃える、適切なアタッカーを選んでエネルギー要件を満たして攻撃する、というポケモンカードの基礎というかエッセンスが詰まっていて、初心者にもオススメできるのではないかと思います。
 スノークレイ環境になっても、シティリーグで使用するデッキ候補のひとつとして、引き続き研究を続けていく予定です。ご助言や議論したい課題などがありましたら、ぜひTwitterのDM(@Numacraw_unite)のほうにもメッセージをお寄せください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?