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いつまで経っても使いこなせないカメラを使い続けている

 マジむり…

 かなり前に買って何度も持ち歩いてるのに、使いこなせる自信がまっっっったく無いカメラがあるんですよ。SIGMAのdp2 Quattroっていう名前なんですけど…。

 知らない方向けに雑に紹介すると、
 ・えぐい写真出てくる
 ・扱いがむずい
 ・SIGMA公式現像ソフトとの闘いを強いられる(?)
こんな感じのカメラなんですけど、購入してから8年経過してもいまだに使いこなせてない。何をどうすればいいかわからないカメラ。まぢむり…。

使うほど心が折れる

 あぁ、こんなにすごいカメラなのにまったく活かしきれない。100あるすごいところのうち、20くらいしか出せてないんじゃないか…どうすりゃいいんだこれ…。
 撮影から帰ってきて、写真を見返すたびにで落ち込むことになる。
 100枚撮影して、1枚ハマった写真が出てくれば御の字。いや、1枚も使えないこともある。
 技量とセンスがないのでカメラに申し訳ない気持ちになる。まぢむり…。

そんなカメラをどうして使い続ける?

 普通のカメラじゃ体験できないことを味わわせてくれるから。
 乏しい知識から絞り出して言うと、「しずる感」がdp2はどのカメラよりも頭飛びぬけて綺麗に撮れる。…と思う。(自信なさげ)
 水滴の1粒1粒から、目には見えなかった被写体の特徴。被写体を被写体たらしめるそれぞれの情報を写すことができるカメラ。Foveonセンサーは空気を撮る、という表現をしているが、まさにその通りだと思う。
 家に帰った時に、わぁ…、と感動させられる。撮っていた時は気が付かなかったものが見つかる。肉眼でみるより、更に鮮明に捉えてくれている。
 嗅覚と触覚も呼び起こしてくれる勢いの描写がたまらなく好きだ。

 ・・・完璧に使いこなせてはいないけど。まぢむり。 

低ISO感度しか使えないのに、暗い場所が撮りたくなる

 ISO100常用、がんばってISO200じゃないともうノイズ乗りまくってつらい。なのに、一番使いたい場面になるのが暗い場所、しかも雨とか水に濡れてる場所。
 レンズはF2.8だが、Foveonセンサーの特性で低ISOしか使えない。

 まぢむり…

作例とは言い難い写真の一部


はじめてdp2で撮った写真 喫茶店で出されたアイスコーヒー
「えっやば…なにこのカメラ狂ってる(誉め言葉)」と心の中で言った
こんなコップの傷、見た記憶ないよ
ただの平面的な画像なのに、ちゃんと水を水として表現してくれているような気がする。水滴、雨水、水溜まり。同じ水だけどちゃんと違う水。
「白って200色あんねん」じゃないけど、水にはいろんな水があるのじゃろう


フィギュアの素材の質感、光沢仕上げのバニースーツ
妙なリアリティを画像データから醸し出されるように感じる


壁は壁、鉄は鉄、人は人
透明なもの(ガラス)をちゃんと透明なものとして映してる
たぶん
毛ェ…
木目ェ…
拡大して初めて気が付く「天井ガラスに格子模様があった」こと


今日もまた、このカメラに悩まされ続ける

 まぁそれも、一興ということで。
 FFF(Full Frame Foveon)を開発中と聞いてはや数年、進捗芳しくないとは聞いていますが、APS-CのFoveonでこの悩みっぷり。FFFにしても到底使いこなせる気がしない。
 「わしゃぁFoveonマスターじゃ」という方いらっしゃったら、なんかコツとか教えていただけないだろうか。

 SIGMAさん、sd QuattroのLマウントVerとか出してくれませんか?('ω`)

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