見出し画像

こわくて尊い人間の営み

会社員時代に本好きの
気が合い、尊敬する同期の子と
お気に入りの本を貸し借りしていたことを思い出した

そこから私が読む本の
カテゴリーや作家が増えた

その時教えてもらったのは
「乃南アサ」だったなぁ

自分の本棚を公開することや
好きなものを公表することは

自分の頭の中や心の中
嗜好があらわになるようで
抵抗があった

私はミスチル好きを公言しているので
今さらなんだ?と、思われるかもしれないが

確かにあるのだ
抵抗感と恥ずかしさが

自分の好きなものを
受け入れられなかったり
批判されたり
軽んじられたりして

自分の感性を否定されるような
ことになったら耐えられない

これが抵抗感の正体だろう

「こんなのが好きなの?」
「センスないね」
「センス悪いね」

そんなことを言われた日にゃ
私の傷つきやすい自尊心が
ズタボロだっただろう

これはいつの時代のことを
書いているのだろう?
と、思ったけれど

思春期の頃のようで
つい最近のことのようで
今も持っているもののようでもある


ただ、こうして
感銘を受けた人や好きな曲
響いた言葉などをあらわしていくうちに

好きなもので誰かとつながれた時
感動で共鳴が起きた時に

守りたい自尊心なんて
ちっぽけなものだと思えるくらいの
大きな大きな波が
自分の中に起こることを知った

自分以外の誰かと
まったく同じ体験はできなくて
まったく同じ感動もできなくて

でも

私が感じたコトと
あなたが感じたコトを
分かち合おうとすることはできて

それは
素晴らしい人間の営みだ


そして、時に
ピースがピタリとハマるような
見えないナニカでつながったかのような
感覚が生まれることは

奇跡的で信じがたくて
でも、忘れられないものとなる

それをするには
自分の感情が動いたことを
言葉にし、あらわすということが
不可欠なんだ


好きをあらわす
自分をあらわす
他者とうねりが起きる


怖さを伴うかもしれないが
おそれと共に

今日も人間の営みを
しようじゃないか


それでは本日も
”自分が一番の味方”な一日を♪


■■コトバのチカラ■■
毎日、一言贈ります
あなたへのメッセージ
コトバのチカラを信じてる

『 ”好き”をあらわす
  ”自分”をあらわす
  そこからつながる  』

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?