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最強のマスタリングツール!?

どうも、またまたお久しぶりの更新です。
初旬頃に定期更新入れようと思っていたのですが書くことも思いつかず...
気が付けば3月も終わろうとしていますね。
2020年になって3か月近く経っても相変わらず継続できない体質は治っていません。
新年度始まったら本気出す(出さないやつ)

さて、今回は久しぶりにレビュー記事です!
今回は以下の2つの製品をまとめて紹介します。

・Signum Audio / Bute Limiter
・Signum Audio / Bute Loudness Analyser

ぶっちゃけどちらも非常にシンプルなプラグインなのでnoteに書くほどの内容も思いつかないのですが...

いずれも現代のマスタリング、すなわちラウドネス管理に適したツールとなっていて非常に便利です。

何がどう便利なのか思ったままに書いていこうと思います。

1. ラウドネスのお話

そもそもラウドネスって?某メタルバンド?
とまぁ、DTMや動画投稿をしない人にとってはさっぱりかもしれません。

ざっくり説明すると音量のことです。(ざっくり過ぎ)

もっと正確に定義するならば
人間が一般的に耳で感じる音の大きさ」のことです。
ナニソレイミワカンナイって聞こえてきそう...

ピークやRMSといった指標は聞いたことがあってもラウドネスについては馴染みが無い人も未だに多いのでは無いでしょうか。

というのも元々この基準は放送業界を中心に普及したものです。

近年は音楽もCD中心の市場ではなく、YouTubeのような動画サイトやSpotifyのようなストリーミングサービスが中心になっています。
そしてこれらのサービスが全作品のラウドネスを均一化するシステムを導入するようになりました。
そのため音楽業界でもラウドネスが新基準としてここ数年の間に適用されるようになりました。
※違ってたらすみません

こんな感じで現代ではラウドネスの均一化を想定したマスタリングが求められるようになっています。

詳しく気になる人は「音圧戦争」とでも検索してみてください。

とまぁ、長々と書きましたが...
Signum Audioの製品は現代のニーズに対応した物になっています。

2. Bute Limiter

スクリーンショット 2020-03-24 19.56.58

発売から話題になりプロのエンジニアも絶賛しているリミッターです。

このリミッターの一番の利点は何といっても音の透明度
本当に何か機能してるの?って感じるほどです。

このリミッターが特に活きるのがマスタリング作業です。
ミックスにほぼ影響を与えることなくピークの管理ができます。

逆に言えば全くキャラ付けできない上に操作パネルがスレッショルドとカーブ特性だけなのでミックス作業には向いてません。
マスタリング向けのリミッターって考えた方が良いです。

ユーザーのほとんどがスレッショルド触らずにマスタリングの最終段に立ち上げているだけじゃないでしょうか。(偏見)

スクリーンショット 2020-03-24 20.48.52

実際にリダクションするとこのように赤色で表示されます。

他に便利な機能として、画像見ていただければなんとなくわかると思いますが、DAWの再生ヘッドに同期してピークレベルとリダクション量の推移を記録してくれます。
過度にピークしている箇所を探す際に便利です。

簡潔にまとめると
放っておいてもピークを抑えてくれるリミッターです。

セール時で3000円前後で買えちゃうので持ってて損はないです。
むしろ一般的なDTMerならジャンル問わずスタメン入りかと。

3. Bute Loudness Analyser

スクリーンショット 2020-03-24 19.57.04

こちらもSignum Audioから出ているメータープラグインです。

個人的に非常に便利だと感じているのが、Bute Limiterの方でも書いた数値を記録してくれる機能です。

True Peak、ラウドネスのShort TermとMomentary、RMSの4つの数値をDAWの再生ヘッダーと同期してリアルタイムに表示・記録してくれます。

わざわざ再生ヘッド戻して数値見て...ってしなくても一覧できるのはとてもありがたいです。

スクリーンショット 2020-03-24 20.41.21

このような感じで、True Peakが規定値を超えていると赤い印が付きます。
(ここではRMS-9.0の基準でマスタリングしたつもりの音源を通してみました)

それから各規格に合わせたメーター表示ができるのも嬉しい機能です。

一般的なラウドネス規格のEBUやITUだけでなく、YouTubeやSpotifyなど配信サービス向けのプリセットも備えています。

ただし、スペクトラムアナライザーのような機能や位相の表示は無いので、マスタリング向けのメーターツールと考えるのが妥当だと思います。

4. まとめ

長々といろいろ書きましたが、どちらもマスタリングの作業では必須レベルで便利なプラグインだと感じました。

とは言っても他のメーターやアナライザーも併用した方がより正確なマスタリングができると思うので「これだけで!」というわけにもいきませんが...

価格がそんなに高くないのもポイントですね。
どちらもセール時で3000円ちょっとで買えます。

あとはGUIも個人的には好みです。
SoundSpotなんかもそうですが、シンプルで近代的でわかりやすい。

マスタリングに最適なリミッターやメーターに迷っている人にはぜひともおすすめしたい製品です。


ということで今回はここまで。

約2200字、久しぶりにたっぷり書きました。

新年度迎えるので定期更新のことも検討します。

それでは!


ここまで閲覧してくださった方へ

最後まで読んでいただきありがとうございます!
これからも更新していこうと思いますので、
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