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僕の人生のスタートは波乱

先日僕の年収に関してまとめた日記をアップしたのですが、一見凄くうまく行った人生のように見えてスタートはなかなか波乱に満ちていました。

大学を卒業し、初めて入った会社。この会社は自分が将来にかけてやりたかった内容に加えて初任給が割と良かったこともあり選びました。初任給は30万で当時としては割と条件の良いIT系の会社でした。当時WIndowsのサーバ(WinNTとか知らない人いると思うけど)でネットワークサーバを構築して、その中でもファイアウォールと呼ばれるネットワークのゲートウェイを構築している会社でした。新卒で何も技術のない僕は最初Delphiという言語を勉強していました。並行してVisual Cも触ったのですが、結局プログラミング言語は僕には合わなく、身につくことはありませんでした。

新卒トレーニングは修善寺の研修所で行い、社会人って楽しいなぁと思っていると、入社2ヶ月目に給料が遅れるという事件が発生しました。夕方突然集められ、会社のお偉いさんから、今月の給料の支払日は1週間ほど遅れますと伝えられました。いやいや社会人1年目の新卒で給料遅れるとかマジ勘弁。家賃の支払いとかどうするの?って感じでした。そして1週間遅れで給料が振り込まれ、初任給の有り難みを別な意味で実感できました。そして社会人2ヶ月目にはなかなかハードな現実が始まりました。突然、会社の周りに黒服を着た人が立つようになり、会社のビルに入る時にジロジロ観られるようになりました。メンターの先輩達もなんだか上の空で仕事。今思えば賢い人は会社の将来を心配したのだろうけど、僕は毎日のトレーニングと先輩の手伝いが楽しくて、その辺は無頓着でした。

そして2ヶ月目の給料日も今度は2週間遅れ。そして支払日の数日後に悲しいお知らせがありました。「頑張ったのだけれど会社運営を継続できなくなり、とある外資系企業に買収されることになりました。新入社員は買収先の企業には行けません。なんとか次の会社を探すので待ってくだい。」ひょぇぇぇ!なんということでしょう。それから1週間ほど不安な日々を過ごしました。中には、元々声優をやりたかったんだ!ってあっさり会社を辞めて声優学校へ行く同期もいました。そしてここから僕の1回目の幸運が始まりました。この会社へ出資していた大手システムインテグレーターが全新入社員を雇ってくれると言うことでした。普通にいこうとしてもなかなか入れない優良企業に裏口入社。でも、ここでどの部署に行くかでみんなの人生が大きく変わっていった。

今でも覚えている、その拾ってくれた大手の会社の人事担当との面接。「君はどんなことをやってみたいの?」その質問に対して、「僕はコンピュータセキュリティに関する業務をしてみたいのですが、どこかそれに近い部署はありますでしょうか?」人事の人「あーうちはそういうのやってないからw」まじか〜!!結局ウィルス対策製品を取り扱っている部署へ配属。なんと係長一人に僕の同期三人(事務一人、SE二人)というびっくりチーム。人事の人の「そういうのやってないから」が頭の中でリフレインしていた。

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