見出し画像

老後資産の積立と取り崩し

皆さんこんにちは
若者に色々役に立つかもしれない情報をたまに呟いているおじさんです。

今日Xのタイムラインに将来資産を取り崩しをすることになるが、取り崩し直前まで積み立てを続けるのかというコメントを見かけた。
そして、取り崩し間際になると月々の積立額は運用元本が既に大きくなりすぎていて新規の積立額は運用にほぼ影響がない程度まで縮小しています。

毎月5万円積み立てているとします。
年利4%で運用されているとすると30年経過すると元本は税引き前で3400万程度になっています。これを4%で運用した場合翌年136万円の利子が発生するのに対して、翌年から資産を取り崩す場合、直近の年に入金された60万円(月に5万円)の4%は、2.4万円と136万円に対して1.7%程度の誤差範囲の金額になってしまいます。もちろんお金を入金すればその分の元本が増えるのでした方が良いのですが、僕個人的には、ある程度目標額に近づいたタイミングで、入金を止めて既に運用を始めた資産だけで一定年数を経過すると目標金額に到達するという形が良いのではないかと思っています。

僕のイメージでは、例えば25歳から毎月5万円の投資を継続し30年後の55歳の時に、3400万円に到達しているとします。この時、丁度新NISAの枠を使い切っているはずです。(年間60万円x30年=1800万円)ここで得られた3400万円を65歳まで更に10年運用すると、約5000万円になります。
ここから毎年228万円を取り崩して、残額が3%で運用された場合、以下のような取り崩しのグラフになります。毎月19万円と年金を合わせれば、それなりの暮らしができるのではないでしょうか。

https://www.smbc.co.jp/kojin/special/lifetime/simulation/simulation.html

僕のイメージでは、55歳から65歳までは、目標となる投資が終わっているので、それ以降は、投資へ回す必要がありません。では、55歳から65歳までの10年間、毎年240万円(月に20万円)で生活するとします。10年間で2400万必要になりますが、もし5000万円に追加して2400万の合計7400万が総資産になっていればどうでしょうか。この人は俗にいうFIの状態になっていると言えます。(あくまで月の生活に必要な金額の合計が20万円の場合ですが)

三井住友銀行のシミュレーターを使ってみたのですが、55歳から毎年300万円(月25万円)を取り崩し、残り資産が3%で運用される場合を出してみました。これは理想的ですよね。年金が支給されるようになれば更に月に使用できるお金も増えますし、繰り上げ受給をした場合、60歳から年金をもらうと、24%金額が減ってしまいますが、仮にもらえる金額が15万円だったとしても11.4万円これに加えて25万円があるので36.4万円が60歳から使えるお金になります。
逆に66歳へ年金受給年齢を先送りした場合8.4%も多く受給できるようになります。15万円だったとしたら、16.26万円になります。これと25万円を合わせると41.26万円となりかなり余裕のある生活になると思います。

それでは、7400万円を複利運用で新NISAも使いながら達成するにはどうすればいいでしょうか。
1800万円の新NISA枠を使い切るのは前述した毎月5万円の4%運用で到達し、資産は5000万円に到達できることになります。後2400万円は30年間かけて普通の課税口座で運用しなければいけません。計算をすると、毎月3.8万円追加で運用をすると、7400万円に到達できます。
合計で毎月8.8万円を4%で運用していけば、めでたく55歳でFIRE達成できるということになります。
でも、25歳の頃の8.8万円は家計にとってかなり厳しい金額になります。僕も初めて勤めた会社が僅か3か月で経営不振から別会社に買収され、給料は遅れ、家賃を払うことすら大変だったのを覚えています。(大学に行ったら是非アルバイトで50万円くらいは貯金を貯めておきましょう。高卒で働く人は、一人暮らしは我慢して実家から通って、30万円くらい貯めたら、投資を始めましょう。)

では、25歳から35歳までは、月3万円で4%だとどうでしょう。僕は、最初の会社を解雇されてしまって、その後に運よく拾ってもらったITの会社では、ひたすら仕事しかしていなかったので、月3万円は余裕でした。仕事が忙しすぎて自分にお金を使う時間がなく、銀行に貯まっていくだけでした。これをただ貯めるだけでなく、今の若い社会人ならNISAへ投資できるので、とても羨ましいです。
では、月3万円をNISA枠で行った場合、360万円の枠を使って440万円になっています。1800万円の枠の内360万円使っているので残りは、1440万円この枠は急ピッチで埋めた方が得なので、35歳からは毎月10万円を投資したとします。すると12年後の47歳の時に枠を使い切ることになります。47歳の時4700万がNISA口座枠に入ることになります。これがそのまま55歳まで運用されるとすると、55歳の時には、6400万円になっています。後1000万円を8年間で運用すればGoalですね。計算すると毎月9.1万円を8年間投資するだけでなんと1000万円(税引き後)を運用で増やすことができます。しかも、35歳の時は、今までの毎月投資額が一気に倍の10万円に増えたのですが今回はNISA枠を使い切っているのでそこには手を付けず、新たに特定口座(確定申告するなら一般口座でもいいのですが)で運用を始めるので、その原資を毎月9.1万円積み立てることになり、今までの10万円よりも少ない金額が毎月投資されることになります。この年齢になると普通であれば給料も増加しており、投資への負担がどんどん低下している年齢になると思います。また、45歳を過ぎると稼ぐ金額が増えますが、自分の自由になる時間も増えてくるため、一番自分の余暇への投資(浪費)を行いやすい年齢になるとも言えます。こんな人生はとても素敵ではないでしょうか。

このnoteが若い人たちの目に止まることを祈って書いていますが、これは複利と時間を使っているので、若い人しか実践できません。是非1日でも早く投資を始めて、安定した老後を迎えてもらいたいと思います。投資をしていない人は、まずはNISA口座を作りましょう。NISA口座は、証券会社(ネット証券、窓口のある証券会社)でも銀行でも郵便局でもできます。相談できる誰かが欲しい場合は、窓口のある証券会社や郵便局や銀行が良いと思います。ネットで調べて自分で始められる人はネット証券が手数料などもろもろ含めて安いのでお勧めです。

今日はあなたの人生で最も若い日です。このnoteを見たら是非NISA口座を作って、投資を始めてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?