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未来の会議はこうなる!?VRワークスペース「Horizon Workrooms」を社内ミーティングで使ってみた!!

こんにちは!R&Dラボです。

「とりあえず新しいものは試してみる」という好奇心を大事にしている我々ですが、今回はヘッドセット「Oculus Quest2」で利用できるバーチャル会議システム「Horizon Workrooms」を社内会議で使ってみました!

facebook technologiesが今年8月に公開した、VR空間内でアバターの姿でミーティングができるサービス。

準備編

まずは、ヘッドセットを人数分用意。こうして並べてみるとなかなか壮観です。充電用のコンセントが足りません。

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そして、全て同じ色なので、リモコンが混ざって大変なことになります。何色かあるとありがたいのですが。

Oculusはfacebook(現meta)社傘下のVRデバイスおよびプラットフォーム。先日、マーク・ザッカーバーグCEOが発表したメタバース構想ともつながってきますし、最近リリースされたOculus版バイオハザードは「失神するほど怖い」と言われるなど話題になっています。

今回は、世界初のパラレルVRドラマ「ゴースト刑事」や、NO BORDER1964TOKYO VRなどVRを活用した企画を手掛けてきた、Tプロデューサーこと土屋敏男さんのプレゼンを聴き、皆でディスカッションするミーティングを全員バーチャルでやってみました。

▼ヘッドセットを装着して会議に臨む土屋氏

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▼こちらは他の参加者の部屋。今回、初めてOculusを体験するメンバーも多いので、同じ部屋でやりました。(声の問題があるので、別の場所でやるのが好ましいです)
ちょっと異様な光景です。廊下を歩く人たちが皆、二度見していきます。
無言で写真を撮って立ち去る社員もいました。

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体験編


やってみると結構感動するのですが、言葉ではなかなか伝わりにくいのがVRの辛いところです。ということで、ミーティングの様子を録画しましたのでご覧ください。

いかがでしょうか

さて、このHrozion Workrooms。これまでもVR空間での会議ができるサービスはたくさんありましたが、注目ポイントがいくつかありまして、

●声がちゃんとアバターがいる方向から、聞こえてくる

●声のボリュームも、(VR空間上での)相手との距離によって変化する。なので、遠くの席の人に聞こえない声で、隣にいる人とこそこそ話ができる

●ハンドトラッキング機能で、リモコンを持たず手のみである程度操作でき、指の動きなども細かく再現。
なのでジャンケンもできるし、ろくろも回せる!

●手元のPC画面をVR空間に表示でき、大画面で投影、プレゼンできる。

●キーボードも位置を同期してVR空間に表示でき、タイピングやタッチパッドでの操作ができる(対応機種→Apple Magic Keyboard/Logitech K830/13インチMacBook Pro (2016-2020)/15インチMacBook Pro/16インチMacBook Pro)
→対応機種でなくても、手元だけ透過表示して、リアルキーボードを見ながらの操作が可能。

●複数人で一緒に、ホワイトボードに手描きできる機能も

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(出典:moguraVR)https://www.moguravr.com/omesis-workrooms/

白髪アバターの土屋さんと、それ以外のメンバーは別の場所にいるのですが、本当に同じ空間にいるように感じるような没入感、空間を共有している感覚を得られました。
通常のウェブ会議と比べて、身振り手振りや、見ている方向、声の方向など情報量が段違いに多いことによるものでしょう。
逆に、改めて、会議という限られたシーンですら、リアルの場における情報量というのは膨大なものだということを感じさせられました。

参加者の感想

N氏 すべてが新しい、かつてない体験でした!バーチャルが進化すると、どんどんリアルに近づいていくんだな、って不思議な感じでした。完全に時間と空間を超えてます。通常の画面分割のリモート会議とは全く違うあの感覚は、どんなに口で説明しても多分伝わらないので、ぜひ一度やってみてください!

K氏 普段のオンライン会議だと参加者は「顔も出さず、マイクも入れず・・・」、話している人はリアクションを全くつかめなくて、しんどいなーと感じる人も多いと思います。でも、Workroomsは参加者の素のリアクション(声、しぐさ、表情などなど)を、参加者みんながリアルに感じ取れます。とにかく「会話が弾む!」ので、これはオンライン時代のテレビ局向けの会議ツールだなと思いました。


まとめ


「この空間内にどんなコンテンツを出せば面白いだろうか」「会議室の外の景色も変えられると気分転換になって良さそう」「自分のアバターで参加したい」「いや、これからは仮装アバターの時代」といった感じで、通常のビデオ会議に比べ、活発なディスカッションが行われました。

ただ正直なところ、長時間ヘッドセットを使うとかなり疲れますし、そもそもOculusを持っている人は全体からすると多くないですし、まだまだ一般的ではありません。ただし、10年ちょっと前まで無かったスマホに、今では電車内のほぼ全員が没入しているように、何年か後にはヘッドセットが小型軽量・低価格になり洗練され、あるいはまったく別のかたちで生活に溶け込んでいて、一般化しているかもしれません。

そうなったときに、我々は生活者にどんなメディア体験やサービスを提供できるのか。他部署のメンバーも巻き込んで考えていく良い機会になりました。

R&Dラボでは、引き続き色々な新しいデバイスやサービスを積極的にトライし、その先を想像して、新しい取り組みをしていきたいと思います!!

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