ニューノーマル時代の注目サービス
こんにちは、NTTレゾナントテクノロジー アジャイルデザイン部 企画・マーケティング担当の上田です。アジャイルデザイン部は、スマートフォン向けアプリのサービス開発を行っています。私の仕事は、アプリの市場動向やマーケット分析もあり、毎日ルーティンでチェックしながら、気になるアプリやサービスはslackでチーム共有し、良い点や参考にしたい点をシェアしています。そこで今回はニューノーマル時代に、新しい体験をもたらす話題のサービスをピックアップして紹介します。
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1.mmhmm(ンーフー)
mmhmm (https://www.mmhmm.app/ )
mmhmmは元EvernoteのCEOで、スタートアップスタジオ・All Turtles代表 フィル・リーピン氏が作ったバーチャルカメラ&プレゼン作成サービスです。テレビのニュース番組のようなスタイルで、ビデオ会議用のバーチャル背景に発表資料を合成でき、発表者の自分も1つの画面映像にして、GoogleMeetなどのビデオ会議ツールに配信できます。
これまでのビデオ会議では、画面に自分を表示するか、スライドを写すかのいずれかしかできませんでしたが、mmhmmなら一度に表示できます。一番の特徴は、スライド上の自分を自由自在に操作できること。自身を切り抜き・透過させたり、拡大や伸縮して注目してほしい箇所に指差しジェスチャーしたりなど、発表者の感性を活かすプレゼン機能が、このアプリ1つに揃っています。
フィル氏のプレゼンも楽しいmmhmmの紹介動画。ゲームコントローラーでも今後操作できるようになるそうです
他にも、友達を招待して一緒に同じmmhmmの画面を操作できる「Copilot」機能や、スマホ画面もmmhmmから簡単に共有でき、アプリの操作実況やスマホ内の写真・動画の投影ができたりと便利に使えます。
同様のサービスにPreziビデオや、直近ではZoomがPowerPointの背景機能を公開したそうで、今後もビデオ会議上のコミュニケーションを拡張する機能やツールは増えていきそうですね。現在は、macOSのみ対応し、クローズドβテスト版が公開されています。
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2.Amazon Halo(アマゾン ヘイロー)
Amazon Halo (https://www.youtube.com/watch?v=1TqICzytWBQ)
StayHome期間中、運動不足を感じる方も多かったのではないでしょうか。Amazon Haloは、Amazonが発表したヘルスケアトラッカー。ウェアラブル端末のリストバンドと専用アプリを用いて、従来とは違った手法で健康のためのアドバイスをしてくれます。
リストバンドにはよくあるディスプレイや通知機能がありません。Haloの主な機能は5つあり、「アクティビティ」では単に歩数などの指標をトラッキングするのではなく、持続性・強度も踏まえてスコア表示してくれます。座りすぎもマイナスになり、こまめにスコアをチェックすることで、日々の運動不足の解消に役立ちます。
「ボディ」は画期的です。スマホのカメラで全身を撮影し、画像から生成した3Dモデルを機械学習が解析、体重計に乗ることなく、体脂肪率を測定します。「トーン」では声のトーンやテンポ・大きさから感情を分析し、ストレスやコミュニケーションの状態がわかります。
他にも「スリープ」で睡眠のアドバイス、「ラボ」ではサードパーティ提供のワークアウトも利用できます。まずは米国から提供を開始し、価格は端末が9.99米ドル、アプリの機能利用に月額固定で3.99米ドル、初回登録から6ヶ月間は無料で利用できます。日本での発売も待ち遠しいですね。
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3.snaq.me(スナックミー)
snaq.me(https://lp.snaq.me/)
最後にアプリではないですが、私が今めちゃめちゃはまっているサービスをご紹介します。おやつのサブスクサービス「snaq.me」です。100種類のおやつの中から、パーソナライズされた自分にぴったりのおやつが届きます。
おやつの時間の価値を上げることをミッションとしているsnaq.meは、お菓子そのものではなく、毎回届く「おやつBox」を通じて、おやつの時間を楽しんだり、開ける時のワクワク感ふくめた「おやつ体験」を提供しています。
おやつ診断で好みを送ると、snaq.meがセレクトする8種類のおやつが「おやつBox」でポストに届きます。外出自粛中にちょっとした買い物にいけないとき、とても重宝しました。
何が入っているかは開けてからのお楽しみ。食べきりサイズ(20-30g)で、無添加なので安心して食べらるのも魅力です。おやつBoxの組み合わせは1000億通り以上だそうで、マイページから食べたおやつに評価を送ると、さらに自分好みにカスタマイズされていくそうで、体験を続けたい楽しみにつながっています。
現在、国内のお菓子市場は3.4兆円(*1)、一方で食のEC化率は2.89%とのこと(*2)。snaq.meはおやつ生産者のデジタル化支援も行っているそうで、プラットフォーマーとしての成長の期待はもちろん、消費者・生産者双方がハッピーになる取組みを今後も期待しています。
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以上、ニューノーマル時代の注目サービスを紹介しました。今後も定期的にお届けしていきたいと思いますので、ぜひお楽しみください。今回の記事に興味やコメントがありましたら、公式Twitterから気軽にコンタクトください。
<出典>
1. 全日本菓子協会 「令和元年 菓子の生産数量・生産金額及び小売金額(推定)」 : http://anka-kashi.com/
2. 経済産業省「令和元年度 内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)報告書」:https://www.meti.go.jp/press/2020/07/20200722003/20200722003.html