綺麗ごとがまかり通る世界になれよ

野望は世界平和、とまでは言わないから、せめて半径1m以内にいる家族、友人、仲間が幸せに生きていければいい。ただそれだけ。

ただ、今の仲間は会社という檻の中で死にかかってる。その環境を変えられない状況がつらい。逃げ出したいけど、彼らを残して去ることもつらい。どの選択でも、つらい。全員が救われるエンドはこの世界線には存在していないらしい。だったらみんなで別の世界線に行きたい。

「次のお仕事は、人材活用や社会人教育に携わりたい。もっと成長できるはずなのに、伸びずに悩んだり辞めたりする人が多くて、辛かった」と言うと、「すごく純真な意見」と感激された。そんな綺麗ごと、まかり通る世界、あるわけがないって暗に言っていた。知ってた。知ってるんだけど、そんなことで悩む人を身近には作りたくなかった。もっと活躍できるんだよって背中を押してあげられる人になりたかった。人を使い捨てるようなことだけは、あってほしくなかった。私の仲間は、価値のない人間じゃない。

好きだと思える仲間と、笑いあってたかっただけ。ささやかだけど、贅沢な願い。

環境作りという意味でバックオフィスのお仕事を検討したけど、「理想と現実は全然違うよ」と言われた。私はいつだって夢描いてばかり。だけどねぇ、綺麗ごと、言っちゃだめ?無理かもしれないけど、私は100%無理とは言いたくないよ。綺麗ごとがまかり通る世界がくるかもしれないんだよ、強く願い続けたら、強く動き続けたら。

だからこの綺麗な部分は捨てない。若さゆえのものでもあるだろうから、いつか捨てることになる日まで持っておく。私は、私の行動で、一人でも多く幸せだと思える人を作りたい。



願わくば、「好きだと思える仲間が、心身壊さずに働ける環境を作ること」ができたらよかったのに。成長を見守りたかった後輩もいる、成長する姿をそばで支えたかった人もいる、一緒に成長したかった人もいる。だけど、いろんな意味で力不足だった。耐えきれなくなってしまった。何で我慢できなくなったんだろう。願いが足りなかったかな。本当に弱くなった。

こんな私が綺麗ごとだけで生きていけるのか。

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