1ヶ月で脚本を書いてヤングシナリオに出してみる(2日目/28日目)

こんばんは、中村冬雪です。
昨日はモチーフと作品の概要を決めました。

今日は全体のあらすじを考えます。


主人公は初めて勤めた会社が合わず、退職した。次の仕事に就く気力も起きず、家でダラダラと過ごしていると「(母)元気?」「(同級生)結婚します」の連絡を見てイヤになり、スマホを置いて外に出る


主人公はバスターミナルに着き、一番すぐに出て一番遠くに行きそうなバスを探して三島駅行きに乗る。初めは主人公ひとりだったが、出発直前にヒロインたち5人のグループが駆け込んでくる。ヒロインは主人公を見て、驚いた顔をするがすぐに自分の椅子につく。


バスはしばらくしてサービスエリアでトイレ休憩で止まる。主人公とヒロイン以外は外に出ていった。誰もいないと思って後ろを見た主人公はヒロインと目が合う。そこでヒロインが主人公に「その服、惑星ソラリスですよね。映画の」と言う。そこから少し映画の話になり、聞くとヒロインたちのグループは映画サークルで仲良くなり、卒業してから久々に集まっての旅行なのだと言う。他の人達が帰ってきて、ヒロインが主人公をグループに紹介する。映画の話でひとしきり盛り上がり、グループの中の男が「どこに行くんですか?」と聞くが、主人公は「何も決めてない」と答える。「それなら」と主人公も一緒に熱海旅行に行くことになる


三島駅からJRにのり、熱海駅につく。そこでろくろでのお椀作り体験で映画ゴーストごっこなど、ひとしきり楽しむ。主人公とヒロインは打ち解け会う。宿をとっていなかった主人公は電話を借りて予約して戻ろうとすると、グループの人達が「最初は知らない人誘うなんてどうなることかと思ったけど、面白いし好い人だね」と会話しているのを聞く。


一度解散して、夜の花火で会おうとヒロインたちと話して別れようとしたところで、グループの男に「余計なお世話かもだけど、ヒロインはやめとけ。あいつと付き合った男はろくなことになってない」と言われる。主人公はまたイヤな気持ちになり、花火の時間になっても宿の部屋にいた。


宿にヒロインが来て、主人公を連れ出す。
「何かいわれたの?」とヒロインが聞くが主人公は「何も」と嘘をつく。
それを見てヒロインは「いつも、誰かが自分のことをどういってるのか気になってつらい。今誰かが思う自分を演じてるような気がする瞬間がある」と話をする。
主人公も同じ気持ちで職場に馴染めず、辞めた話をする。
「私達はこの世界で生きるのに向いてないのかもね」と言って笑い、2人はそのまましばらく話しながら散歩をする


次の日、グループ5人と主人公はバスターミナルで別れる。ヒロインが別れ際に「来週土曜19時、またバスターミナルで会おう」と話す。主人公もうなずく。


主人公は翌週バスターミナルに行くが、ヒロインは来なかった。
そして次の週も待ったが来なかった。
ずっとこのままではいられないと、主人公は次にヒロインと会ったときに、良くなった自分を見せられるようまた働き始めた。


1年後、主人公はグループの男と再会する。その時、ヒロインは事故であの旅の直後に亡くなっていたことを知る。


次の土曜日、主人公はバスターミナルに行き、また同じバスにのって同じルートで同じ場所に行き、ヒロインのことを思い出していた。自分が立ち直るきっかけをくれたことに感謝し、主人公は「ありがとう」と話す


以上がざっくりとしたあらすじです。
踊り子の歌詞と雰囲気から広げてみました。

明日は全体の構成と名前や設定を決めます。

おやすみなさい。

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