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多幸感に満ち溢れた笑顔とともに 1年4ヵ月ぶりの超特急アリーナツアー

神奈川・ぴあアリーナMMでの6月4、5、6日と兵庫・神戸ワールド記念ホールでの6月10、12、13日の計6日間行われた、ダンス&ボーカルグループ超特急の東西アリーナツアー『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2021 SPRING 「Hoopla!」』。今回私は実際に会場へ足を運ぶことが叶いませんでしたが、嬉しいことに、先日MUSIC ON TV!にて放送された6月6日神奈川・ぴあアリーナMMの回を観てのレポートをします。

1年4ヵ月ぶりの有観客ライブは、このご時世のため観客の声出しは制限されていましたが、事前に募集した8号車(超特急のファンの総称)の声を会場に流すことで、超特急を語る上では外せない〝8号車との一体感″で会場が満たされていました。

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ボーカルのタカシさんの晴れやかな声とともに始まったのは「What's up!?」。現実は理想とは異なり厳しいことばかりだけれど、それも含めて人生で、いつか笑えるときのために前に進んで行こうという歌詞が、今回のライブの1曲目にぴったりでした。衣装はギンガムチェックのセットアップがポップで可愛かったです。久しぶりに8号車を目の前にして踊って歌う彼らの表情は、「もう楽しくてしょうがない」という気持ちが溢れ出ていました。

次に「Kiss Me Baby」、「Drive on week」、「超えてアバンチュール」とライブ定番の3曲が続きました。そして、〝Dear″の文字から書き綴る、大切な人へ宛てた手紙が出てくるショートムービーが流れると、超特急から8号車への愛を表現するかのように「Pretty girl」と「up to you」を披露。私服感のある衣装は、普段イメージカラーを強く押し出す彼らにしては珍しく、赤・オレンジ・黄色などの暖かい色を基調としていて、見ていてハッピーになりました。

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続く「My Buddy」から始まり、「PUMP ME UP」で終わるメドレーは、メドレーだから当たり前かもしれませんが、本当にノンストップで、その中でブレずに歌って踊るタカシさんはすごいなと思いました。

夏らしさ満点のちょっぴりコミカルなショートムービーを挟んだ後は、「Summer love」と「Make it hot!」の夏の定番曲を。

テーマをいくつか掲げて8号車に募ったランキングコーナーでは、〝2020年超特急に会えない時期に聴いた曲ベスト1″の「a kind of love」、〝セクシー曲ベスト1″の「We Can Do It!」、〝もう一度見たい聴きたい超特急(ペア/ソロ)の楽曲ベスト1″を発表。ペア/ソロ曲はなんと3曲(「LIBIDO/カイ・リョウガ」、「Cosmic 岬/タクヤ」、「Candy Night/ユーキ・タカシ」)も見せてくれました。

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私が投票した曲はどれも披露されなかったのですが…。でも超特急の曲はすべていい曲なので、どれも聴けてよかったです。

そして、後半戦がスタートすると雰囲気がガラっと変わり、大人な超特急が登場。初披露となった「Table Manners」はコロナウィルス感染拡大の影響で中止となった昨年6月の『BULLET TRAIN ARENA TOUR2020 SPRING 「WELCOME TO THE BULLET TRAIN DINER」』のテーマ曲となるはずだったので、誰もが待ち望んでいたのではないでしょうか。もちろん、私もその1人です。超特急初となるスウィングジャズサウンドの「Table Manners」は、メロディだけだとスタイリッシュな曲ですが、よーく歌詞に耳を傾けると、彼女とのおしゃれなディナーデートに戸惑うばかりで、お世辞でもかっこいいとは言えない男性が主人公の歌です。このまさに超特急の真骨頂といえる〝ダサかっこいい″の世界観を見事に表現されていました。シアタージャズ系の要素を取り入れた振り付けと彼らの表現力で、まるでミュージカルを鑑賞しているかのよう。特にユーキさん!ダンスが上手いのはもちろんですが、オドオド感が絶妙に顔に表れていて、本当に素敵なダンサーだなと思いました。

「Table Manners」の次は「Fantasista」へ。この曲は昨年末に開催された『BULLET TRAIN ONLINE SPECIAL LIVE 2020「Superstar」』にて初めて披露されて、今回は2度目でした。前回はタカシさんが初めて手掛けたとされる、お花の刺繍が入ったブラックのセットアップで大人の男性らしさが全面に出ていましたが、今回はベロア素材?のトラックスーツで少しカジュアルな感じに。

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暖かなサウンドと優しく語りかけるような歌詞が超特急という存在にぴったりな「Asayake」では、センターを務めるタクヤさんの柔らかく包み込むような微笑みが印象的でした。

ラストスパートは再びライブ定番曲の「Booster」、「Burn!」、「バッタマン」で畳み掛けるように駆け抜けて、最後には、この状況下でこれから先何が起こるかわからない世の中でも、いつでも8号車のみんなにエールを送り続ける、というタクヤさんの言葉から「Yelll」で締めくくられました。(アンコールがあったようですが、MUSIC ON TV!での放送はここまででした)

超特急のライブって、ステージに立つカイさん、リョウガさん、タクヤさん、ユーキさん、タカシさんと長い時間をかけて一緒にステージを作り上げていくスタッフの方々、そして8号車。全員の絆を強く感じることができます。まだ一度もライブへ行ったことのない私が思うので、実際に行ける日がきたらより一層感じるのだろうなと思います。

誰も予想できなかったこの世界情勢。まだまだ長い闘いとなりそうですが、ライブが開催できなくても・ライブに来ることができない人がいても、どうにかして自分たちの想いを真っすぐに届け続けてくれる超特急。1日でも早く、当たり前にライブで楽しめる日が訪れることを楽しみにしています。

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記事内の写真はこちらからお借りしました↓

(見出し画像と最後の1枚のみ超特急公式LINEより)

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