見出し画像

ゴルフ 基本に悩まないスイング構築の仕方

<32年前の自分にゴルフを教えるとしたら>

はじめに

この記事は主に入門者から初級者の方が「基本に悩まないスイング構築」をするために書かれた記事です。

しかしそれだけにとどまらず、情報過多にうんざりして、「結局どうすればいいんだ?」と変なストレスを感じている中級者から上級者の方にもヒントとなる内容が含まれています。

基本をマスター、あるいは再確認すべく、ありそうでなかった構成で書かれていますので、ぜひご参考にしてください。

〈まずは経緯と私が何者かというお話です〉

スポーツが好きで得意だった私はゴルフを経験する前、テレビを見ながらこんなことを思っていました。

「止まっているボールを穴に入れるだけでしょ。何がそんなに難しいの?」
「おじさんがやるスポーツって感じ。自分ならもっと上手くできそうな気がするけどな。」

皆さんも同じようなことを思っていたのではないでしょうか?

でも、自分が実際にやってみると、
「・・・難しい」

ちょっと経験を積むと、
「おじさんってもしかして、結構すごいことやっているの?」

たまたまテレビで見た芸能人のベストスコアが70台?
「ホントかよ」

という感じで、ゴルフに対する見方が変わっていきました。

ゴルフに限らず色々なスポーツや音楽なども、実際に自分がやることで初めてその奥深さや楽しさに気づけます。
しかしその中でもゴルフは、見た感じと実際が大きく変わるスポーツの代表だと思います。

もう一つ別の角度から。
ゴルフの難しさはデータを見ても明らかです。

ゴルフ歴別平均スコア 新

最初の目標を100切りとして、90台のところを見てみると、10年以内で約10%、20年以内でも約15%という少なさです。
つまり10年やっても90%の人は100を切れないということです。

ではなぜゴルフはなかなか上達しない(難しい)のでしょうか?

私はこの問いの答えを知りたくて、32年間情報収集をし、研究しました
それは片手間でやったのではありません。
仕事を通してやったのです。

具体的には、主に「クラブのフィッティング、販売、修理、調整、組み立て」等です。
お相手したお客様は1万人以上
スイングデータ計測も数千件の実績があります。
自己啓発では週に2冊の週刊雑誌、月に2~3冊の月刊誌を読破(×32年)、レッスン本やビデオ、DVD等を数十本読破、視聴しています。もちろん動画による研究も。
(こちらの記事の信憑性を判断する材料としていただければと思います。)

32年間一歩一歩階段を上ってきたら、段々と見える景色が変わってきました。俯瞰して見るとでも言いましょうか、1階から見る景色より32階から見る景色の方が広い世界が見えます。

そうすると、年月が経っても変わらない普遍的なこと、共通する基本というものが分かってきました。

〈なかなか上達しない2つの理由〉

そして研究の結果辿り着いたゴルフがなかなか上達しない理由の一つが、「事前知識不足」です。
これにより遠回りをしてしまっています、確実に。

ゴルフを取り組む前に知るべき知識という意味で「事前知識」という表現をしました。それはなにも膨大な知識が必要という意味ではなく、「基礎知識」が不足しているということです。その気になれば1日で習得できるレベルの知識です。
しかしながら実際はこの知識のないままゴルフをしている方が、あまりにも多いです。その結果、なかなか上達しないゴルファーが多く存在するということです。

「いやいや、俺、結構ゴルフ雑誌とかで情報仕入れてるよ」とおっしゃる方もみえると思います。

では一つ質問させてください。
「一番飛ぶクラブとはなんでしょう?」

さて、すぐに答え出ましたか?

例えば雑誌だと「長尺クラブが飛ぶ!」と書いてある同じ雑誌に「短尺クラブが飛ぶ!」と平気で載っていたりして、それで迷ってしまうことはなかったでしょうか。それで結局、正解は曖昧なまま・・・。

実は「ノウハウのつまみ食い」(きれいな表現ではありませんが)のような知識だと、こういった問いに自信を持って答えられません。
それでも「こっちが飛ぶ」という理由をきちんと説明できれば、「知識不足」ではなさそうです。
そういった方はこの先読む必要はないかと思います。
しかし、即答できなければぜひこの先もお付き合いください。

ちなみに「一番飛ぶクラブとはなんでしょう?」の答えは、
反発係数が一番高く、自分が一番速く振れるクラブ」です。

なので単純に「長尺が飛ぶ」「短尺が飛ぶ」とは言えません。
(注意:解答は、打ち方は考慮せず、道具として飛ぶという意味合いです。)
(ゴルフでは真逆の理論が多く存在するのも特徴です。そのため迷いが多くなります。)

「事前知識不足」がゴルフを難しくしているというのが私の辿り着いた結論なのですが、もう一点重要なことがあります。

それは「覚える順番」です。

先に知っておいた方が絶対に有利な情報がありますし、後から言われてもなかなか実践できない情報もあります。
そのためこの「覚える順番」が違うと、大幅に時間をロスし上達が遅れます。

今回お話させていただく「ゴルフ 基本に悩まないスイング構築の仕方」は、私の長年に渡る経験からなるべく「普遍的で基礎となる知識」を「正確な順番」でお伝えすることで、納得しながら効率良く上達するための手助けの記事です。

ご注意いただきたいのは、本noteは最新理論をお伝えするものではありません。
探せばどこかで見つけることのできる知識だと思います。

しかしこれは例えばジグソーパズルで言えば、ピースを集めた状態です。
確かにピース一つ一つには価値があり、意味があります。
ただ、問題はこれをどのように組み合わせ、どう完成させるかということです。これは特に初心者の方は絶対に分かりません。
もしかしたら、完成させたい物に対し、不要なピースが混ざってしまっているかもしれません。

そこで私の長年の経験を活かし、スイング構築に不要なピースは除き、必要なピースを一つずつお渡しします
あとは順番に並べていただくだけで、無駄なく効率的にパズルの絵(スイング構築)を完成していただけます

これを手に入れたことで例えば「最新理論は何がやりたいのか」「自分に取り入れるべきものなのか」を冷静に判断できる考え方も身に付くはずです。

技術論を哲学のように語る類のものではありませんし、こうしないと打てないということでもありません。
逆に基本をシンプルに捉え、その上に独自のやり方でゴルフを楽しんでいただければと思います。

なお今回の記事は有料とさせていただきました。
・27000文字以上のボリュームです。
分かりやすくするため写真ではなく図を使用しています。
・練習場に1回行くのをがまんすれば、元は取れます
・早く知れば知るほど得な上、一生使える知識です。
遠回りしたくない方はぜひ!

それではスタートしましょう!

ここから先は

24,775字 / 40画像

¥ 980

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?