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【徹底解説】ロストカイオーガに"頭を悩ませる"あなたへ【全文無料】

おはこんハロチャオ〜⚡
ナンジャモではありません 夏目です

今日はロストカイオーガというデッキについて深掘りしていきます。

この記事はこんな方におすすめです。

「ロストカイオーガ使うの難しい><」←簡単です!基本の動きと主要な相手へのプランを覚えるだけで簡単に使えます。
「ロストカイオーガにいつも負けちゃう…」←もう大丈夫です。対策をしっかり抑えるだけで”勝てる”ポイントが分かります。

すべてのロストカイオーガに頭を悩ませる方々に向けた記事です。
巷の有料noteを買う前にぜひご一読ください!

実績
どんなやつが書いてるかわかった方がいいと思うので、ロストカイオーガでの実績を軽く紹介します。

11/16 Late night#70 4th/383
11/21 FREE standart Pumpka Weekly SIT2 1st/64
11/23 かつた杯 2nd/94

その他入賞多数

普段はPTCGOを用いて調整していることが多いです。
実際の紙に比べて、外に出なくて良い/シャッフルが自動/サイド確認が楽/総じてプレイ時間が早い、などメリットがたくさんありおすすめ。

今回は以下の目次に沿って解説していきます。
かなり長いので、各自必要なところだけ飛ばし飛ばし読み進めていただけると幸いです。

デッキ解説

仕組み

ロストカイオーガはサイドを1~3枚ほど取得したのちに、残りのサイドをカイオーガですべて取りきることにより勝つデッキです。
カイオーガを使用して勝つために必要なステップは3つです。

①カイオーガで〆られる盤面である
②山札を0枚に出来る
③必要札が揃っている

順に噛み砕いて説明していきますね。

①カイオーガで〆られる盤面である
カイオーガを起動してサイドを取り切れるかどうか。
相手のデッキタイプに応じてどのようにサイドを取っていくか事前に考えておくのがよいです。
また、中盤までのサイドの進み具合でどんな盤面を作ればカイオーガで〆られるか逆算しながら動きます。
ex.)
vsミュウ
ゲノセクトを1体倒すことができた!
→カイオーガを起動してゲノセクト2体を倒して勝ち
序盤にメロエッタを倒せた!
→ミュウvmax2匹にダメカンをバラまいてHPを250以下に
→→カイオーガでミュウvmax+ゲノセクトを倒して勝ち
tips:2匹にバラまくことでサイコジャンプされたとしてもあなぬけのヒモを絡めた〆が安定
②山札を0枚に出来る
アクアストームという技の性質上必須条件です。
序盤から極力山を減らしに行くプレイを意識します。

終盤に山を減らしに行く際は、1~2ターン前から盤面のカードで何枚まで山を減らせるか確認しておきます。

tips:減らすことに固執して何も考えずにサポートをすべて使うとマリィなどで詰む。サイドの進み具合などを見てアクロマの実験を温存するプレイも必要です。
③必要札が揃っている
最低限の必要札を列挙します。

盤面
バトル場のポケモンが逃げられる状態(逃げエネが付いている,風船,手札の入れ替え札)
ベンチにカイオーガを出すスペース
手札
カイオーガ
ミラージュゲート
手張り用水エネルギー
エネルギーリサイクル
エネルギーリサイクル2枚目orふつうのつりざお
トラッシュ
基本エネルギー7枚

「トラッシュに基本エネルギーが8枚以上落ちている」「ミラージュゲートが2枚使える」「エネルギーリサイクルが2枚使える」場合は手張りが不要になります。9枚以上だと前のキュワワーの逃げエネまで供給可能。

いずれにせよアクアストームで250点を狙う場合は8枚の基本エネルギーが必要になるので、ロストとサイドを併せて何枚までエネルギーが使えなくなってもいいか考えておく必要があります。

上記の条件を満たせば勝てます。
簡単に言えば適当にサイド進めて、山札ゴリゴリ削って、最後カイオーガで取り切れば勝ち~ サイドレース余裕あるしツツジ打たれなくてサイコ~~みたいなデッキです。

変遷

初期
まず一番最初に話題になったのは、CL横浜で複数のロストカイオーガが好成績を残したタイミングではないでしょうか。ポケカ四天王のONCがベスト8になったほか、シニアリーグの準優勝者も使用していました。

CL横浜2023 シニア準優勝 コサイトウさんのリスト
ポケカ四天王 ONCの記事 (有料noteのためデッキリスト無)

当時から現在のロストカイオーガと比べても遜色ない、完成度の高いリストだったんだなというところが伺えます。

当時はパルキアとギラティナが全盛期で、まだルギアは登場していませんでした
また、ロストカイオーガというアーキタイプの認知度は非常に低かったです。

中期

時はルギア一強時代。ルギアのテンプレが定まらないまま、デッキパワーだけで勝ち続けていたところにシティリーグで優勝したことで再び脚光を浴びました。

11/3 シティリーグ優勝 Bumpeiさんのリスト

初期のリストと比べると、全体的にシンプルなリストになっているのが印象的です。特にエネルギーの枚数や洗練されたサポートの採用などが目を引きますね。

これは環境に合わせてチューニングされたというよりは、シンプルにすることでデッキパワーを上げた形かと思います。

ロストカイオーガを使ってみたいという方は、まずはこのリストで練習するのがおすすめです。
シンプルなのでありえないくらいデッキが回ります。マジですごい。
個人的にもnoteを購入しましたし、このリストには随分お世話になりました。

後期~CL京都まで

11月の初週に行われた四天王決定戦にて、ロストに対する2つのメタカードがルギアに採用され話題になりました。
ウォッシュ水エネルギーとムーランドVです。

ポケカ四天王 とーしんさんのリスト
ポケカ四天王 ONCのリスト


どちらも11月中旬くらいから数を増やし、ウォッシュ水エネルギーに関しては一瞬で廃れてしまったものの、ムーランドVは現在に至るまでほぼ確実に採用されているカードとなりました。

ウォッシュ水エネルギーが付いたマナフィに関してはボスの司令やシンオウ神殿を採用するだけで対策出来ていた(からこそ廃れた)ものの、ムーランドVに関しては即倒せない中期までのリストでは勝てないことは明白でした。

ムーランドVのここがやばい!
・サイドレースがすんごいことになる!
・サイドをとるスピードが速くなる=山を掘るターンが短くなる=カイオーガが起動できない!
ほんまにえぐい 勘弁して

そういった環境で結果を残したリストがこちらです。

Limitless Showdown - November 優勝/343名

ライコウV採用
・ルギアvstarの返し、ベンチ全展開の場合ムーランドVの返しにも一応使える
・どちらかと言うと最速ムーランドVは切り気味

LAIC top4,top16 Grant Manley選手、AzulGG選手のリスト

カビゴン+こだわりベルト採用
・ムーランドV対策
・ライコウVと分業することでライコウが過労死しないかつサイドレースで優位に

ポケストップ採用
・ベルトや入れ替え札など「後2ベルトカビゴン」というそこそこ高い要求を助ける
・単純に山札を掘り進める性能がカイオーガともマッチ

ポケ実CS 優勝 イタガキタクト選手のリスト

ジガルデ採用
・カビゴンよりも低い要求値でムーランドVを対策可能
→追加でアルセウス○○にもやや強くなる
→→元々アルセウス系統は不利対面のため嬉しいポイント
→反面、エネルギーの種類が増えることによってデッキの安定感はやや欠ける

ボスの司令採用
・対ルギアにおいてカイオーガを起動しない強い意志
・カイオーガを狙う場合でもウォッシュ水マナフィなどにも対応可能

現在ではムーランドVの対策札は必須ですね。
どんどんサブアタッカーが増えることによって、カイオーガに頼らずとも勝てるシーンが増えているのが特徴的かなと思います。

例えばルギア対面で、ムーランド←ジガルデ、ルギア←ライコウみたいな感じで狩れればあとは適当なシステムVをボスで呼んで倒すなり、アーケオス2匹を手裏剣+ロストマインで倒すだけでゲーム終了です。
ムーランドVの早いゲームスピードにも対応出来るのが素晴らしいです。

CL京都~

さて、つい先日CL京都が開催されましたが、複数のロストカイオーガが結果を残していました。

CL京都 Day2 かしわもちさんのリスト
ポケカ四天王 ONCのリスト

こちらnoteを購入したわけではないので採用意図などはあくまで推測です。

ザマゼンタ採用
・220という打点でほとんどのVポケモンを確定1発
・HP130+特性の硬さにより非エクの攻撃を1発耐えやすい

対策必須であったムーランドVもしっかり見ることが出来て、ベルトカビゴンより要求が低く、ジガルデよりも汎用性が高いという至れり尽くせり。

ONCのリストはポケモンの現物やキャプチャーエネルギーを減らし、その分サーチグッズを多投していることでポケストップを強く扱えるのが魅力的ですね。

両者とも、採用率の少なくなっていたウォッシュ水付きマナフィを切っています。メタ読みの観点からも面白いですね。(ある程度の練度になってくるとウォッシュマナフィを置かれてもオーガ無しで勝ちきれるという判断かも知れません。)

おそらく今後のロストカイオーガはザマゼンタが採用された形が主流になっていくのかなと思います。

プレイング

続いてプレイングについて解説です。
どんなリストを使っても共通の考え方となっており、どちらかというとロストカイオーガを使ったことのない初心者さん向けの項です。

先後選択

いきなりごめんなさい、リストと個人の考え方によります。
目安として、VIPパスに展開を頼っているリストなら後攻選択、他のサーチグッズなどが多めに入っていれば先行選択になるかなと思います。

サイドレースに余裕がある対面が多く、相手に先行を取られるデメリットで考えるより、どっちを取ったほうが自分のデッキが回るかを基準に考えるとよいです。

展開

まずは相手のデッキタイプを見極めて、どんなサイドプランで勝ち切るかを考えます。
詳しいプランは後述しますが、序盤ウッウ→中盤サブアタッカーやヤミラミ→終盤カイオーガの流れはほとんど変わりません。
カイオーガの〆が見えている場合、ヤミラミを多用して打点の調整を行います。

プレイの順番

基本的にかくしふだ→アクロマの実験→はなえらびとプレイしていくのがミスしにくいです。
手札にたくさんカードがある方がロストに送る取捨選択をしやすいためです。

また、最初動でまだ山札の中身を確認出来ていない場合はVIPパス、キャプチャーエネルギーなどを先に使いましょう。

サイド確認

優先順位高↑
・エネルギー
・ポケモン
・ミラージュゲート
・エネルギーリサイクル,ふつうのつりざお
・アクロマ以外のサポート
優先順位低↓

エネルギーはロストに送っていい枚数から中盤のミラージュゲート、終盤のカイオーガまでずっと関わり続けるので絶対に最初に確認します。
また、ポケモンもヒスイのヘビーボールの価値が変わり、サイドプランにも直接関わってくるため必須。

ミラージュゲートは全対面で3~4枚使うことが多く、リサイクル、釣り竿も基本的にはロストには送れないものの他のカードと取捨選択する際に必要となります。
アクロマの実験以外のサポートを採用している場合、どの対面に使うかを明確に想定しているはずなのでしっかり確認しておきましょう。

意外に思われるかも知れませんが、ネオラントVやポケギアを採用していない場合、アクロマの実験はサイド落ち確認する必要はありません。
基本的にロストに送らないカードですし、確認したところでサーチ出来ないなら序盤に確認する意味が薄いかなと思います。

はなえらび

相手のデッキに応じて必要札が変わり、反対に絶対に使わないカードが生まれることも多々あります。
サイドプランをしっかり準備しておけば対戦前から必要不要の判断はできますので、そこの準備はやっておくべきです。
上記サイド確認と合わせて組み立てましょう。

また、デッキ解説/仕組みの項でも触れましたがカイオーガ起動には絶対に必要な札がいくつか存在します。
その中でも特に基本エネルギーは絶対にロストに送っては行けない枚数が存在するため、事前に把握しておきましょう。
体感ですがデッキにエネルギーが12枚採用であればロストに送れるのは大体2~3枚までかな。起動に必要な8枚+1-2枚の余裕を意識すれば安定して起動が出来ます。

中盤以降は山の中身を把握して〆に向かいましょう。

小ネタ

回収ネットで回収したキュワワーを即ベンチに置かない。プレイエラーの原因に。

トラッシュにエネルギーが大量+カイオーガの起動にエネルギーリサイクル2枚を使用した場合山札がなくならない。希に使います。

ゲッコウガの展開が遅れて(もしくは初動で処理されて)トラッシュにエネルギーがない場合、3エネ起動のアタッカーを積極的にぶつけることでトラッシュにエネルギーを送ることが出来る。無視されたときのために回収ネットを抱えておくとgood。

ミラージュゲートはアタッカーの準備だけでなく、逃げエネの確保にも使う。山札圧縮を同時に行える。

中盤以降苦しそうな顔をしてプレイする。(?)

終盤、アクロマが打てる盤面でも使わなくてもよいなら温存する。マリィの返しに復帰してカイオーガまで繋げるため。

かくしふだや逃げエネに使うエネルギーの色を考える。序盤はアタッカーの種類が絞られる鋼エネを相手に見せたくない。中盤はミラージュゲートでザマゼンタかゲッコウガどちらを起動するか、またその1-2ターン先にヤミラミが控えているから超エネを温存するかなどがポイント。

カイオーガの〆で250点を出す必要はない。トラッシュにエネが足りなくても事前にヤミラミで調整することで150~200点のカイオーガで〆られることも。クロバットやネオラントがいる場合も同様です。

各対面のプラン

まずは各対面の基本プランを頭に入れ、ゴールを見据えて逆算してプレイしましょう。

ルギア

相性:有利

2-1-1-2
・Vを倒す
・マナフィが出てきたので倒す
・カイオーガで1-2とって〆
・現環境で一番多いプランかも
2-2-2
・Vを倒す
・カイオーガでVを2匹倒す

・Vを倒す*3
ex.)ウッウ+カビゴン,ジガルデ,ライコウなどを組み合わせる やまびこやボスなどを使用することが多く、普通のロストバレットのような動き。手裏剣+ロストマインでアーケオス2枚取りも視野。

ミュウ

相性:有利

1-2-3プラン
・メロエッタorオドリドリを倒す
・ゲノセクト+ミュウVmaxをカイオーガで〆
・ミュウVmax2匹に60以上のダメカンをバラまく事前準備が必要(1匹に乗せるだけだとあなぬけのヒモが要求されたり、反対に使えなくなったりする)
2-2-2
・ゲノセクトorミュウを倒す
・ゲノセクト+ゲノセクトをカイオーガで〆
・一番準備が容易
3-3
・事前に倒すポケモン無し
・ミュウVmax+ミュウVmaxをカイオーガで〆
・ミュウVmax2匹に60以上のダメカンを バラまく事前準備が必要
・相当事故っている場合のプラン 相手のプレミ込じゃないと厳しい

アルジュラ

相性:バカみたいに不利

2-2-2
・相手の展開がアルセウス,アルセウス,ジュラルドンの場合
・アルセウスをウッウザマゼンタ
・やまびこホーンでアルセウス-アルセウスをカイオーガで取って〆
3-3
・相手の展開がアルセウス,ジュラルドン,ジュラルドンの場合
・アルセウスは無視して月光手裏剣,ロストマインを駆使してジュラルドン2匹にダメカンを乗せ続ける
・カイオーガでジュラルドン2匹とって〆

理想のサイドプランはあるものの、すごいキズぐすりや結晶の洞窟でダメージをずらされたり、マリィを連打されたりと死ぬほどキツいマッチ。
釣り竿の噛み合い次第では勝ち筋を与えてくれません。

専用の対策札を入れるよりは割り切ることの方が多いと思います。

レジギガス

相性:微有利

ヤミラミのロストマインを40-40-40でバラまき。
回収ネット2枚要求し、使えないなら月光手裏剣で2枚取りが可能です。
サイド2枚を適当に回収した後カイオーガで2枚取りして〆。

ロストバレット

相性:五分

普通のロストバレットミラーとして動きます。
ふつうの釣り竿を温存してアタッカーを複数回出すことを意識。

最終盤で月光手裏剣の〆を警戒してHP100以上のポケモンだけで盤面を固められることがありますが、その盤面をカイオーガで破壊出来ることは覚えておいて損はありません。

vsロストカイオーガ

いよいよロストカイオーガを相手にするときの立ち回りです。

判別

まずは相手のデッキタイプを判別しましょう。
ロストギミックを採用したデッキには様々な形があり、それぞれ対策が異なるためです。

これカイオーガっぽいかも?ポイント
① エネルギーリサイクルが2枚以上(初期構築)
②水エネがやたら多い(中期構築)
③望遠スコープ(ほぼ確,採用率低)
④ポケストップ
⑤なんかサイドレースに余裕持って動いてくる
これはカイオーガじゃない!ポイント
①炎エネルギー(かがやくリザードン)
②草エネルギー(ギラティナ,Aライコウ)

正直、現在のロストカイオーガはかなりバレット寄りなため判定が難しくなってしまったことは否めません。少ない情報を見逃さずに対応したいです。
正確な判別を行うためにも、環境の調査を怠らずロストバレットに採用されているカードが概ね把握出来ているとよいですね。

各デッキ共通の対策

①かがやくゲッコウガの早期処理
まずロストカイオーガを対策する上で最も簡単かつ有効な手段として、かがやくゲッコウガの迅速な処理が挙げられます。
このデッキにおけるゲッコウガは、トラッシュにエネルギーを貯める/山札を圧縮する/デッキを回す、などとにかく役割が多いです。
特にトラッシュにエネルギーを貯めさせないことはカイオーガ起動の遅れ、ひいては起動失敗に繋がりやすいのでぜひ狙っていきたいです。

また、相手のトラッシュにエネルギーを溜めさせない観点から、2〜3エネついたアタッカーを放置することが有効な場合もあります。
トラッシュにエネを十分な数落とせていない場合、ミラージュゲートを使用した後に倒してもらうことで無理やりエネルギーを貯めようとする動きが存在する事を覚えておきましょう。

②適切なハンド干渉

ロストギミック全般の対策でもありますが、マリィとツツジはロストカイオーガにも有効です。

あえて適切な、と表現したのには理由があり、ロストカイオーガ視点だと初動のほかに手札干渉が明確にキツいタイミングがあるから。
単純な話なのですが、"カイオーガを起動する直前のターン"が一番効きます。カイオーガを起動する必要札が多い上、山札を0枚にしないと起動できないためです。
相手の盤面に注意を払い、次のターンにカイオーガが飛んでくると思ったら打ち込みましょう。目安として、アクロマが残っている場合10枚程度は余裕で掘り切ってくるのと、トラッシュのエネルギーの枚数に気を使うとよいです。

相手が上手ければツツジに引っかからないようサイド取得数を調節してくるので、マリィの打ちどころが特に重要かなと思います。
マリィが上手くハマるだけでかなりキツいのはロストバレット共通の弱点ですね。うまくテンポを取っていきましょう。

これから各デッキごとの対策プランです。

ルギア

初動は相手のロストの枚数を見ます。
ロストゾーンが3枚以上あり、手札が潤沢なら基本的に次のターンにはミラージュゲート込でアタッカーが起動すると思ってください。

もし相手のロストの貯まりが遅く、マリィなどが打ち込める場合などは先2のムーランドVが理想。
ロストゾーンの貯まりが悪い場合ロスト側は後2でジガルデやベルトカビゴン、ザマゼンタを成立させる要求はかなり高く、そのまま勝てることもしばしば。

相手のロストが順調であれば、先2のムーランドVはあまり有効でない場合が多いです。
その際はルギアの基本ですが、崩れたスタジアムやアクアリターンを上手く使い、出来るだけサイドを取られない動きを目指し、最後の〆にムーランドVを押し付けられると良いです。

マナフィを置くタイミングはシビアに見極めましょう。道中で適当に立ててもロストマインの餌になるだけなのであまり美味しくありません。
カイオーガ起動の直前にうまく置ければ詰み盤面を作ることができます。

ミュウ

まずはロストシティを用いて、かがやくゲッコウガを最速でロストに送りたいです。
理由は上記で説明した通り。釣竿すら許さないのはミュウの特権ですね。
最初にゲッコウガをロストに送っておくだけで、終盤までエネルギーがトラッシュに貯まらずリーサルに行けないこともままあります。

また、出来る限りミュウで攻撃を受けてサイコジャンプを使い回すことで、サイドをそもそも取らせないようにするのが有効です。
メロエッタやオドリドリなどはヤミラミのカモなので出さないようにしましょう。スタートした場合は仕方ないです。

結晶の洞窟やいれかえカートが入っている場合、ロストマインでバラまかれたダメカンを回復するのも強いです。序盤展開する中で出来る限り温存できるとよいです。

ロストカイオーガ視点は適切なプレイをされ続けると相性が逆転するほどのマッチアップだと思います。
ただミュウ視点だと他のロスバレとの判別が難しく、ドラピオンをケアするプレイをした瞬間にサイドを進められることもあるため難しいですね…

アルジュラ

負けパターンを抑えておきましょう。
アルセウスを先に取られてやまびこホーンを絡められるパターンと、アルセウスを無視されて3-3で取られるパターンがあります。
ジュラルドン2匹にダメカンが蓄積しているのにベンチに放置するのは厳禁。すごいキズぐすりが引けないならせめてバトル場に出してあなぬけのヒモを要求しましょう。

基本的にはふつうのつりざおでやまびこホーンをケア、ビッグパラソルでヤミラミをシャットアウト、適宜マリィと傷薬を挟むことで勝てます。
バカみたいに有利対面なので落ち着いてプレイしたいところです。

ちなみに超序盤でロストカイオーガと断定できた場合はアルセウスとジュラルドン1体のみ展開してジュラルドンに回復ソースを吐き続ければ絶対に勝てます。

Vを採用していないデッキに関しては他のロストバレットと比べて特別に意識することはありません。
その他この対面はどうしますか?など質問をいただければ追記します。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。
1ヶ月以上ロストカイオーガを擦り続けてきたのを何か形に残したく、今回はnoteにアウトプットしてみました。

かなりの長文となってしまったので誤字脱字や書き忘れたことなどもあるかもしれません、すみません。
ていうか9,000文字オーバーの考察が無料で読めるのすごくないですか?読むお時間をいただいただけの価値がある文章なら嬉しいのですが…

不定期にこういった考察noteなどを書いていこうかなと思っているので、良ければTwitterのフォローなどもよろしくお願いします!
自分はシティS2も既に終わってしまったので質問等DMでいただければなんでも答えます。

また、ガッツリポケカの練習を出来る友達を増やしたいと考えてるので関東近郊にお住まいの方は是非お声がけください!(チームのお誘いなんかもあればぜひ…)

ではまたどこかで。

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