日記(2023/01/26) 「ALLIANCE アライアンス―――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用 / リード・ホフマン ベン・カスノーカ&クリス・イェ」読了 #まじ日

「ALLIANCE アライアンス―――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用 / リード・ホフマン ベン・カスノーカ&クリス・イェ」読了。

発売されたのが2015年なので、ちょっと古い感じがしました。この本で書かれていた世界には徐々に近づいていってる気がします。アルムナイ的な話もホットワードとしてよく聞きます。どこまで活かせている会社があるのかは知らないですが。

私は一応IT業界の端っこにいるので、会社とは「取引」ではなく「関係」を結ぶという考え方には、世間の平均よりは近いところにいるのかもしれません。あくまでも特定の期間働く場所とすることも違和感はありません。というか、言ってもそんなに広い世界ではないので、同じような会社を同じような人がぐるぐるしているという印象があります。
世間の平均以上に転職が当たり前のこの業界の風潮は、飽き性で堪え性のない私には、わりと合ってるな〜とか思わなくもないのですが、一方で、この先どうなるんだろなという漠然とした不安はあります。6年勤めれば大ベテランで、基本的には若い人が活躍しないと「おかしい」状況で、後進を育てながら常に自分の価値を向上させる姿勢を見せる、そうしないと給与が下がるかもしれないという中で、いつまでやっていくんだろう?と思います。
役員になるでもなく、ITベンチャーで定年を迎える人のイメージがまじでつかない。

この本でも、コミットする期間を会社と従業員内で取り決め、従業員は与えられたミッションを誠心誠意こなし、会社は従業員の市場価値をあげられるような(しかも劇的に)仕事を与えサポートをする、ということが書かれていました。つまり、従業員は、市場価値をあげ続けるという前提があります。
多かれ少なかれ当たり前のことかもしれませんが、いかに次の会社のグレードをあげるか、給与を上げるか を1番初めにおきながら働くのは、いささか不思議な気持ちになる時もあります。
その先に何があるんだ?とも思うし、いつまでそんなことができるんだ?とも思います。

とはいえ、本書の総論は賛成です。
会社とはある程度対等な「関係」が結べた方がいいし、ネットワークもあるに越したことないでしょう。

そんなこんなで、約7年ぶり3度目の転職が決まりました。なんだかそんなことを言いながら、よりベンチャー色の強い会社に行くことになりました。詳しくはまたどこかで。転職の話もまたどこかで。
仕事が見つかってよかったです!よかったよかった!

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究極の二択の話おもしろくて、あれからたまに考えています。

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