日記(2022/09/05) #まじ日
「そして誰もゆとらなくなった / 朝井リョウ」読了。
なんか、シンプルにおもしろかったです。
前作、前々作とあわせて、3部作らしいですが、正直私は今までのはそこまでハマりませんでした。あげられるエピソードもおもしろいし、文章ももちろんうまいんだけど、おもしろいこと言う時に「おもしろいこと言いまっせ」感が出過ぎていたり、「ここでツッコミがはいる!なぜならおもしろいから!」という比喩の太字が気になって、微妙にテンポがモタついているような気がしていました。
が、本作は、そのあたりがかなりスムーズに進行していたように思います。純粋な、ワーディングセンスとリズムが、かなり良かったです。
本を読んで肩を震わせ笑ったのは、「もものかんづめ」が初めてでした。図書館の隅で耐えきれなくなって、ブルブルしながら読んだのを覚えています。
「そして誰もゆとらなくなった」も同様の経験ができたのは、嬉しい驚きでした。単純に、笑っちゃった。
朝井リョウ氏も、もものかんづめは好きで憧れだと言っていたような気がするので、3作目でついにその域に…と、どの立場かわからない謎の上から目線で、感慨深くなりました。
トークショーもおもしろかった…またラジオやってほしい……朝井加藤のANNが配信されたサブスク加入するけどなぁ〜って思ってますが、されないだろうなぁー……
笑える文章書ける人ってあんまりいないから、朝井リョウはすごいなぁと思いました。
おたよりも踊ってます〜
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