日記(2022/04/20) 「遠野物語・山の人生 / 柳田國男」読了 #まじ日

「遠野物語・山の人生 / 柳田國男」読了。
正直、これ自体に没頭して楽しむというよりは、後の評価こみで流し読みする感じになってしまった。それでも、学問的な価値や与えた影響にはなるほどな〜と思ったし、特に山の人生の方なんかは、おもしろかった。山で生活していた人というのがいたらしい。そうなのか。
そういえば、小さい頃読んでいた伝説や妖怪、オカルト本はこんな感じだったな、と思った。逆で、民俗学や文化人類学の祖が、遠野物語だったり山の人生だったりするのだ。そこから派生していたものを読んでいたんだな〜と思うと、長い時を経てつながった感覚もいうか、あのときのあれが!これか!! というアハ体験的なおもしろみがあった。
印象に残っているのは、気が触れた人に対して、昔は妖怪や山の神の仕業だと思っていたが、今(書かれた当時)は病気だと扱われるのだ、という一言。起こる現象は変わらないのに、周りの受け取り方によって評価が変わるものっていろいろあるよな〜と思った。

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