日記(2021/09/06) #まじ日

「往復書簡 限界から始まる / 上野千鶴子、鈴木涼美」読了。
おもしろかった。鈴木涼美のことは存じ上げていなかったけど、初っ端からこの人の傷はどうやって癒すんだろうと思っていたら、上野千鶴子がウィークネスフォビアをばーんと指摘しており、なるほど〜となった。鈴木涼美が晒す(ように見える)己の矛盾だったり、感情的な動きにつられたのか、上野千鶴子も私情や揺らぎを吐露していたのもおもしろかった。上野千鶴子のイメージがちょっと変わった。あと、2人の思考の差は希望だった。鈴木涼美が、もにゃもにゃ〜と気持ちを書き綴ったら、それはね、と解説や感想、論点観点が帰って来るのめっちゃいいだろうな。鈴木涼美の差し出しが上手いのだとも思うが。とにかく、2人の関係性が練り上げられていくのがわかって、おもしろかった。上野千鶴子も言ってたけど、往復書簡フォーマットがかなり効いてた。

とはいえ、途切れ途切れで読んだこともあり、まだ自分の中でふわふわしている。もう少しぎゅっとしたものにしたい。もう一回読むか。書籍内で出てきた本いろいろ読んでみたくてメモった。読むぞ。

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