日記(2021/07/18) #まじ日
「勉強できる子卑屈化社会 / 前川ヤスタカ」読了。
概念会で課題図書にあげられていたので読んだ。学歴の扱い方は概念会でもちらほら話題に上がっている。他のもの以上に学歴は卑下するものとされていたり、逆に馬鹿にされたりするのはなぜか?という話。
単にあるあるや社会批判に終始せず、「なぜ卑屈にならざるを得ないのか?を教育の変化に絡めていたのが面白かった。要は、勉強を殊勝に扱って欲しいわけではなく、他のものと同様に捉えてほしい、捉えてもいいのでは、捉えるべきでは、という主張だったと思う。
わたし自身は、そこまで卑屈に思っていないつもりだが、いまでも基本的に人に大学名は言いたくないし、言わない。無自覚に調整してる部分が多いのだろうな。最後の著者と能町さんの対談の温度感がいちばんリアルだった。この間の概念会でも、なぜ京大を目指したか?という問いに、みんな、行けそうかもと思ったときがあったと答えていたような気がする。ビリギャルもドラゴン桜もフィクションだから成り立つ話である(ビリギャルはノンフィクションなのか)。
本著で最も共感したのは「いちばんつらいスポーツはバレー」ということだった。そうなのよ。バレーが1番キツい。紛れられるほど人数がおらず、普段からなんとなく行える動作(走る、投げるなど)よりは高度なことが求められるくせに、自分のミスが直接相手の点数になるというプレッシャーが、まじで嫌いだった。サッカーとかバスケは自分が鈍臭くてプレーが止まることはあっても、それが直接負けに繋がるわけではない。バレーは自分がボールを落とすごとに相手が勝利に近づいていく。この差は大きい。
本文内では、レシーブの練習をした方がいいと言われていたが、わたしはサーブの練習もした方がいいと思う。自分の番にサーブが回っていたとき、どうせ届かないからと緩む相手チームの空気。味方の虚しい「どんまい!」の声。はぁーつらい。つらい!いまだにどうやったら相手コートまで届くサーブが打てるのかはわからないが、それができたら幾分かマシだったろうな…と思う。大人になって苦手なことをしなくて良くなったのはほんとうにいいことだなぁと思う。
そんなこんなでコンテンツ会議も更新されました。
今回は結構テンポが良いです。
https://youtu.be/tcV23Qk7a8
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