見出し画像

単語ノートが大量にできあがっていく日々 ―15/1000―

現在、5月末試験予定の英検1級試験に向けて学習していますが、
私なりの学習の様子や方法を共有したいと思います。


全く頭のなかに入っていかない難単語たち

英検で最も難しいパートとされるのが1次試験のリーディングの語彙問題です。1級では例年、単語・熟語あわせて25問が出題されていてその1つ1つが、「こんなにも細かなニュアンスで区別される単語を流暢に扱える日はくるのか」と疑いたくなるようなものばかりです。そのためイメージをとらえることが難しく大学受験レベルの英単語に比べると、どうしても1つ1つの単語を覚えるのにかかる時間が長くなっています。


メージと異なる単語たち

単語のなかには似たつづりの単語から連想してしまうと全く逆の意味になる単語あります。主観によるところも大きいですが、例えば1級レベルの単語である「anemic」 という単語に注目したいと思います。日本の宿泊施設でよく用いられる言葉のアメニティとよく似ていると思いませんか?その「amenity」 は「快適さ、快適な設備」などで感情がプラスの意味です。一方で「anemic」という単語の意味は「貧血の、元気のない」という感情がマイナスの意味になっています。

まだ上記の単語のような意味の違いが意味がおおよそ反対であるものは、逆に意味をとらえればいいと解釈しておけば対応できます。しかし次の「equivocal ; 曖昧な、不確かな」という単語は「equipment ; 備品、設備」に似ていますが連想して思い出すには難しいものもあります。

このように余計に英語の知識があるせいで別の意味が呼び起されてしまうことで、イメージとそのままだっけ?逆だっけ?とわからなくなることやそもそも連想で導けるものかどうかわからなくなることがあります。したがってイメージによる覚え方は確実に自分が整理できるものだけにしておいたほうがいいかもしれません。


混同してしまう単語たち

1級で出題される単語の語彙は10000~15000単語と言われています。よって出題される単語もつづりが1文字違うだけで全く別の意味になるものも多くあります。中学レベルの英語では「light ; 光」と「right ; 右」が有名ですが1級レベルの単語ではどのようなものがあるのか一部を紹介します。

例えば「decay ; 崩壊する、腐食する」は4文字目のa→oにすると「decoy ; おとり」という単語に変わります。また「bland ; 薄味の、物柔らかな」という単語は、3文字目のa→eに変えるとブレンドコーヒーなどで用いられる「blend ; 混ぜる」という単語に変わります。意味に注目すると「混ぜる」と「薄味」という直感的には逆の意味になっていることにも注意が必要です。またこれらの単語はブランド品などでなじみ深い「brand ; 商標、品質」との区別も必要です。

このように1文字変えて別の単語、また1文字変えると別の単語というように語彙が増えれば増えるほどつづりが似ているものが増えるので1つ1つをしっかりと区別して覚えていくことが大切になると思います。


イメージに合う単語たちの落とし穴

これはほとんど主観ですが、中には簡単な英単語に分解して考えてみるとイメージに当てはまるような単語もあります。「decry ; 公然と非難する」という単語は 「de + cry」と分解すると「cry が泣く」で「deで(強意)徹底的に」というニュアンス。だから「徹底的に泣かせてやろう」で「公然と非難する」みたいになんとなく筋が通るように連想させていけるものもあります。

なかなか覚えることが難しい最初の段階では、意味を連想して自分なりにストーリーを作って覚えていくのも良い手かもしれません。しかし連想は意味を導くまでに時間がかかるので最終的には単語を見た瞬間に訳せたり、ダイレクトにイメージを作り上げられるようになることが理想であると思います。


結局、単語学習となる問題集たち

語彙の問題集では過去問と同じ形式で、短文の空所に4択の単語、熟語の中から一つ選ぶというものです。単語帳で覚えるのとは違って試験形式の問題が与えられているため、単なるインプットではなく文章の読解と単語を意味を思い出すアウトプットをしながら学習できます。

余裕のない場合は仕方ありませんが、できれば問題に正解して終わりにするのではなく問題文の和訳、答え以外の選択肢の意味もしっかりと把握できているかテストしましょう。特にありがちなのが2択まで絞れたけど後は、なんとなくで正解した問題は、形式が変わると正しい選択肢を選ぶことができないので復習が必要だと思います。


単語イメージのアップデート

一度イメージがついてしまった単語を修復するのには苦労します。例えば「連想したさきの意味が全く違ういみになってしまった単語」または「一度間違って覚えてしまった単語」はもう一度と解いてみても、また同じミスを繰り返すということが起こります。そのときはもう一度解きなおして正解したら、5分後、20分後、2時間後というように時間を空けて定期的にチェックすることで矯正していくことが望ましいと思います。


どうしても定着しないときは

一度単語をみて連想する、思い出すという作業をやめてみるのも一つの手かもしれません。何度も間違えてしまうということは常に同じ思考のパターンを無意識にしてしまっているということだと思います。よって考えるよりも前に正しい意味を頭の中に叩き込むことが必要になってくるかと思います。私がどうしても覚えられない単語に出会ったときは、以下のようにしています。まず、単語用のノートを用意してとりあえず単語とその横に日本語で意味を記入しておきます。そして1ページくらい単語がたまったら、日本語を隠して1単語当たり2秒以下(頭を使わないようにするため)でまわして一気に復習します。これでだいたい7~8割の意味を覚えられたら、またさらに別のページに残りの覚えられなかった単語を書き記して復習します。この繰り返しです。そしてずっと最後まで居残りつづける単語、それがあなたとの相性が最も悪い単語ということになります。いや、むしろずっと一緒に居続けるから相性がいいということになるのかもしれません。

そんな自分の well-match words in a way を見つけるという視点を持つのも面白いかもしません。おかげで私のノートにはそんな単語たちがたくさん記載されています。さて今日も単語を覚えていこうかな。

それでは今日はここまで。
また明日。

今日の一言:
少しでもこの記事に共感していただけるとうれしいです。単語学習をはじめ、特にモチベーションの維持は一筋縄ではいきません。資格試験は落としあいの試験というわけでもないので、共に目指している方がいらっしゃれば一緒にがんばりましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?