「目指す世界観」 “クラブ以上の存在″
水戸ホーリーホックGMの西村です。
まずはこの note を読んで頂けたらと!
1回読んだ人はさらにもう一度読んでもらえるとかなり嬉しい。
「我々が強くなっていくべき、意義、意味が
ここにある。そうなっていきたいと腹の底から
強く想う理由がたくさんここには
記してあった」
クラブを代表して、感想を述べさせてもらえたらと。
クラブスタッフ一同、「やりがい」をまさしく、強く、激しく、
「実感」し、何とも言えない充実感と、居心地の良さに浸ることができました。
このようなサポーターがいるクラブに従事できていることを誇りにさえ思えた。
(もちろん、こんな誇らしいサポーターの方が
他にも居てくれている事は我々は知っております)
なかなか勝てない時期に、厳しい言葉を受けるのが当たり前になっていただけに、
我々、中の者としては、このタイミングでこんな内容を表現してもらえた事が余計に心に沁みたんだと思う。
我々が作り上げたもので、こんな風に感じてくれてた人がいる。
想像ではわかっているものの、
直接感じさせてもらえた事で、もう一度お伝えするが強く、激しく、「実感」することができました。
我々が目指す世界観がここにはあり、
いや、それ以上の内容がここには記されていた。
これってFCバルセロナでいうところの
「クラブ以上の存在」
ということではないのかとさえ。
これまでも、今でも、そしてこれからも、
サッカークラブという存在が日常に根ざし、
生活と共にある、サポーターの方々の存在は我々の原動力だ。
そして、この筆者のような方々が、さらに増えていくことはこの街の幸福度が上がっていくことにも繋がっていくのではないかとさえ思った。
それは、我々スタッフが、日々ハードワークする中で、常に意識しないといけないことであり、
我々が身を粉にしてでも、働くに値する価値と、意味が、ここにある。
我々クラブをさらに活用してくれて、
筆者のような方が増えてくれるのなら
水戸(ホームタウンを含む)という街はきっともっと輝いていくだろう。
だからこそ我々はサッカーだけに固執せず、
日常の、生活の、様々な部分に根ざしていくべきなんだということを改めて考えさせられた。
最近注目している「well being」はこの延長線上にあるのでは?いやもしかしたら、すでに軌道に乗りかけているのかも・・・。
上記のnote にはwell beingをまちづくりの視点からとらえた内容が書いてあるが、
この中にも書いてある不動産中心とした都市開発のハード面についてももちろん重要だが、
我々が寄与できるとすれば、
ソフト面とでもいうべきか、
その生活の質、彩り、その地域に住む方々の感情面に働きかける、装置、機能としての役割を担えるのではと。
上記は well being (健康、幸せ、福祉)に
ついて自分が理解を深めた動画です。
人間が社会的な生き物である以上、人との関わりが、その人の幸福度に大きな影響を与える。
特に2番目の「ありがとう因子」
この動画に中で出てくる、多様な(背景の)人と縦横無尽に繋がることが、地域を強くし、社会を強くする。そしてここで、紹介されている
・多様な繋がり
・利他性
・感謝
それを伝えられる対象が、双方(クラブ、地域)において存在することに大きな意味がある。
自分もこの歳になってみて、家族ができ、子供が生まれ、そしてその子供がだんだん大きくなってくると、近い将来、子供は巣立っていくことは容易に想像できる。
その時に、
自分が属するコミュニティは?
どのような人達と?
何を中心に関わりを作っていくのか?
その目的は?
世界観は?
と言うことを考えるようになった。
(こんなこと考えるなんて、歳をとったな~)
地域総合型クラブが担う役割は、
この地域に住む人々の結びつきを強くして、
この地域の名前に誇りを持ち、
自分の存在と、
自分の居場所を感じられること。
生活に張りを作り、質を高め、彩りを与える事。
そんな人たちがこの地域に増えていったら・・・。
だってすでに、1名、いやいや、我らが水戸ホーリーホックのサポーターなら、もっと多くの方がすでに、居てくれている。
0を1にすることは本当に難しい。でもすでに
1以上の人が、筆者以外にも、そうなってくれているのは紛れもない事実。
(だって、アウェーにはいつだって、青い一角がある)
水戸市人口270,000人の1%が、1割が、そんな状態になったらその時は一体どうなってしまうんだ!?
それがホームタウンにさらに拡がっていったら!?
都道府県の魅力度ランキング???
笑わせてくれる。
よくわからない誰かの指標、評価で、
相対的にはかったものに何の価値があるのだろう。
それよりは、当事者になってみて、感じる絶対的な指標、己の幸福感を信じる方がこれからは賢明だ。
よく分からん人に、「ランキングが低いとさ」って言われても
「あっ、そう。 別に! たぶん、私はあなたより幸せだ」
って人が続出した時には、
そして、その理由に、もしこの地域総合型クラブの存在があったのなら、
大袈裟に言えば、自分は、今世の役割は終えて、来世に備えてもよいかなくらいに思っている。
色々書いたが、今回は本当に色々なことを感じさせてもらえた。勝てない時期があったことで、
その時は当然のように風当たりは強くなる。
それは、理解している。
しかしながら、クラブとサポーター、
クラブと地域、その関係の中で、
この度は、クラブの者としてサポーターの方からのフィードバックを頂き、心を温かくさせてもらえた。
ともすれば、お互いが牽制し合う関係性のクラブや地域もある中で、我々が今回感じさせてもらえた出来事は、世知辛い現代において、非常に大切な事を気付かせてもらえた。
双方は、共存、共栄の関係にある。
水戸ホーリーホックというクラブとこの地域を
他の地域にはない、稀有で、特別な関係にしてみたい。
この地域の皆さんとならできるのでは!?
今はそんな夢のなような希望さえ感じている。
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