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【力強い一歩を】4年 藤沢太雅

今回初登場となります4年Bチームキャプテンを務めさせていただいております藤沢太雅(ふじさわたいが)と申します。
皆様初めまして、よろしくお願い致します。

昨年もブログを書く機会はあったもののお断りさせていただいておりました。
4年間の経験からブログを書くことを楽しみにしていたためです。
少し長くなるとは思いますが最後までお読み頂けると幸いです。


現在10月中旬。
引退への実感がないこと。
そしてなにより、未だ藤沢太雅がサッカー選手でなくなる藤沢太雅を迎えることに自覚がないまま毎日グラウンドに向かっています。


今季私が日体大のサッカー部員として自身の在り方を確立させる要因は2つありました。

1年時からF、E、D、Cチームを経て、今季は始まりからBチームに在籍させてもらっています。カテゴリーの入れ替わりから4月にキャプテンになることが決定になりました。
これが私が変わる要因の1つ。

今年の4月、決して高頻度ですることのない母との電話。両親の声を聞くことはあまりないが就活への心配を感じ将来について話をした時のこと。
自分の話をしていた際に母親が私に対し放った言葉は、
「別に特別じゃなくていい、ただ器の大きい人間になってくれさえすれば私は十分。」
その言葉に私は深く気付かされました。大学サッカー生活で自分のことしか考えていなかった未熟な自分に。今まで特別なことはなかったにも関わらず特別に拘っていた自分に。
この電話までに落としてきてしまった物の多さに感じる痛いほどの驚きと焦り。
私何をやってきたんだという戒めに変わりました。
これが2つ目の自分を変えた要因。


立場上の責任感と自覚、そして母からの言葉によって良い意味で自分のエゴを一切拭い去り、自分が体現すべきとたどり着いた先は

「自分が積み重ねた経験からどれだけの信頼を生み出し、尚且つどれだけの影響を与えられるか」ということ。
決してすぐには見えない結果や成果に対してでも決して縛られず欲張ることなく、目の前にある環境に対して力強い一歩一歩を踏み出し続けることが大いに大切なことだと。

印象的なエピソードがあります。
今季Iリーグ3節早稲田戦。後半2-0の状況でレッドカードで1人を欠き2-1に追いつかれながらも平川の勝ち越しゴールで3-1で勝ち切った試合があります。
翌日のトップチームの関東リーグで矢野監督のコメントでは「劣勢に立たされながらも大健闘の末勝利し、それに感化され勇気をもらいました。」というコメントを読んだとき、自分は実力的に関東リーグに出れずとも組織に大きな力を与えられる力強い一歩になれることの大切さを身に染みて感じさせられました。
同時に下のカテゴリーを放っておかず、カテゴリー関係なく全員で戦っているという剛さがこの部にあることを誇りに思いました。トップチームは関東リーグでその試合、勝利を収めました。
多くの後輩達もBチームでのIリーグを経てトップチームに上がり関東リーグで主軸として戦っている姿に対し、心の底から歓喜しています。
自分が関東リーグに出ること、選手としての成長を諦めたわけでは決してありません。
しかしこれらの経験は特に私にとって印象的であり財産と言える物であります。


自分はキャプテンだからといってスポットライトを浴びるプレースタイルでもなければ決してサッカーが上手いわけではありません。
今年23歳大学5年生と言われていますがこの歳でも、
「誰よりも走って戦う」
これこそ私が立証した上手い奴に勝つ方法であり人の心に影響やパワーを与える感化させる在り方だと考えます。
引退間際ではありますが変わらず1人の選手としての揺るぎない覚悟と自覚を持ちピッチに立ち続けたいと思っています。


4年間の中のほとんどのエピソードを割愛させて頂き、少しのエピソードをお話しさせていただきましたがこれだけの文章からでも感じ取れるであろう熱量で1年生からの取り組みや想いをイメージしてもらえれば幸いです。

長々お話しさせていただきましたが冒頭でもお話しさせていただいた通り引退間際になった今、より一層感じるものは紛れもない感謝であります。最後にはなってしまいましたが感謝の言葉を綴らせていただきます。。

両親からの静かな優しさには今も背中押され続けています。何度母親の言葉で人に優しくなれただろうか。何度父親の言葉で前向きで歩み続けられただろうか。必要なタイミングでいつも必要な言葉をかけてくれて有難う。
サブタイトルである「意志があるところに道は拓ける」父親からもらった言葉のおかげで今も力強く踏み出せています。
そんな両親のように、本物の優しさ強さを持った大人になれるよう努力します。

今シーズンが大学4年間で今シーズンが1番公式戦に出場させて頂いておりますが、Bチーム監督である柳さんは確実に自分と真反対の選手だと勝手に思っています。
きっとなんでそんなこともできないんだよって思うことが多過ぎたのではないかと思います(笑)
しかし、こんなにも下手くそな選手ながら多くのことを吹き込みすぎず的確なコーチングと共に、素晴らしく硬い信頼で私を信じてピッチに放ってくれています。
そんな愛がある指導者の下、キャプテンとして試合に出れていることにすごく感謝していますし、とても誇りに思います。
そしてそもそも昨シーズン僕のプレーを大いに推してくださったボンさんと学生コーチの石川にも大いに感謝しています。
Bチームで一緒に戦う仲間たちには全員が最高の選手たちと自信を持って言えます。
常に虎視眈々と上を狙い続ける貪欲な後輩たちを心から信頼しているしどれだけ過ちを犯したとしても私は後輩たち一人一人を強く信じています。
そして心より期待しています。

最後に四年生
トップチームのキャプテンであるの深川を筆頭に四年生が全ての想いを繋ぎ体現してくれています。
主務である髙木はブレず逞しい姿勢で示し続け、日々の凡事徹底から部内のスタンダードの基準をより高い位置に自分の行動のみで引き上げました。
そんな素晴らしい選手たちが筆頭にこの部を強く強く結んでいます。
今季スローガン“証明”
私は1年待ってこの大学のサッカー部に入り頑張ろうと決めた道で皆に巡り会えたこと。
これこそが最大の財産であります。
残された時間は短いものなのかもしれませんがここでさらに、より一層総力戦。
やり切りましょう。
信じて歩んでいきましょう。


矢野体制一期生
体現しているものが全て正解であるのか、求められていた姿なのかはわかりませんが、私なりにこれからもブレず歩み続け、最後の最後まで日本体育大学学友会サッカー部に藤沢太雅だからこそ与えられる良い影響を与え続けられる人材として力強い一歩を踏み出し続けます。まだまだ頑張ります!!



最後の最後までお読みいただき誠に有難う御座いました。
このブログを読んでいただいた方々に前向きな良い影響を微々たるものだったとしても与えられる事ができれば幸いです。

今後とも日本体育大学学友会サッカーへの愛あるご声援、よろしくお願い致します。

名前:藤沢 太雅(フジサワ タイガ)
学年:4年
学部:体育学部体育学科
経歴:旭町中学校 → 創造学園高校