【あの瞬間】4年 大塚修平
何のためにサッカーをしているのか
それをいつも考えていた。
自分のような選手はプロになる訳でもない。
上に上がれる訳でもない。
この先サッカーを続けないかもしれない。
そんな大学生がなんで大学まで続けて、最後までサッカーをしようとしているのか。
中には、就活に役立つからとか、サッカーがあるのが当たり前だからとか。いろんな理由があると思う。
自分の答えとしては、
「分からない」が答えだった。
でも、引退まで残り2ヶ月をきったサッカー。
なんとなく答えが分かった気がする。
それは、試合に勝った時、自分が試合に活躍した時のあの、何とも言えない喜びを知っているからこそ、サッカーを続けているのかもしれない。
その、何とも言えない喜びを感じる為に毎日の練習がある。
そして、その瞬間のために、日々きつい練習をしたり、悔しいこと、辛いことを経験しないといけない。この辛い経験が長くなればなるほど、そのなんとも言えない喜びというのは更に大きくなる気がする。
辛いこと、悔しいことを経験してまで、あの瞬間には価値があることを知っているから、どんなことがあってもサッカーをやめられないし続けられる。
きっとそうだと思う。
結果がでなくても、どんなに苦しくても毎日の練習に行っているのは、あのちょっとした瞬間の為だ。
普通の人からしたら、アホだと思われるかもしれない。でもあの瞬間は、経験した人にしか分からないとてつもない何かがある。
残り2ヶ月。
今年に入り、怪我をして思うようにサッカーができてない。まだ練習試合を含め1試合も試合にでていない。
それでも、あの瞬間を知っているから、もう一度感じたいから、最後までやり抜く。
名前:大塚 修平 (オオツカ シュウヘイ)
学年:4年
学部:体育学部体育学科
経歴:北池田中学校 → 初芝橋本高校