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【カメになる】4年曽我部蓮


皆さん初めまして。今回ブログをつとめさせて頂く4年生の曽我部 蓮です。拙い文章ではありますが、最後まで読んで頂けると幸いです。

まずはじめに

皆さんは「ウサギとカメ」という童話の本当の教訓を知っているだろうか。ウサギとカメがあるゴール地点まで競走をする。初めはリードするウサギであったが、途中で油断して昼寝をしたため、一生懸命休むことなく走ったカメに負けるという。そう。あのお話だ。

あの童話は

「油断大敵」

「過信は禁物」


ということを私たちに教えてくれたのではない。

本当の教訓。それは、

2匹が見ているものの違いにある。

ウサギの心情はこうだ。
「カメは遅いから、昼寝ぐらいしても自分に追いつかないだろう。」
一方カメは、
「走るのは得意ではないけど一生懸命がんばろう。」

そう、ウサギはカメばかりを気にしていたが、カメはウサギが昼寝をしていようが関係なく走った。

つまり、ウサギが見ていたのは「自分ではない他人」
カメが見ていたのは「自分の最終目標(ゴール)」

大事なのは、
「明確な目標設定」
「それを意識し続ける事」
「最後までやり抜く事」

競争相手ばかり見ていると、最も大事なゴールを見失ってしまうことがある。ということだ。



今、この4年間を振り返ると、初めは明確な目標を持って入学したはずが、いつの間にかウサギになってしまっていた。気づかないうちに。

なかなか報われない努力の多さや、怪我による不安と焦りから、発する言葉のベクトルはいつも外を向いていた。
「なんで自分だけ。」
「あいつはいいよな。」
他人の良い悪いばかり気にして、自分というものを見失っていた。
上手くいかないことばかりで、もしサッカーを辞めたらこんなに苦しい思いをすることも無くなるんだろうかと考えたこともあった。

しかしそんな時、自分に目を向けることを教えてくれたのは日々、切磋琢磨している仲間だった。人生の全てをサッカーに捧げるぐらいストイックに生活している選手もいれば、人の目なんか気にせず、誰が見ているわけでもないのにガムシャラに努力している選手もいて、自分もまだまだこれからだって思わせてくれた。
大事なことを再確認することができた。


本当に感謝している。ありがとう。


「もう少し早く気づいていれば」と後悔もあるが、逆に言うと大学生のうちに気づけて良かったのかもしれない。人は必要な時に必要な出来事に出会うと言うぐらいだから、きっとあの悩んだ経験もこれから役に立つだろう。そう信じたい。

今では、この学んだ事を1日も忘れないように、朝起きて朝練に行く前には
「夢はなんだ。どこに行きたいのか。その為には今日なにをすべきか。周りなんか関係ない。」
と小声で自問自答している。ちょっと変態だ。いや、かなりか。

まー、そんな冗談はさておき、この事に気づくのは確かに難しい。しかし気づいてみればそこから抜け出すことは簡単だ。なぜなら、

何事もベクトルを自分に向ければ。
本気で自分と向き合えれば。
他人のことは気にせず、夢や目標のために何をしなければならないのか考えることができれば。

必ず行動が変わってくるからだ。

すると嘘のように見えるものが変わってくる。そしてその考え方を変えるというのは、今この瞬間からでもできる。たとえマイナスな出来事が起きたという事実は変わらなくても。その出来事をマイナスな方向から見るのではなく、反対のプラスな方向からみればいいだけだから。

つまり誰でも簡単にカメになることができる。未来を変えることができる。


だからあえてサブタイトルとは順番を入れ替えて言う。

カメになる。それは難しいけど簡単なこと。



〜最後に〜

辛いこと・苦しいことが8割、いや9割だったけど、この4年間で大きく成長できたと思う。この環境でサッカーができているということは決して当たり前なことではないし、そこにはたくさんの方が支えてくれていてサポートをしてくれている。家族や友達、仲間。矢野監督を初めとするスタッフの方々など、多くの人がいてくれて今の自分がある。本当に感謝したい。

ありがとうございました。


長くまとまりがない文章でしたが、ここまで読んでくれたあなたにもお礼を言わせて下さい。
ありがとうございました!



名前:曽我部 蓮(そがべ れん)
学年:4年
学部:体育学部体育学科
経歴:アミスターFC八幡(花尾中学校)→福岡県立八幡高等学校