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【真面目そうな話】4年 樋口貴志

最初の一人目で責任重大ですが、あまり読む人もいないと思うので気楽に書こうと思います。
 本文に入る前に、なぜ私が最初なのかというと「樋口、濱政、太田」と続くという事は、そう、浪人生。おじさん達から始まる熟した言葉を後輩達は体に染み渡らせていってください。


サッカーを通し学んだこと~技術的な話
 『自分の成長と共にキーファクターの見え方が変わってくる』
私からサッカーの技術的な話など聞く必要もないし、読み飛ばしてもらって構わないが、まだ気づいていないアンダーカテゴリーの選手がいるのであれば時間の無駄になるため私が気づいたことをまとめておく。
まず学生時代で一番足りないと感じさせられたのが基礎技術で、いわゆるパス&コントロールである。私が4年間で感じたパス&コントロールに関するトップチームとアンダーカテゴリーの選手の違いは以下である。

1. アンダーカテゴリーの選手であればインフロントでパスを出す場面でもトップチームの選手はトラップしてから間髪入れずにインサイドでパスを付けられることからパス回しのテンポが落ちない。

2. キレイなインサイドでのボールは止めやすく次のプレーに移りやすいため、受け手の余裕を生む。アンダーカテゴリーでは二次災害、三次災害……と。

3. 付けられる自信があるからこそ自然と遠いポジションの選手まで視線を送れる。
→アンダーカテゴリーの選手は「見えていても」ボールを付けられる自信がないからプレーの選択肢から遠いポジショニングの選手を外してしまっている。それが幾度と重なり、常態化することが視野を狭くする要因になっていくと感じた。

4. 筋力ではない。線の細い選手でもパス&コントロールができる選手はパススピードが普段から早い。力でパススピードを上げようすること自体が間違いなのかと近頃は思っている。


サッカーを通し学んだこと~それ以外の話
 次に、最近時が過ぎるのが早いと感じる選手はいないだろうか。いつの間にか夏が終わっているなど。私は4年間学生生活を過ごす中で時が早く流れている時期と、そうでなくゆったりと感じる時期とで違いがあり、その中で気づいたことを書かせてもらう。以下の考えはやりがいのない毎日を過ごしていた私がノートに書き留めていた物である。

① なぜ時が経つのがはやいのか。→考え事がないから。

② なぜ考え事がないのか。→悩み事がないから。

③ なぜ悩み事がないのか。→悩み事を作れる程熱中している物がないから。 

④ なぜ熱中できていないのか。→俺より物事に熱中している人間が周りにいないから
私は1人で自分を追い込めるほど強い人間ではない。周囲の環境や流れに任せて生活していることが多い。そんな中で最も成長したなと感じたのは大学3年の夏である。練習中にプレーの一つ一つにアドバイスをくれる仲間、練習後は残って自主練に誘ってくれる仲間、自主練後に一緒に筋トレを追い込んでくれる仲間、その後ご飯まで沢山食べてくれる仲間。毎日何か悩み事があり、サッカーにおける何かを考え生活していた。そんな1日は心や頭は重くても濃く充実した内容だったと思う。こういった経験から、「今、時が過ぎるのが早い」「いつの間にか1週間が過ぎている」と感じている人は周囲の環境や関わる仲間を変え、悩みを作ってみるのも良いのかもしれない。



最後に
 大学4年でサッカーもとりあえず引退。ここまでサッカーを続けられたのはサッカーを始めさせ金銭的な援助やお弁当を作ってくれた親、小学校から高校までサッカーと共に人生を教えてくれた先生方、そして大学では矢野さんを始めるスタッフの方々、役員の方々、同期やカテゴリーの選手がいたからこそだと思っています。自分の様々な迷惑に付き合っていただきありがとうございました。次は社会人として新たなチャレンジを挑んでいこうと思います。

名前:樋口 貴志 (ヒグチ タカシ)
学年:4年
学部:スポーツマネジメント学部スポーツマネジメント学科
経歴:国立第一中学→東京農業大学第一高等学校