【上から引っ張ってもらえる人になれ】4年桒原丞
こんにちは。
今回ブログを担当しますスポーツマネジメント学部スポーツライフマネジメント学科4年桒原丞(くわばらたすく)です。
長い文章になってしまいましたが、どうか最後まで読んでいただけると幸いです。
今、何事もうまく行かず燻ってる人、
どうせ自分なんか…とどこかで諦めかけている人。
DチームやCチーム、下のカテゴリーに所属してる人。
上に行きたいという想いを人には恥ずかしくて
言えないけど自分の中でしっかり持ってる人。
そんな人に届いてほしい。
私は色々なものに影響を受け、流されやすい性格をしています。良くも悪くもプライドがありません。最近「20代で上昇気流に乗れる本」という本を偶然読みました。その内容がこのブログにも大きな影響を与えてしまいました。その本には
下から這い上がるのではなく、上から引っ張ってもらう
と書いてありました。この文を読んだ時、引退動画に使う一言に思いっきり「這い上がる」を選んでしまったことを少し後悔しました。
本題に入ります。
おさえておいてほしいことは1つ。
それは、自分自身だけの力で上に上がることはできないということ。
「いやいや、努力すればするだけプレーや結果に表れるし、結局最後は自分自身の力でしょ。上手い人、力がある人が上に行ってるじゃん。」
競技スポーツを行っていればそう思う人は多いと思います。私も思っていました。
ここで勘違いして欲しくないのは、努力をして自分の力を高めることは絶対に必要だということです。自分の力が上がるに越したことはありません。プレーの幅を増やしたい、もっと上手くなりたい、上に上がりたいと思うから努力するし、練習を重ねます。
ではなぜ自分自身だけの力では上に上がることができないのか。それは
自分自身(私たち選手)に裁量権がないからです。
各カテゴリーのコーチ、監督がカテゴリー間の選手の昇降格やスタートメンバーを決めるからです。
「俺の方が絶対うまいのになんであいつのほうが序列が上なんだ。なんで俺がスタメンじゃないんだ。」多くの選手がサッカーを長年やってきた中で感じたことがあると思います。
現にこのサッカー人生の中で、能力のある選手が試合に出られず燻ってる姿を沢山見てきました。私は今Aチームでサッカーをすることができていますが、技術もサッカーIQも私より高い選手なんて山ほどいると思ってます。
しかし、どれだけ力を持っていると自負していてもそれを発揮できなければ、発揮する場所を用意してもらえなければ意味がありません。これが現実なのです。
では、どうすれば上に上がれるのか。それは
監督やコーチなど裁量権を持つ人の視界に入ることです。
私の場合は、大学2年次に起こしてしまったある大問題がきっかけでした。
その件の後、監督と一対一で面談を複数回行い、反省し更生するために奉仕活動を誰よりも多く行いました。時にはAチームが練習している時間を見計らって監督の目に映るように努めたこともありました。木鶏会で積極的に発表をし、外部のボランティア活動に参加することで徳を積もうと思い、積極的に参加しました。あわよくば誰かの目に映ってくれたらという不純な思いからわざわざ全カテゴリーの練習が終わったあとの空いたグランドで自主練をしたこともありました。
今思えば監督に名前や存在を覚えられたのもこの時からだったと思います。
名前や存在を覚えられるために計画的にやらかしたわけではもちろんありません。私の人生は運とタイミングだけにはなぜか恵まれているのです。あくまで4年間を振り返ったらこの出来事が偶然転機であったというだけです。
ここで、絶対忘れてはいけないのは謙虚であることです。名前を売ろうとガツガツ行くことは必ずしも良いとは限りません。謙虚に自分にできることを模索し、組織や社会の役に立つことを一つ一つ続けていく。これが大事なことだと思います。
その一歩が嫌煙されがちな木鶏会やボランティア活動かもしれません。立場やプライドを捨てて他のカテゴリーや自チームの応援に全力を注ぐことかもしれません。サッカーでのアピールはもちろん、それ以外の人間性の部分を高めることでも上の人に引っ張ってもらえる機会を待つことはできるのです。
後輩の皆さんへ最後に私から伝えたいことがあります。
それは、当たり前ですが大学生活、大学サッカーは一度きりしかないということです。やると決めたら悔いのないように行動してください。結果が出るまで、上から引っ張ってもらえるようにやり続けてください。
どんな環境にいてもカテゴリーにいてもどん底でも、決して諦めず謙虚で居つつも野望を内に秘め続けてください。
「なんであいつがこのチームにいられるんだ、試合に出られるんだ、下手くそなくせに。」と周りから言われても胸を張ってください。誰かがあなたのことを評価してくれているからあなたはそこにいられるのです。
本当に私はこの大学に入ってよかったと思っています。これから先も関わっていくであろう親友や様々な人に出会えたこと、大学生活の最初から人格、プレーともに尊敬する師匠に出会い、教えを受けることができたこと。本当に数えきれません。
最後に、ここまでずっと大切に育ててくれた両親、莫大なお金を私にかけてサッカーや学生生活を不自由なく完遂させてくれた両親、色々なハプニングがあった大学生活を支えてくれた両親。本当にありがとうございました。また、矢野監督はじめ、スタッフ、関係者の皆様4年間本当にお世話になりました。ありがとうございました。
どこか他人事だった去年までの昇格争いも今年は熱い展開の真っただ中に関われていることを本当に幸せに感じています。このチームの一員として1部昇格を強く望み、そして果たせることを強く信じて私のブログを締めたいと思います。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。