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《目指す場所》3年 鷲澤未来

私にはずっと目標にしてきたことがあります。

「西が丘のピッチに立って戦う」


これは1年生のインカレが終わった時に立てたものです。きっかけは、GKの4年生の先輩からインカレの決勝前に貰った一通の手紙でした。

「みくにはインカレのピッチに立ってあの景色を見てほしい」

その頃の私は、インカレの(応援の)雰囲気が好き!なんて胸を張って言っていました。今考えると恥ずかしいです。確かに日体大のインカレの応援は最高です。でも、そこにいるということは、メンバーに入っていないということです。私はユースの時から数えると、もう6回インカレを応援席で観戦しました。大学生になってからはもう3回。毎年感情は変化していきました。

雰囲気に圧倒されて、目をキラキラさせていた高校時代。
同期18人中メンバーに選ばれたのは2人、このチームのレベルの高さを思い知った1年生。
4年生の個人応援歌を歌うのに必死だった2年生。
1.2年生のインカレは優勝したからか、すごく嬉しかったし、勝ってくれてありがとう!そんな最高の気分でした。
しかし、3年生の時は試合にも絡めない、コロナの影響で応援もできない、ただ願って見ているだけ。準決勝で帝京平成大学に敗れたあの日、悔しい。と涙を流している同期が羨ましく思えました。何もチームの力になれなかった私は本気で悔しがることもできなかった。それが情けなかったです。また、仲間の声援も聞こえない中で戦い抜いてきたメンバーの姿がとてもかっこよく見えました。自分も試合に出たい。改めてそう思わせてくれる姿でした。

しかし、これまでの私の3年間は、インカレのピッチに立つこと以前に、メンバーに入ったこともなければ、カンカレ登録もされていません。

そんな私が、インカレ?

馬鹿にされるのが怖くて、今までこの目標を口に出さないようにしてきました。
自分が一番無理だと決めつけていたのかもしれません。しかし、最近同期と話をしたり一緒にプレーする機会が増えたことで、この人たちと本気でてっぺんを取り返したい。そう思うようになりました。だからあえて、自分の目指す場所を書き記そうと思いました。

みんな魅力的な人でサッカー中は頼ってばかりです。みんなとサッカーがしたい。
そのためには今のままでは全然だめです。
知識も技術も周りからの信頼も足りません。

この前確定したチーム分けでは、Bチームスタート。正直、ラスト一年やりきるぞ!と意気込んでいた直後だったので、悔しい、焦り、不安など負の感情に押しつぶされそうになりました。いや、一回つぶれたのかな。笑

しかし、理由は明確にわかっているし、やるしかない、上手くなるしかない、もうわからないことから逃げるのをやめました。サッカーと向き合う時間を増やそうと決めて過ごすようになってから、わかること、できることが増えて楽しいと感じていたサッカーを始めた頃の初心を思い出しました。

2年生の頃からみてもらっているBチームのコーチ(通称:しんさん)は、「サッカーをとにかく楽しんで!」とよく言いますが、私はまだ楽しみきれていません。でも、楽しみたい!と強く思います。そのために身につけるべき知識、技術、身体作りなどやることはたっっくさんあります。

残り一年、時間は有限ですが、焦らず着実に成長していきたいと思います。そして、成長し西が丘のピッチに立って戦う姿を、目標を立てるきっかけをくれた先輩をはじめとする、これまでの私のサッカー人生に関わってくれた多くの人たちに見てもらいたいです。

必ず勝って、笑顔で引退します。

みんな、一緒に泣きながら笑おうね
私、絶対諦めないから

これが私の2021シーズンにかける想いです。

自分と向き合う機会をくれたこのnoteの企画に感謝しています。
卒業を目前にした時、私の2021シーズンがどのようなものになったのか、また改めて想いを綴る場があれば書き残したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今シーズンも日体大女子サッカー部・日体大FIELDS横浜の応援をよろしくお願いします!

#2021の私

●プロフィール
   鷲澤 未来(わしざわ みく)
  ・3年
  ・経歴
    日体大FIELDS横浜U-18
   →日本体育大学

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