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《変革者》4年 飯田百合加

21ヶ月。

私が日体大でサッカーができた月数です。
怪我が多かった私は4年間48ヶ月の
半分にも満たない程しかプレーできませんでした。 
だからその分、27ヶ月は普通じゃ見れないような景色をみることができました。


その中で、こんなことを思うようになりました。
"このチームを変えたい"
"自分を変えたい"



私のちょっとした挑戦を
少しここに記したいと思います。


この組織が好きじゃない

もともとチーム愛がすごく強いわけでもなくて、
"チームを変えたい"なんておこがましいことを考えるとは思ってもみませんでした。

正直2年生くらいまでは受け身で生きていました。
"こういうルールだから従う"
"いつもこうしてるから、先輩がそうしてるからやる"
普段から自分の取る行動に、理由なんてありませんでした。
言われたことをそのままやる。
疑問や不満があってもなかったことにする。
だから全然楽しくない。

するとだんだん、この組織を
嫌いになっていく自分がいました。
インカレで優勝するチームを、喜ぶ先輩たちをスタンドからみて、どこか他人事に感じている自分がいました。

コロナ禍での自粛期間、
自分の在り方について考えました。
このまま嫌いなことを続けるのか?
そう自分に問うた時に、
「私はまだ何もやっていないし、
やろうともしていない」ことに気付きました。
やってもないのに不満を言って終わり。
そんなだっさい自分、もうやめようと思いました。
そして、確立した立場なんてなくても、部員の端くれでも、チームを変えられるということを体現しようと思いました。

ここから、
私の第二の日体大生活が幕を開けました。

チームを変える

過去の日体大には、"試合に出て活躍することだけが花形"みたいな雰囲気がありました。
また、雑務や試合運営といった裏方での仕事はメンバー外の一部の選手で行っていて偏りがありました。

そこで、試合に出ていても出られなくても、自分が咲ける場所を作りたいと思いました。
またそれを部員同士で理解し合い尊重し合える環境を作りたいと思いました。

そのためにピッチ外での仕事を全員に分担する仕組みを作ったりnoteを開設したり。ここに書くと長くなりすぎるので割愛しますが、本当にいろんなことに挑戦しました。

チームはみるみる変わっていきました。
ピッチ内外で、それぞれが力を発揮し自分の役割を全うする。チーム全体の活気も増していきました。
ファン・サポーターの方をはじめとする外部との繋がりも濃くなりました。

そしてお互いにわかり合うことで、チーム内での「ありがとう」の深みが増しました。


自分が変わる

チームを変えようとしたことで、
私は変わりました。
うまくいかないことがあっても、
常に「打つ手」を考えるようになりました。
高校時代の恩師から教わった「打つ手は無限」という言葉を基に、自分がどんな状況でも打開策を探し、行動を重ねるようになりました。

そして、このチームを愛せるようになりました。
好きだからやる、じゃなくても
やるから好きになる、のも
案外おもしろいなと思いました。

支えの中で

ここまで、自分一人でチームを変えてきたように書いてきましたが、決してそんなことはありませんでした。 

自粛中に共に変わろうと決意し、
ここまでチームのために常に共に歩んでくれた
チームメイトの鷲澤未来や
どんな時も真っ直ぐ物事を見つめ、挫けそうな時
いつも救ってくれた多崎美玖をはじめ、
私が何かをやろうと提案すると絶対に反対はせず、
ともに熱を持って行動してくれた同期のみんな。
私たちについてきてくれた
個性あふれる頼もしい後輩たち。
自由な私たちを許してくれた
先輩方やスタッフのみなさん。
いつも温かく応援してくださる
BLUES事務局の柏木さんと山田さん、
そしてスポンサー・サポーターの皆様。
他にも書ききれませんが、
常に周りの支えの中で行動してこれました。
私はただの言い出しっぺで、
みんながともに行動してきてくれたから、
今のチームがあり、今の私があります。

だからこそ私はこのチームと、
このチームに関わる全ての人を愛するようになりました。

最後にかける想い

私の日体大生活の、
私のサッカー人生の最後の瞬間が
もうすぐそこに近づいています。
長く、険しく、そして楽しすぎた道のりでした。

怪我ばっかりでごめんねお母さん。
でもその分たくさん素晴らしい経験ができたよ。
にいも、ねえも、いつも支えてくれてありがとう。
お父さんもね。

そしてみんなへ
いろんな思いがあるなかで、ここまで頑張ってきてくれてありがとう。上手いとか下手とかそんなんじゃなくて、サッカーを純粋に楽しめる素晴らしい才能をみんなは持ってる。
私も最後まで諦めないから、
最後まで一緒に駆け抜けよう!
ここまでたくさん泣いて
いっぱい頑張ってきたから、
絶対最後は笑おうね。

この日体大ファミリーが大好きです。

こんなにも愛する日体大で、
ラストを飾れることを誇りに思います。
最後まで、やってやって、やり抜きます。


最後に全員で、でっかい花を
咲かせましょう。



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長く拙い文章でしたが、
ここまで読んでいただきありがとうございました。
文中にも述べたように、常にたくさんの支えの中でここまで駆け抜けて来れました。この場を借りて感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

私たちの一番の目標であるインカレが
12月26日(日)に始まります!
試合の詳しい情報等は公式SNSで常時アップいたしますので是非チェックしてみてください!

公式Instagram📸↓
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最後まで2021日体大女子サッカー部への
温かいご支援・ご声援を、よろしくお願いします!



#最後にかける想い

●プロフィール
 飯田 百合加(いいだ ゆりか)
  ・4年
  ・経歴
    JFAアカデミー堺
    /大阪桐蔭ACフラミンゴFC U-15
   →常盤木学園高等学校
   →日本体育大学

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