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《叶えなければいけない夢》4年 松永未衣奈

こんにちは。
日本体育大学4年松永未衣奈です。
言葉で伝えるのはとてもとても苦手ですが、
最後まで読んでもらえると嬉しいです。


最後のnoteとなりました。
最後に何を書こうかな…
どうしようかな…


たくさんの思い出がある中でこのラストにかけるインカレの想いについて書く。


その上で何を書くか。



考えている時に1番初めに頭に浮かんだのは


2人の顔だった。

その顔は、笑っている顔、泣いている顔、怒っている顔、悲しい顔、さまざまな顔が頭の中に出てきた。




たくさんの同期がいる中でラストは、
2人について紹介したいと思う。

2人の存在

まずは1人目、李雅誠。

背番号10番FW。
何に対しても真っ直ぐ伝えることができる人。
熱くて野心もろだしタイプ。
字が汚い。

ソンアは、自分と同じ事をしなくていい、未衣奈は未衣奈なりのやり方がある。踏ん張れ、やりきれ、走りきれ、と。
彼女はいつも私を奮い立たせてくれる存在だ。



続いて2人目、関口真衣。

背番号4番DF。
何をするにしても準備はしっかりしていくタイプ。本当に面白くない。

しかし私にとって彼女の存在は大きい。
進路先のマイナビ仙台レディースでの背番号を28番にしたのも、関口真衣の大学時代の練習の番号が28番だからだった。
彼女が大学時代思うようにサッカーができなかった分、これからも彼女と共に一緒に闘いたいという思いがあり選んだ。




詳しくは
過去のnoteで他己紹介をしているのでそちらをご覧ください。

李誠雅
https://note.com/nssufields/n/nfee89d1a2cf1

関口真衣
https://note.com/nssufields/n/nde625359111d



ちなみに私のもあるので見てくださると嬉しいです。
https://note.com/nssufields/n/n34e5421b54b8

なぜ2人について書こうと決めたかというと、



私は

絶対譲れない、叶えなければならない夢

があるから。



それは今まで書いてきたnoteの中にも述べたことがある。
その事について詳しく伝えたい。



大学4年間の2人との関係について

大学1年生

同期がたくさんいる中で唯一、
なでしこリーグ1部の試合に出ていた 2人。

その年、唯一、
インカレ優勝メンバーで、試合に出てたの2人。

練習で先輩に食らいつく姿、がむしゃらにプレーしているところをリハビリから見つめていた。

私は、ケガで1年間プレーをしてなかったからこそ、果てしなく遠い存在だった。
Aチームにいた1年生は4.5人くらいと少ない人数にも関わらず話をした記憶は、あまりない。

ピッチに立つことって、どんなんだろう
何を感じるんだろう
どういう景色なんだろう
すごいなー
って 


素直に応援していた。
と同時に自分もメンバーに入りたい。
試合に出たい。
2人に追いついて、追い越したい。
そんな気持ちだったことを覚えている。




大学2年生
一緒に試合出る機会が増えた事に喜びを覚えている。
インカレに出て、せっきーが点決めている姿。先輩とハグをして助かったよありがとうって言われている瞬間。
など、目の当たりにした。
試行錯誤しながら取り組む2人。
そして2人の凄さに気づいた。
心強かった。逞しかった。
いつの日かオフも一緒にいる時が多くなった。



大学3年生
私と雅誠はケガで불타라!(プルタラ)、지지 마라(チヂマラ)と先輩と声を掛け合いながら甘えず自分と向き合いながらリハビリをしていた。
→ 불타라!は、燃えろ
 지지 마라は、負けるな
せっきーは、ピッチに立って、
4年生との繋ぎ目を繋いでくれて、
チームを引っ張ってくれていた。
チームを引っ張っていく立場で、自分達にできることはなにか、学年で何度もミーティングをした。



そして、今まで連覇してきたインカレが途切れた。


大学4年生
この年から学生だけのなでしこリーグ参戦、
ラスト1年。
日本一を取り返すために、切磋琢磨し合っていた。
なでしこリーグも連勝。

ソンアは、なでしこリーグでハットトリックをする得点力。そして安定したキープ力。

せっきーは、左足から出るロングフィードから生まれるチャンスメイク。高い打点から出るヘッドからの得点やクリア。

ピッチ内でも外でも、結果でも、内容でも引っ張ってくれた。
何度も助けられた。



さらに、
これからなでしこリーグ優勝、インカレ日本一と言う目標を叶えるためにみんなで取り組んでいた。




チームもどんどん積み重ねていくことができた。


これからさらになでしこリーグ優勝、インカレ日本一と言う目標を叶えるためにみんなで取り組んでいた。

朝早くから運営してくれる仲間がサポーターさんや応援してくれている人が心から喜んでくれる姿をみて、もっとやらないとって思う日々だった。
そして、サッカーに打ち込んでいた。

2人がいないチーム

その矢先、ある出来事が起きた…


試合中に起きたソンアの怪我。

そして、せっきーのコンディション不良。


目の前が真っ暗になった。



居なくなってから2人の存在が大きかった事に気づいた。
この穴の空いたような感じはなんだ。
2人がいなくても他にもたくさんの選手がいるのに、なんだこの感じは…と。



試合に出る自覚、覚悟、責任感、
勝たないといけないと言うプレッシャー、
自分がキャプテンマークを巻く人に値するのか
試合後に見える結果が怖くてピッチに立つ事が怖い、
何をやっているんだ自分、
いろんな事が頭の中でいっぱいだった。
チームで勝つことだけを考えた。


自分は、走れる足そして、心臓がある。

どんだけもがいても、やりたくてもできない人のためにチームのために闘わなければならない。


4年生として、副キャプテンとして、日体の代表として、エンブレムを背負ってそんな弱気でいいのか。


自分に

怖がってる暇なんてねーよ

自分が今やらないと誰がやる

できる
できる
いやできない
やれ!
よしやろう!
いやできない
できる

できるっていう自分と、
できないっていう自分が永遠に葛藤していた。



誰かと一緒に試合が出たい、私もそう思ったことがある。
けれど、誰かと出るという仲良しごっこではなく、勝ちへのこだわりが足りないんだ。
みんなで勝ちを掴み取りにいくために仲良しごっこしてる暇なんてないんじゃない?
だから、何言っているのだろうか。

勝ちに行くのは当たり前、
その上で誰かと出たいとはわかっているものの、

誰かと出たいなんか言っている人がなんか突っかかる自分がいて
頭の中では分かっていても、勝つ事だけを考えると、変な感情が入ってくる。


他の言葉に気になってしまうくらい心にも余裕がなかった。そして、言葉に敏感だった。



キャプテンと副キャプテンでミーティングをした。そのミーティングで、やっぱり自覚、覚悟、責任が自分に足りない、弱い自分に気付かされた。

自分が何もできない、口だけの人だと…


パス練習中に
トラップして、パスして、走って、
いつも意識することが頭の中にあるはずなのに、
技術どうこうより、
このままじゃ勝てない、
何か行動おこさないと、
やらないと
何もできていない悔しさから




涙がでた。


怒られて泣いた時以来の練習中での涙だった。


なんで泣いているのかもよく分からなかった。
いろんな感情が入り混じっていた。

4年生として、副キャプテンとして、チームを引っ張る立場でありながらも泣く姿なんて見せられない。
練習中泣いてもいいことがない。
周りに迷惑かけられない。
だから、1人で涙を拭いてみんなにバレないようにするのが必死だった。

そばにいてくれた存在

ピッチにいれなくても、常にチームのことを考えてくれていた2人が、
いつの日か近くにいてくれた。
そして、いつも何も伝えなくても、2人は寄り添ってきてくれる。


どした?って


親の勘があたるってよく聞くと思うが、それに似た何かをもっているのかなと思ったことがある。

全て心の中を見られている気がした。




せっきーとは、バイトもジムも部活も車の教習も一緒で、同じ時間を過ごす事が必然的に増えた。


一緒にいる時間の中で
ジムで、走りがある時も常に

よっしゃ頑張ろ!
できる、やるぞ!

とお互い声変えて走り始める。
重いおもりをもちあげれないときも

負けるな自分に、甘えんな!
負けた日思い出せ!
優勝のためだ!

常に鼓舞してくれた。
いつも頑張っている時、近くにいた人だった。

それは、いい時も悪い時も
何かあるごとに大きな広い心で何も言わずに抱きしめてくれた。
その瞬間全ての力が抜ける。

本当に母親のように感じた。

やる事、考えること、好きな物は全部、幼い。
なのに、
自分の事だけでなく、人を想いやる事ができる。それって心に余裕がないとできない事だと思う。
身長と心がデカすぎることに尊敬した。
こんなにも真っ直ぐで真面目な人に出会うことができた。


たわいもない話をするのが好きで、幼稚な自分にも構ってくれる。叱ってくれる。


自分を限界まで落とし込む事ができたのはせっきーのおかげだ。

※もちろんせっきーだけではありません。




そして、2人は

どんなことがあっても味方だよ。
みいなならできる。
声を出し続けろ。
弱気は最大の敵。
やめるな。
仲間を信じろ。
魂や!


2人からもらう言葉一つ一つが心に突き刺さる日々だった。
そして、いつも2人に助けられていた。

叶えなければいけない夢がある

サッカー以外でも一緒にいる時間が増えて、チームのことを話ししたり、プライベートの話をしたり、いろんな時間を共有する中で


ソンアはよく


「叶えなければならない夢がある」



とよく口にする。し、文字としてもよく書く。


私には意味が分からなかった。


叶えたい!叶える!ではなくて、

叶えなければならない?
ならない?
どういうこと?


私はいつも疑問に思っていた。

そしていつの間にか


叶えなければならない夢…


あ!そういうこと!!


ピンと思う時がきました。




叶えなければならない夢がある…
それは、このことだ!

私は2人に金メダルをかける。
そして胴上げをする。

思うようにサッカーができなかった2人に笑ってもらうために、闘わないといけないんだ。
そこで、私は、日本一という言葉に対しての覚悟が変わった。



これが、まさに

叶えなければならない夢だ!!


と気づいた。

この夢を叶えるためには
人の目が怖い?
自分を守ってチームは良くなる?


何を言われているのかななんて気にならない。なぜなら、負けることの方が怖かったからだ。

どれだけ後ろ指刺されてもいい、
自分がやらないと誰がやるんだ、
常にベクトルをチームに自分に向けるように意識した。


しかし、
そう簡単にいかないのがスポーツの魅力だ。

勝てない時が続いた。
考えることをやめたくなった。
やめたら自分が楽になる。
素直に心の底からサッカーがもっと楽しくなる。
けれど
やめたらそこでおわる。
また負けてしまう。
嫌だ。
なでしこリーグ優勝、日本一を取り返したい。

そして、絶対2人のために

という言葉が頭の中にでてくる。



そう思うことができたのは、
みんなで立てた目標があったから。
2人がチームのために、命削っているから。
同期がいてくれるから。
それが、自分を動かしてくれた。



2人は、オンでもオフでもみんなにいい意味で気を遣える。
サッカーに対しても熱いくてストイックでサッカーが大好き。
自分には甘える事なく、厳しく、そして、
刺激をくれる日々だった。

※2人だけではないのは前提です。


今も常に刺激をくれる。
自分がさらに頑張れるのは、2人がいるからだ。


ピッチから離れてもピッチ外からでも誰よりも声を出して指示する姿、みんなへかける言葉。


2人と共に闘うぞ。
そう心に誓って練習や試合に取り組んだ。


みんなの最高の笑顔がみたい

今までのnoteで、頑張るな自分

https://note.com/nssufields/n/nea9b87bc5eeb

頑固

https://note.com/nssufields/n/n1a56b393806d

さまざまな事について書いてきた。

誰かを思って頑張ることは、より力を発揮できるパワーがある。
自分の意見をしっかり持ったなかで受け入れることでたくさんのコミュニケーションをとる。
たくさんの経験ができたのもたくさんの支えがあったから。


これからが本番だ。出番だ。


あとインカレまで5日。とうとう片手でおさまる日付になった。


毎日いろんなものを犠牲にサッカーに打ち込んできた。
勝ちたくて、勝つために、優勝するために
同期とも何度も喧嘩した。
何かが起きる度に、ミーティングをした。
同期にもたくさん助けてもらった。
たくさん手を差し伸べてくれた。
叱ってくれた。
笑ってくれた。
闘ってくれた。
ありがとうの気持ちでいっぱいだ。



同期1人1人がチームのために行動する姿が逞しい。
1人1人が輝く場を作ってくれたり、みんなの見えないところでいっぱい動いてくれたり、プレーで引っ張ってくれたり、同期のみんなが熱いからこそ、今の、今年の日体があると思う。


本当にそう思う。

ありがとう。





日体大のみんなの最高の笑顔がみたい。





今まで積み上げてきたことを発揮する最高の舞台が待っている。


負けることは許されない。
日本一以外は、準優勝でも、
祝準優勝!ではなく、
敗退という記事になるくらいの伝統ある学校でサッカーができる喜びを噛み締めて、誇りとプライドを持って闘う。

私には、
どんな事があっても私は負けられない理由がある。





共に戦ってきた仲間の想い、涙がある。


キャラじゃないからとか言ってられない。
やるしかない。
できないなんて言えない。


大槻さんを日本1の監督にします。
ソンア、せっきーを胴上げします。
共に闘います。




私の夢叶えます。


何度も言います。


“私には叶えなければならない夢があります”


※ これらの話があって夢があると述べました。この前のnoteで簡単に説明してしまってすみません。


この仲間とこの年やりきります‼︎
全員で日本1を取り返しに行きます。
諦め悪い日体の熱い応援をよろしくお願いします‼︎

#最後にかける想い


●プロフィール
   松永 未衣奈(まつなが みいな)
  ・4年
  ・経歴
    徳島ラティーシャ
    徳島市川内中学校サッカー部
   →日ノ本学園高等学校
   →日本体育大学

    U-16女子日本代表

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