見出し画像

自分を超える瞬間

こんにちは。1年の村松凪紗です。

私の出身チームは文京学院大学女子高等学校です。全国を目指す泥臭くて粘り強い私のだいすきなチームです。私は文京で6年間過ごし、たくさんのことを学び経験させていただきました。

そんな私がこれから咲くために、誰にも打ち明けたことのない想いを長いですが書きます。

私は高1に前十字、高2に半月板の手術をし、1年8ヶ月の離脱をしたため自分の思い描いていた高校生活を送ることができませんでした。
でもこの出来事が私の人生を大きく変えるものとなりました。

私が初めて手術をする時たくさんの人がお守りをくれました。どれも私にパワーをくれたお守りですが、その中に私の心を大きく動かしたお守りがありました。
それは、“インカレのメダル”です。
中学からお世話になった先生の大切なメダルをお守りとして持たせてくれました。そのメダルは大きくて重たくて輝いていて、想いの詰まった素晴らしいメダルでした。
私はそのメダルに励まされ、日体大でプレーして恩返しをする!と決意しリハビリに励んでいました。

しかし、術後にアクシデントが起き、私はてこずってしまったのです。
復帰が遅れてしまうかもしれないことに焦り、不安になり、誰を頼り、何を信じればいいのか分からないまま、気持ちばかり先走り、自分勝手にリハビリをしていたのだと今だから思います。
そして、復帰直前の高2の夏に再手術、、、
自分の弱さが自分の未来を壊してしまいました。
自分がサッカーを続ける選択をし、再びピッチに戻ると手術を選んだ、それなのにうまくいかない事に焦り、自分の選択に後悔し、向き合うことから目を背け、逃げようとしてしまった、、、

私は大きな勘違いをしていました。

 “大切なのは何を選択するかではない
 自分の選んだ道を強く生きれるかどうか“

この言葉が弱い私の心を突き刺しました。
自分で選んだこの道をどんなに辛くても、うまくいかなくても、ブレずに突き進まなければいけない。そして、この道を進む自分を支えてくれている人たちに感謝し続けるべきだ。
そう思わせてくれました。

私は弱い自分から目を背け、向き合っているようで向き合えていなかったのだと思います。そして心のどこかでうまくいかないことを周りのせいにしていたのかもしれません。でも、そんな弱さも含めて少しずつ受け入れていくことで自分の心の変化に気づき、強くなっていく自分がいました。
私が自分を超えた瞬間です。

落ち込む私の手を取りどんな時もずっと支え続けてくれた床爪先生、山田先生、仲間たち、私の膝の恩人である後藤さん、お医者さん、応援してくれる人たち、そして家族、みんなの優しさに胸がギューッとなり、たくさん助けられました。
感謝してもしきれません。みんなだいすきです。
こうしてたくさんの方々の支えと自分の失敗、弱さを受け入れ今私はここにいます。

ということで “私の咲く場所” は
“自分を超える瞬間”です。
過去の自分は自分にしか超えることはできません。自分を超えるためには向き合い、弱さを受け入れ、立ち向かっていく必要があります。サッカーだけに限らず、自分を超えていきポコポコと花を咲かせたいです。目指すは「はなさかなぎさん」です!

今はまだピッチで自分を超えることはできませんが、今の状況で自分よりも辛い思いをしている人たちがいることを忘れずに、ひたすら自分を追い込んでいきます。
そして必ずピッチの上で自分を超えます!

こんなにも長い文章を読んでいただきありがとうございました。
これからも日体大女子サッカー部、日体大fields横浜の応援よろしくお願いします。

#私の咲く場所

●プロフィール
  村松凪紗(むらまつ なぎさ)
 ・1年
 ・経歴
  →文京学院大学女子中学校
  →文京学院大学女子高等学校
  →日本体育大学

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?