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インカレへの想い

今シーズン大学の主将を
務めさせていだだくことになりました、
茨木美都葉です。

まず初めに日頃より日体大fields横浜、
日本体育大学女子サッカー部を
支援ならびに応援して下さっている皆様に
感謝申し上げます。

「私の咲く場所」このテーマをもらった時
真っ先に浮かんだ場所は“西が丘”です。
この場所はみなさんご存知の通り
インカレ決勝が行われる場所です。

私は高校3年生の時父と一緒に
日体大対早稲田大学の
インカレ決勝戦を見に行きました。
日体大が優勝するんだろうな〜
そんな風に思っていました。
しかし、結果は早稲田大学が優勝し
グランドで歓喜の声が湧き上がっていました。
対照的に日体大の先輩方は
悔し涙を流されていました。
日体大が優勝することって簡単じゃないんだ。
と感じました。

私は高校3年生の9月に練習中で前十字靭帯を
断裂してしまい、大学入学当初は毎日グランドで
辛いリハビリの日々を過ごしました。
妥協すれば復帰は遅くなる、
毎日自分との戦いでした。
9ヶ月間のリハビリを終えて
復帰したのは8月でした。思っていたように
練習もレベルが高く、当たり前ですが、
試合にもそんなに出れませんでした。

1年生の11月末にインカレメンバーが発表され、
メンバー30名の枠に入りました。
メンバー外の先輩方もおられる中インカレメンバーの
重みと責任をひしひしと感じました。
初めてのインカレの雰囲気は独特で
途中出場でピッチに立った時には
足がガクガク震えてしまいました。
結果は3回戦で大阪体育大学に負けてしまい、
全く思い描いていたインカレとは違いました。
私は準決勝、決勝とボールパーソンでした。
目の前で、決勝を楽しむ姿、
トロフィーを掲げる姿を見て、悔しい、
あの舞台に立ちたい、来年こそは日体大が
優勝するんだという思いでピッチを眺めました。

2年の時は2、3回戦
スタメンで出ることが出来ました。
でも自分の特徴を出すことが出来ませんでした。
待ちに待った西が丘。準決勝。
私はベンチで試合を見ていました。
待ち望んでいた舞台に立てない。
しかしながら自分の気持ちより
チームの勝利の方が大事。そう言い聞かせ
ウォーミングアップしていました。
途中出場で西が丘のピッチに立ったときは
嬉しい反面、悔しい気持ちの方が勝っていました。
中1日空いて決勝戦。相手は早稲田大学。 
やっとここまできた。
高校3年生の時私が見ていた舞台に来たんだ。
ですが、私はベンチ。
出たら“やってやる“とにかく集中して試合を見て
準備していました。
前半36分に呼ばれて途中から
決勝のピッチに立つことができ、
1-0で勝利し優勝することができました。
素直に嬉しかった。
けど個人的には心底喜べるような内容じゃなかった。
来年も必ず戻っきて優勝。 
そして個人的に納得できるような大会にしたいと
目標を立て直しました。

3年生の時は去年と違い準決勝、決勝と
スタメンで出ることが出来ました。
初めてピッチの上で歌った校歌は
感慨深いものがありました。
そして2連覇という結果を
成し遂げることができました。
先輩方が嬉し涙を流しているときに
「人生において圧倒的に悔し涙を流すことが多い。
嬉し涙を流すことができるのは限られた人だけだ」

という言葉を思い出しました。

今シーズンは大学サッカーの集大成として、
スタッフ、家族、
スタンドから全力で応援してくれる仲間、
今までお世話になったすべての方々に
優勝という結果で恩返しできるよう、
限られた時間のなかですが、
最善を尽くしていきたいと思います。
そして、私の人生の中で
まだ嬉し涙を流したことはないので、
今年3連覇を果たし、
あの“西が丘”で日体大に関わる全ての方々と
嬉し涙で締めくくりたいと思います。

サッカーができる平穏な日常が
早く訪れることを祈って、、、

最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも日体大fields横浜、
日本体育大学女子サッカー部の
応援よろしくお願い致します。

●プロフィール
  学生主将 茨木 美都葉 (いばらき みつば)
  ・4年
  ・経歴
   JFAアカデミー福島
   日本体育大学   
   日体大FIELDS横浜
   *2019ユニバーシアード

 

#私の咲く場所

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