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さすらいもしないでこのまま死なねえぞ

今回は、自分の好きな歌
奥田民生さんの『さすらい』をベースに書きました!
あらかじめ謝罪させていただきます。
この曲や奥田さんファンの皆様、イメージと違いましたら申し上げございません。

それでは本編スタート!

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梅澤〇〇には、夢がある。

ある曲を聴きながら世界一周をすること

え?ある曲って?

奥田民生さんの『さすらい』!

ただ、しかしそんな夢を邪魔する奴が1人…

?:ねぇ、また〇〇は自分の夢を人に言ってんの?

〇:いいだろ、何回言ったって。“真佑”

そう、さっき言った邪魔する奴。
名前は“真佑”。

〇〇の幼なじみだ。

真:はぁ…いい加減、その夢諦めなよ…

〇:なんで、そんなことをお前に言われねぇといかんわけ?
  お前に言われる筋合いはない!

真:あるもん…理由くらい…

〇:じゃあ、言ってみろ
  いくらでも聞いてやる

真:わかった!
  それじゃあ、まずは…

〇:ちょっと待て

真:なに?

〇:一つお願いがある!

真:なに?

〇:いつも、お前は
  『幼馴染だからぁ〜』とか、『〇〇には行って欲しくなぁいぃからぁ』とか、そういうのは聞き飽きたからそれ以外の理由でお願いね?

真:えぇ、ぶう…

〇:えっへん!
  これでお前は、言うことがないだろう!

真:えぇ、悔しいぃ!
  とにかく、あんたは夢を諦めろ!

〇:あっはっはっは!
  お前は、そう言うことばっか言ってればいいのだ!

真:あんたねぇ…

〇:あ?やるか?

これから、殴り合いが始まりそうになったとき

ガラガラガラガラ

?:あんたたち、また言い合いしてんの?笑

〇:かい…姉ちゃん!

今、教室に入って来たのは梅澤美波。

〇〇の姉ちゃんで〇〇と真佑の一個上の3年で
生徒会長だ

梅:あんたさ、今『生徒会長』って言いかけたよね?

〇:いやぁ、そんなことないよぉ〜
  てか、何しに来たの?

梅:あぁ、一つはあんたたちの、言い合いをとめに来た。
  殴り合いになっても困るからね
  もうひとつは、〇〇に用があって来た。

〇:何?俺今日、飯は持って来てるし姉ちゃんに貸すものはないし…

梅:そう言う系の質問じゃない笑

〇:じゃあ、何すか?

梅:〇〇、あんた今日の昼休みどこに居んの?

〇:あぁ〜いつもんとこ

梅:わかった!じゃあ、私昼休み行くわ

〇:別に来なくてもいいんだけど…まあ、良いか

梅:じゃあ、後でね。後、言い合いしないでね

〇+真:はーい!!

ガラガラガラガラ

真:てか、気になったんだけど

〇:うん、何?

真:あんたって、いつも昼休みどこに居んの?

〇:昼休み?音楽室にいるけど?

真:毎日?

〇:うん

真:行って何してんの?

〇:飯食った後にギター弾いてる

真:え?学校にあるギターで弾いてんの?

〇:先生に許可もらってマイギターで弾いてるよ

真:え!見せて!

〇:え?良いよ

※画像はイメージです

真:へぇ、すごい!

〇:お前は?

真:私?
 私は??先輩と屋上でご飯を一緒に食べてるよ

〇:へぇ

キーンコーンカーンコーン

キーンコーンカーンコーン

ガラガラガラガラ

先:ほら、席に着け。HR始めんぞ

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それから昼休みになり

美波と〇〇は音楽室に来てお昼ご飯を食べていた

〇+梅:モグモグモグモグ…

〇:はあ、
  やっぱり姉ちゃんの作る飯は美味いねぇ…
  ごちそうさん!

梅:早っ!あんたは食べ終わるのが早いの!
  もっと味わって食べなよ笑

〇:まあ、美味かったんだから箸が
  止まらなかったんだよ
  じゃあ、今日もギター弾くか

梅:うん!聞かせてよ、いつもの曲!

〇:おう!

そう言って〇〇は自分のギターを取り、演奏し始めた

ジャーンジャジャジャジャッジャジャジャジャッ

梅:きたぁ!

〇:さぁあぁすぅらぃのぉ〜
  こっのぉ世界中をぉ〜
  ころがりっ続けてうたうよぉ
  旅路っのぉ歌をぉ〜

梅:良いねぇ!
 これを聞かないと午後、頑張れないんだよね〜

〇:だろ?
この曲はいい曲だから誰でもハマるんだよなぁ
後、窓か開いているから気持ちいいから歌いやすいんだよな

梅:確かに!いつもと声量違うもん!…

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私はいつもある人とお昼ご飯を屋上で食べている。その後はいろんな話をしたり相談に乗ってもらったりしている。

真+?:モグモグモグモグ

真:ハァ…今日も伝えられなかったぁ!
  あのことを

?:またぁ?
  もう私から伝えてあげようか、真佑?

真:それはダメ!"久保"ちゃん!
  私が絶対にあのことをあいつに
  言ってやるんだから

今、私が久保ちゃんと言ったのは一つ上で梅ちゃんと同級生の久保史緒里先輩!

久保ちゃんはね、生徒会の副会長をしているんだよ!

私と久保ちゃんの出会いはね、私が高校一年生の時に久保ちゃんに話しかけられたの

久保ちゃんはめっちゃ早口で喋ってた笑

その後、すごく話すようになって仲良くなった!

久:ふ〜ん、まぁ伝えられるといいね!

真:うん!

と私自身に自信をつけた時に、どこからか聞き覚えのある歌声がした

私と久保ちゃんは、声が聞こえるほうに行ってみると〇〇が歌を歌っていた

さぁあぁすぅらぃのぉ〜こっのぉ世界中をぉ〜
ころがりっ続けてうたうよぉ旅路っのぉ歌をぉ〜

真:あいつはのんきで良いねぇ
  ほんとに腹が立つ!

久:まあ良いじゃない
  それよりもほんとに〇〇は歌が上手いよねぇ

真:そこは認める。
  他に何か歌えるの?って聞いたら
 「ウルフルズとかビートルズくらいしか」って
(トリッキー@妄ツイは『さすらい』の他にもウルフルズさんやザ・ビートルズさんを聴きます)

久:へぇ!〇〇って意外となんでも歌うんだね!

真:久保ちゃんは、〇〇のギター弾いてるところを見たことある?

久:うん、前にね梅ん家に行ったときに〇〇の部屋に入ったんだけど、〇〇めっちゃ上手いよ!

真:へぇ…

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そして放課後。

先:みんな、気をつけて帰るんだぞ

皆:はーい!!

真:(今日この時間で想いを伝えるんだ!)

〇:おーい!真佑、帰るぞ!

真:(来た!)

真佑は眠っているふりをした

〇:あぁ、こいつ寝てんのか?
  まあ、仕方ない。1人で帰るか

と思って帰ろうとした時。

ガシッ

真佑が〇〇の腕を掴んだ

真:待って?

〇:ん?何?
  って真佑、起きてたのかよ笑

真:今日は〇〇に、話がある

そう言って真佑は立ち上がって、教室の扉を閉めた

〇:どした?

真:〇〇はさ、『さすらい』を聞いて世界一周をするって夢があんじゃん?

〇:うん

真:それ、私にも共有させてくれないかな?

〇:ん?どゆうこと?

真:実はね私、梅ちゃんと久保ちゃんと一緒に乃木坂のオーディションを受けるんだ…

〇:へぇ!すげぇじゃん!応援してる!
 まぁ、あなた達は可愛いから合格するよ!

真:可愛いってそんな自然に言わないでよ///
  ってそんな話をしてるんじゃない!

〇:どうゆうことよ笑そう言うのを出して可愛いって言ってもらいたいわけでしょ?笑

真:そういうんじゃなくて、私たち3人が合格できたら、
〇〇にも私達のマネージャーになってもらいたいの!

〇:なんでだよ!めっちゃ嫌だよ…

真:なんで?めっちゃいい話だと思うんだけど
〇〇がマネージャーになれば、私たちと一緒に『さすらい』を聴きながら世界一周をすれば、いいことじゃん!

〇:俺はそう言うのには乗り気じゃないの!
  マネージャーとかつまらん話を出すな!
後、お前らと回ると世界一周じゃなくて日本一周だろーがよ!

真:っ!

それを聞いて真佑は、
泣き出した後、こう続けた。

真:けど〇〇にはさ、そばで支えて欲しいの!

〇:なんでだよ…

真:〇〇は私にとって大切な存在だから!
  言い合いばっかしてるけど、そばにいてもらわなくちゃ困るの!

〇:っ!

〇〇はその言葉を聞いて、ボロボロ泣いていた。

〇:そんなこと言われたら、断れねぇじゃん
  俺なってもいいけど、辛くなったら
  あんた達支えてくれる?

真:もちろん!それも全部考えてお願いしてんだから!

〇〇は涙を拭ってこう言った

〇:よぉし!
俺、決めた!お前らのマネージャーになる!

真:ほんとに?やったぁー!

〇:よし!もう遅いから帰ろう!

真:うん!


それから真佑・美波・史緒里は乃木坂のオーディションを受け、合格した

俺は3人の推薦でマネージャーになった

そこから毎年のように、ライブで世界では無くなったけど日本一周をしている

そのときに聞くのは『さすらい』

この曲の一番最後の歌詞が〇〇は気に入っている

『さすらいもしないで このまま死なねえぞ』

end

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